お茶の品種とそれぞれの特徴は?やぶきた茶以外も楽しみたい!

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お茶の品種ってあまり気にせずに飲んでいませんか?

それどころか「え~そんなのあるの??」って感じです。

お茶は大好きでよく飲んでいますが、、、今までよく知らずに飲んでいました。

でもいろいろなお茶の種類が売られているスーパーなどで、パッケージに「煎茶」の横に「やぶきた」とか書いてるんですよね・・・

「やぶきた」って???

何もわからないまま飲んでしまってます。

「やぶきた」以外にも「おくみどり」とか書いてあるのを見たりもします。

だいたいは「煎茶」「深蒸し茶」とかしか書いてないパッケージのほうが多いので、たいがい買うのは品種が書いてないものの方です。

でも書いてあるパッケージを見ると

???と疑問に思うので、お茶の品種について、どんな品種があり、どんな特徴があるのか?調べてみました。

お茶の品種のことも知って飲み比べなど楽しんでみたいです。

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お茶の木とは

お茶の木はツバキ科に属する多年生の常緑樹です。

葉の大きさや木の高さなどを基準に、中国種(チャイナ温帯種)とインド種(アッサム熱帯種)に大きく分かれています。

●中国種(チャイナ温帯種)
・・・耐寒性が強く、タンニンの含有量が少なく、葉が小さく主に緑茶用として温帯で栽培されています。

●インド種(アッサム熱帯種)
・・・耐寒性が弱く、タンニンの含有量が多く、葉が大きく主に紅茶用として亜熱帯や熱帯で栽培されています。

しかし現在では国産の紅茶やウーロン茶も栽培されており明確な区別はされていません。

お茶の品種の作られている割合は

お茶の品種もお米などと同様に品種改良によっていろいろな品種があります。

今までお茶畑などを見ても、品種に興味がなかったせいもあり、わたしには同じ品種のお茶の木にしか見えませんでした。

ところが調べてみると、聞いたことのない名前の品種だらけです。

茶の木の寿命は15年ぐらいといわれており、それを過ぎると若い木と植え替えします。

この作業を改植(かいしょく)といい、5年程経つと改植した木から収穫できるようになります。

お茶の品種は、60種類以上もあり大きく分けると次の3つに分けられます。

●農林水産省に登録したもの
・・・緑茶用、紅茶用に国や県が育成した品種

●推奨品種
・・・県で独自に育成しその県に限っての品種

●種苗登録したもの
・・・民間で育成した品種

全国お茶の産地で作られている品種の割合

1位
●やぶきた
・・・75.5%

2位
●ゆたかみどり
・・・5.2%

3位
●おくみどり
・・・2.0%

4位
●さえみどり
・・・1.8%

5位
●さやまかおり
・・・1.5%

6位
●かなやみどり
・・・1.3%

7位
●あさつゆ
・・・1.0%

●その他の優良品種
・・・6.36%

など

他にも生産量は多くありませんが、いろいろな品種のお茶が全国のお茶の産地で作られています。

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お茶の品種の特徴

やぶきた

名前の由来は、竹やぶを切り開いてつくられた茶園に植えた茶樹が北側から選ばれた優良品種のものを「やぶきた」と呼ぶようになりました。

日本の気候に広く適応しており日本でつくられている茶樹の栽培面積を約8割占めています。

「普通煎茶」、「深蒸し茶」、「かぶせ茶」、「玉露」など幅広く楽しめます。

日本を代表する品種です。

ゆたかみどり

「やぶきた」より時期が早い早生種で「走り新茶」として親しまれています。

「かぶせ」や「深蒸し」にすると濃厚な緑色でまろやかな渋味をもった味わいのお茶になります。

静岡で生まれた品種ですが、鹿児島県で「ゆたかみどり」と命名登録されました。

耐寒性が弱いので暖かい地方の栽培に剥いています。

おくみどり

「やぶきた」と静岡県の在来種の交配種で晩生の品種で「やぶきた」より後に旬を迎えます。

クセがなく味はまろやかで苦味が少ないのが特徴です。

碾茶(てんちゃ・抹茶の原料になる)や玉露用としても注目されています。

さえみどり

「やぶきた」と「あさつゆ」の交配種で鹿児島県と宮崎県で多く栽培されています。

「ゆたかみどり」と同時期の早生品種です。

旨味があり渋みが少なく甘みの強い品種です。

さやまかおり

「やぶきた」から自然交雑実生から選ばれて育成されました。

狭山市で生まれ香りに特徴があることから命名されました。

カテキンの含有量も多いためしっかりした渋味も感じられます。

早生種で耐寒性も強い品種です。

かなやみどり

「やぶきた」と静岡の在来種から育成されました。

甘いミルクのような香りが特徴です。

中晩生品種。

あさつゆ

深蒸し煎茶にされることが多く、「天然玉露」とも呼ばれるほど「濃厚な旨味」が特徴です。

人気の品種ですが、栽培管理が難しく栽培量は少ないです。

主に九州地方で作られていて、他の品種より高値で取引されています。

おくゆたか

「ゆたかみどり」と「たまみどり」系統の品種と交配して選ばれた中晩生品種。

優雅で上品な香りとまろやかで旨味が強いといった特徴があります。

葉肉が厚めで深蒸しにも適しています。

はるもえぎ

2003年に登録された新しい品種です。

九州南部で栽培されている、希少品種の一つです。

上品な甘みとすっきりとした味わいで、甘み成分のテアニンが多く含まれている品種です。

水出しにしてもおいしくいただけます。

べにふうき

べにふうきは本来紅茶に加工するために開発されたアッサム系の「べにほまれ」という品種と「ダージリン系」の品種を交配することでできた品種です。

べにふうきは緑茶に加工すると「メチル化カテキン」というアレルギーを抑制する効果のある成分がほかの緑茶より特に多く含まれていることが発見され、「花粉症」などアレルギーに予防効果があるとされ注目されています。

べにふうきは飲むと苦味を感じますがこれが「メチル化カテキン」のもとになります。


わたしは飲みものの中で温かいお茶が一番好きなので、朝・昼・晩欠かさず飲んでいます。

煎茶・深蒸し茶・白折茶などいろいろな種類を飲んでいましたが、これまで品種のことは全然気にしてきませんでした。

「やぶきた茶」が多く栽培されているので、きっと「やぶきた茶」を飲んでいることが多いんだろうと思います。

調べてみると「やぶきた茶」との交配種などで、おいしそうな品種が数多くあります。

まずは「あさつゆ」とか飲んでみたいと思います。

全国お茶の産地でいろいろな品種が栽培されているので、デパ地下やお茶屋さんのホームぺージなども見たりして希少品種などもいろいろ試してみて自分のお気に入りを見つけてみたいですね。

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