秋の魚!旬の魚の種類は!料理法を知っておいしくいただく!

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「秋の魚」と聞いて最初にピンとくるのは、何と言っても「秋刀魚(さんま)」です!

秋という字も入っているし、7月頃からニュースなどで「今年のさんまは・・・」といった声が、毎年恒例で聞えてきます。

今年のさんまは「大漁かな?」、「不漁かな?」とついつい気になってしまいます・・・

「味覚の秋」、「食欲の秋」は、魚の身もしまってきて、どれもおいしくなりそうな気がしますが、秋の魚って、さんま以外にどんな種類があるのでしょうか?

秋が旬と知らないで食べている魚も結構あるかもしれませんね。

きちんと旬を知ることによって、よりおいしく旬の魚をいただきたいです。

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秋が旬の魚の種類と料理法と栄養成分

さて、秋が旬の魚ですが、その種類と料理法と栄養成分は次のとおりです。

秋刀魚(さんま)

秋の魚の筆頭は「さんま」です。

ふ化した稚魚のさんまの群れは、冬から春にかけ日本列島に沿って北へ移動し成魚になります。

夏になると産卵のために南下して、秋の頃になると脂がのりおいしくなるといわれています。

さんまの旬

9~11月

さんまの料理法

・塩焼き
焼きすぎに気をつけます。
栄養成分は脂にも含まれていますので、落としすぎないように。

・刺身

・蒲焼

・煮付け

・マリネ

・フライ

さんまの栄養成分

・DHA(ドコサヘキサエン酸)

人の体内では作ることのできない栄養素です。

脳の血液循環をよくする働きがあります。

・EPA(エイコサペンタエン酸)

人の体内では作ることのできない栄養素です。

血液をサラサラにして中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きがあります。

・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE
・鉄
・亜鉛

血合い部分に
・ビタミン12
・鉄

鮭(さけ)

鮭は1年中見かけますので、あまり旬とか気にしたことはなかったのですが、やはり旬の季節のものは違いますよね。

脂がのって「おいしい!」って感じます。

日本で鮭というと、「白鮭(シロザケ)」、「銀鮭(ギンザケ)」、「紅鮭(ベニザケ)」、「キングサーモン」などをよく見かけます。

日本で一番よく獲れる鮭の種類は、「シロザケ」です。

「シロザケ」にはいくつか別名があります。

「シロザケ」は秋になると生まれた川の沿岸へ産卵のため川を上っていきます。

この習性のため秋の頃の「シロザケ」は味がよくなり、「秋鮭(アキザケ)」と呼ばれています。

また秋に食され秋の味覚ということで「秋味(アキアジ)」と呼ぶ地域もあります。

一般的に鮭といえば「シロザケ」か「ギンザケ」のことで、「ベニザケ」はおもに「スモークサーモン」の原料になります。

鮭の未成熟卵は「筋子」、成熟卵が「いくら」になります。

鮭の旬

9~11月

鮭の料理法

・塩鮭を焼いてご飯と一緒に

・塩鮭を焼いてほぐしてチャーハンに

・鮭のちゃんちゃん焼き

・石狩鍋

・ムニエル

・フライ

・クリームシチューに

・ホイル焼き

など

鮭の栄養成分

・DHA

・EPA

・アスタキサンチン

鮭の身の赤い色に含まれる成分。

からだに有害な活性酸素を除去する効果があります。

・ビタミンD

・ビタミンE

など

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鯖(さば)

鯖も1年中見かけるのであまり「旬」とか気にしたことなかったですけど、秋の魚なんです。

やはり「おいしい時期」に食べたいですよね。

よく見かける鯖に「マサバ」と「ゴマサバ」の2種類があります。

マサバ
・・・「ホンサバ」「ヒラサバ」とも呼ばれます。

特徴として背中に波を打っているような、くの字のような縞模様があります。
回遊魚なので春から夏にかけて北上し、秋から冬にかけて南下します。
秋から冬に脂がのりおいしくなるので、「秋サバ」「寒サバ」とも呼ばれます。

ゴマサバ
・・・縦断面の切り身が丸いことから「マルサバ」とも呼ばれています。

特徴として腹に多数の黒い斑点があります。
1年中捕獲され、脂肪分が少なく1年通じて味は変わらないといわれていますが、「マサバ」が味が落ちるといわれている夏ごろ「ゴマサバ」はおいしいといわれています。

鯖の旬

10~11月(秋サバ)、12~2月(寒サバ)

鯖の料理法

「鯖の生き腐れ」と言われるように鯖は非常に鮮度の落ちやすい魚です。

生で食べるときは特に気をつけます。

・刺身

・しめさば

・味噌煮

・照り焼き

・竜田揚げ

・塩焼き

・煮付け

・みそ漬け

・フライ

など

鯖の栄養成分

・DHA

・EPA

・ビタミンB12

・ビタミンD

・ビタミンB2

など

喜知次(きちじ)

別名「きんき」と呼ばれています。

「きんき」と呼ぶほうが親しまれているのではないでしょか。

高級魚として知られていますが、かつて大漁に獲れる頃はかまぼこの原料になるなど身近な存在でしたが、今ではスーパーなどでも見かけることはほとんどなく、デパートなどで扱われていたりします。

小さいサイズのものは安く手に入りますが、大きくなればなるほど非常に高くなっていきます。

きちじが鮮やかな赤色なのは、深海に生息して、エビなどを中心に食べているからなんです。

脂ののった白身魚のきちじは、とろけるような味わいになります。

きちじの旬

10~2月

きちじの料理法

・刺身

・煮付け(代表的な食べ方)

・塩焼き

・干物

・鍋物

・から揚げ

など

きちじの栄養成分

・DHA

・EPA

・ビタミンB群

・ビタミンD

・ビタミンE

など

糸撚鯛(いとよりだい)

糸縒鯛とも書きます。

からだの側面には赤や黄色、銀色などの筋が入っていて、尾びれの上の部分から伸びている黄色く長い糸状のものが泳ぐと糸を撚(よ)っているように見えるのでこの名前が付いたとされています。

いとより鯛と名前が付いているので、鯛と同じ種類の仲間かなと思っていたら実際には、鯛の仲間ではなく「あやかり鯛」といわれるものです。

「あやかり鯛」とは
・・・分類上タイ科に属していなくても、からだが扁平、体色が赤い、味が鯛に似ているなど真鯛に似た特徴をもつものを「あやかり鯛」といいます。

鯛と同様においしく、姿や切り身の形も美しい高級魚です。

獲れる地域が西寄りのため、特に関西方面で人気があります。

いとよりだいの旬

9~12月

いとよりだいの料理法

水分が多く身がやわらかく、クセや臭みもなく、淡泊な中にほのかな甘みがあり上品な白身でおいしい。

焼き縮みもありません。

・刺し身

・塩焼き

・煮付け

・蒸し物

・椀物

・天ぷら

・フライ

いとよりだいの栄養成分

・良質なたんぱく質

・ビタミン

・ミネラル類

など

平目(ひらめ)

ひらめは白身魚の高級魚。

「ひらめ」と「かれい」は外見がとても似ていますが、見分ける方法は以下の通り。

ひらめ
・・・腹を下にして置いたときに顔が左にくる。

かれい
・・・腹を下にして置いたときに顔が右にくる。(例外もあります)

「ひらめ」や「かれい」は生まれたときから10日目ぐらいまでは普通の魚みたいに目が左右についていますが、それ以降から目の移動が始まり、40日目ぐらいには目の移動が終了し親と同じ目の位置になるそうです。

ひらめの旬

9~2月

秋から冬にかけてのひらめは「寒平目」として珍重されます。

身が締まり、脂がのっておいしい。

ひらめの料理法

・刺し身(薄造り)

・エンガワ刺し身

エンガワは上下のひれの付け根の部分。

泳ぐときによく動かすので、肉が締まり、適度な脂肪もあるおいしい部分。

・昆布締め

・煮物

・塩焼き

・フライ

・蒸し物

など

ひらめの栄養成分

・高タンパクで低脂肪

・エンガワの部分にはコラーゲンがたっぷり。

コラーゲンは溶けだしてしまうので、煮たりする場合は汁ごといただきます。

おいしい旬の時期の魚は、素材を活かした「生」の「刺し身」と「生わさび」で食べたいです。

秋の魚は、身も締まってきておいしいですからね。

魚だとヘルシーなイメージもあるので、1日1食は「秋の魚」と「いろんな調理法」を組み合わせて、バラエティに富んだおいしさを味わいたいです。

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