健康

カビは健康にどんな影響を与える?長引く咳も?

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最近、カビが原因となっておこる病気などが増えているようです。

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たまにありませんか?咳だけなぜか止まらずに長引くことって・・・

もしかしたらカビが原因なのかも・・・

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カビって家や建物の中だけでなく、空気中にも浮遊していたり、さらには人にも身体を守るカビが付着しているそうですから、至るところにカビは存在します。

一般的に室内と外では室内の方がカビの胞子は多いようですから 外出しているときは咳は出ないけど、家に戻ると出るような場合はカビが原因の可能性も高いですね。

さてカビが原因でおこる病気について、まとめてみました。

大きく分けると食中毒、感染症、アレルギー疾患の3つに分かれます。

食中毒

カビによる食中毒は、カビが作る毒性物質により引き起こされ、十数種類ほどのカビが食品衛生上、問題とされてます。

カビの場合、食べた後、吐き気や痛みが生じる例は少なめですが、慢性疾患となり、肝臓・腎臓障害などをおこす場合があります。

●カビ毒の中でもアフラトキシンは主に肝細胞癌を引き起こす原因物質として知られ、強い発ガン性を有しており、落花生、ナッツ、穀類、ナチュラルチーズなどに見られます。

●麦、ともろこしに見られるカビ毒は俗称、赤カビと呼ばれており、腹痛、下痢、嘔吐などの症状、造血機能障害、免疫機能抑制作用があります。

●シトリニンは腎細尿管上皮変性を起こすカビ毒で、米に寄生し、米を黄変させます。

これらのカビ毒が一定基準以上の食品は食べないようにしなければなりませんが、一般人には一定基準ってわかりませんよね。

「君子危うきに近よらず」じゃないですが、カビが生えている食品は食べない方が無難ですよね。

感染症

感染症を引き起こす病原体として、ウイルス、細菌、真菌(カビ)があります。

真菌(カビ)の胞子は空気中や土壌の中にあるのが大半で、感染症は皮膚や肺から始まります。

免疫機能が正常であれば体の奥の器官にまで感染することはまれのようです。

カビの感染症としては、水虫(白癬)やタムシが日本では代表的な疾患です。

カビは人の細胞に定着し、菌糸が成長、枝分かれしていって発育していき、白癬菌、カンジダ、アスペルギルスなどが主な病原体となります。

これらの治療には真菌(カビ)の細胞膜を破壊する抗真菌薬が有効です。

予防としては、皮膚をきれいにかつ乾燥した状態に保つことが必要となります。

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アレルギー疾患

アレルギー疾患はカビの胞子がアレルギーを引きおこすもので、気管支ぜんそく、鼻炎、アトピー性皮膚炎、夏型過敏症肺炎などがあります。

これらの症状の80%以上はカビやダニが関係しているようです。

①ホコリをカビが食べる
  ↓
②ダニがカビの胞子を食べる
  ↓
③カビがダニの死骸や糞を食べる
  ↓
④カビの胞子が飛来する

このようにカビとダニが相互に関係し合って、アレルギー疾患の原因となりますから、室内を清潔にしてカビとダニの駆除が必要となります。

長引く咳などもカビやダニが原因の可能性もあり、「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」や「夏型過敏性肺炎」かもしれません。

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」はアスペルギルス属のカビが原因となり、気管支炎などのアレルギー症状を引き起こす病気です。
 

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の症状

「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」は、ぜいぜいとしたり、湿った咳が出たり、息切れ、微熱の症状があります。

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の治療法

ぜんそくのような症状があるとき、吸入ステロイド、去痰薬、気管支拡張薬を使用します。その際、カビを減らす抗真菌薬も併用します。

「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」は「気管支ぜんそく」と症状が似てますので、しっかり検査して診断を受けた方がいいですね。

夏型過敏性肺炎

「夏型過敏性肺炎」は、台所・浴室などに繁殖するトリコスポロンというカビを知らず知らずのうちに吸っておこる起こる病気で、6月頃から10月頃の夏期に発症するのでこのように呼ばれています。

夏型過敏性肺炎の症状

「夏型過敏性肺炎の症状」としては、
①大量のカビを吸い込んで、痰のある咳が出たり、風邪のような発熱が生じ、それから徐々に咳が強くなる急性型、
②少量のカビを吸い込み続けて、咳が長引き、徐々に進行するもの、
③急性を繰り返す慢性型があります。

夏型過敏性肺炎の治療法

「夏型過敏性肺炎の症状」の治療法は、原因となっている「トリコスポロン」というカビを避けることです。

ですから居住環境等を変えてやることが有効ですね。

それでも症状が重い場合、ステロイド薬を服用するといいようです。

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カビ対策

このように健康に害を及ぼし、病気を引き起こす元になるカビ対策として普段からできる次のことをおすすめします。

●水まわりをきれいに!

水まわりを濡れたままにせずに水気を取り、乾燥させたり、必要に応じてカビを退治する洗剤を使いましょう!

●お風呂場の掃除

お風呂場は非常に湿気があるので、目に見える浴室の壁だけでなく、浴槽の配管を洗浄液できれいにしたり、椅子の下など丁寧に掃除してやるといいですね。

●洗濯槽を洗う

洗濯槽の裏側などにカビが生えたりしていますので、定期的に専用の洗剤で洗いましょう!

●布団を乾燥させる

布団を天日干しや布団乾燥機で乾燥させましょう!

●換気を十分に!

お部屋や物置などジメジメしないように適宜、換気しましょう!

湿気が多いときは除湿器などを使って乾燥させることが大切です。

普段、「カビっていあやだな〜」ぐらいにしか思ってませんでしたが、いろんな病気の元だったんですね〜

健康に過ごすためにも家をきれいに掃除して湿度にも気を使うことが大切なんですね!

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