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酉の市,2019年はいつ?今年は2回!

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酉の市は毎年11月の酉の日に行われるので、年によって日が変わります。

2019年の酉の市は2回あり、一の酉が11月8日(金)、二の酉が11月20日(水)になります。
神社で商売繁盛を願って行われるんですよね。

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東京・浅草の鷲神社はもっとも有名な酉の市です。

規模は、熊手店約150店舗・露店約750店舗といわれ、毎年約70万~80万の人出で日本一の酉の市です。

たいへん賑やかに行われる酉の市ですが、そもそもその由来はどんなものなんでしょうか?

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酉の市の由来

酉の市は日本各地にある「おおとり神社」(大鳥神社、大鷲神社、鷲神社)にて11月の酉の日に行われることから「酉の市」といいます。

酉の市は、そもそも農民の間で収穫祭として鷲神社に鶏をお供えしたのが始まりといわれ、それが次第に農作物、農具を売る市が立つようになりました。

江戸時代に入ると、おかめ、米俵、鶴亀などめでたいものを飾った「縁起熊手」が売られるようになりました。

熊手の買い方

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この「縁起熊手」は、鷲が獲物をわしづかみすることになぞらえ、「福をかき込む」、「運を取り込む」などの意味があり、熊手商と買った(勝った)、まけた(負けた)と気っ風のいいやり取りを楽しんで買うんですね。

商談が成立すると威勢よく「よおっ〜」と手締めが打たれるんです!粋ですよ〜

熊手は1,000円くらいの豆熊手からあり、売れ筋は10,000円~50,000円ぐらいです。

熊手は買い始めたら毎年大きくしていくのが良いといわれてるそうです。

毎年大きくするということは、初めから大きすぎるものを求めないように注意しなければいけませんね。

熊手商さんとの駆け引きを楽しみ、商談を決めたら、家内安全・商売繁盛の手締めは思い切り威勢よくすること。

そして帰りは、来年の酉の市までの1年間、より大きな福をかきこんでくれるように願って、熊手を正面に向け高く掲げて歩きましょう!

そして来年には前年に買った熊手を神社の納め所に納めにいきます。

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熊手の飾り方

熊手は、縁起物ですから、低い所でなく、高い所に飾るのがよいといわれてます。

玄関やリビングの高い位置に飾るのがいいですね。

熊手を向ける方角ですが、玄関では入り口に向けて、家の中では北以外の東・西・南の方角に向けて飾るのがいいようです。

とくに受験など叶えたい事がある場所があるときは、その場所のある方角に向かって熊手を飾ると福を招いてくれるとのことです。

一の酉、二の酉、三の酉

酉の日は12日ごとに巡ってきますから、11月に2度ある年や、3度行われる年があったりします。

1回目を「一の酉」、2回目を「二の酉」、3回目を「三の酉」と呼びます。

「三の酉まである年は火事が多い」という俗説があります。火の用心につとめる風習もあります。

これは、当時、酉の市の帰りに吉原に遊びに寄っていく男性も多く、「月に3度も吉原通いされてはたまったものじゃない!」と妻達が「三の酉の日は火事が多く、まっすぐ家に帰るように」と旦那たちに話したんだという説があります。

有名な酉の市

関東を中心に、全国で有名な酉の市は下記のとおりです。

●大鷲神社(東京都足立区)
酉の市発祥の地

●鷲神社 (東京都台東区)
関東三大酉の市の一つ

●花園神社 (東京都新宿区)
関東三大酉の市の一つ

●大國魂神社 (東京都府中市)
関東三大酉の市の一つ

●素盞男神社 (名古屋市中村区)

●長福寺 (名古屋市中区)

●大安寺 (静岡県浜松市中区)

●大鳥大社 (大阪府堺市西区)
大鳥信仰の総本社

酉の市って、偶然、台湾の友人と浅草をブラブラしている時に遭遇しました。

普通ならさっと通り過ぎるところを、台湾の友人が珍しそうにじっーと見ていたので、「熊手を買うときの売り手と買い手のやりとりの一部始終」を付き合って見てしまったわけですけど、面白いもんですね〜

この時は酉の市のことをほとんど知らなかったので、最後の「手締めが粋だな〜、何なのだろう?これっ!」と思ったものでした・・・

ですので、今回、外国人の友達から酉の市のことを教わったようなものです。

こうした古くからの日本の慣習も調べてみて知識があると、より楽しめるものですね!

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