七味と一味の違いは?どう使い分ける?

豚汁やお蕎麦。料理にひとふりすることが多い一味、七味唐辛子。

当たり前に使っている一味唐辛子、七味唐辛子ですが明確な違いや、使い分けはしていますか?

七味なんて何が入っているか答えられる人は多くないと思います。

なかなか気に止めないことですが改めて見てみませんか?

今回は日常的に使っている七味、一味唐辛子の違いについてです。

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一味とは?

一味唐辛子は、中身が唐辛子のみの物のことです。

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一味唐辛子(いちみとうがらし)は、乾燥させたトウガラシの実をすりつぶして粉末にした調味料。

主に料理の辛味付けに用いられてきました。

関東では「大辛」(おおがら、おおから、おおっから)とも呼ばれています。

ほかに何も入っていないので唐辛子の辛味が強く感じられるのが一味です。

一味はピリ辛の味が欲しい時に使うのがベストだと思います。

蕎麦、うどんの時の薬味の他、ピザやカレールー等の香辛料としても。

『一味』の栄養と効能は?

一味唐辛子は唐辛子のみを主成分としている粉末。

その為、単純に唐辛子の栄養や効能というわけです。

唐辛子にはビタミンCが多く含まれていて、またカロチン、ビタミンEなどの成分も入っています。

そして一味の主成分である唐辛子の辛みは『カプサイシン』という成分。

この辛み成分のカプサイシンを体内に入れると、脂肪がエネルギーに変化する働きをもたらして、体の体温が高くなり汗が出やすくなります。

その結果、体内の脂肪を燃やす効果に繋がるため、ダイエットにはとっても人気のある成分となっているのです。

その他にも唐辛子には、

・血行や代謝が良くなる

・食欲増進

・胃を整えて殺菌する効果

・疲労回復

などなど、唐辛子はただ辛いだけではなくて、体にとっても嬉しい効果がたくさんあるのですが、カプサイシンを摂り過ぎてしまうと胃腸などの内蔵に負担になってしまいます。

カプサイシンを過剰に摂取してしまうと辛味の刺激によって、

・脳にダメージ与えてしまう

・味覚が麻痺してしまう

・胃の粘膜を傷つけてしまう

ほどほどに食べて、適量を心掛けましょう。

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七味とは?

七味唐辛子は唐辛子を主とした香辛料を調合したもので基本的に七種類の香辛料を混ぜて作られています。

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必ずしも同じ原料・また七種類の原料で作られるとは限らず、

芥子、 陳皮、胡麻、山椒、麻の実、 紫蘇、海苔、青海苔、生姜、菜種

が使われることがほとんどです。

生産者によっては原料や種類数が違っていて、7~10種類を混合しているものが多いです。

七味唐辛子というのは上方風の名前、つまり昔の大阪や京都の名前であり、江戸・東京では七色唐辛子、七種唐辛子(なないろとうがらし)と言われていました。

しばしば略して「なないろ」と言っていたみたいです。

江戸では唐辛子は「とんがらし」とも発音されていました。

なぜ七味唐辛子なのか?

六味や八味ではいけないのでしょうか?

答えは実にシンプルで、『七』という数字は現在でもラッキーセブンなどと言われているように幸福の数字であるのです。

昔も『七』という数字は、七福神や七五三などからも分かるように、縁起の良い数字をて大切にしていました。

これが由来となって、七味唐辛子と言われています。

同じ辛さの唐辛子を使用した場合、『一味唐辛子』のほうが辛くなります。

七味の中の原料で辛さの成分としてもっとも辛いのが唐辛子ですので、同じ辛さの唐辛子を使用して一味と七味を作った場合は、唐辛子のみしか使用していない一味のほうが辛くなります。

七味唐辛子は唐辛子の他にも原料を使用しているため、唐辛子の量が少ない分一味よりも味がマイルドになるのです。

唐辛子の辛さには、種類、産地、など違いは色んな所から生まれるので辛さにも幅が生まれます。

会社や生産者で一味と七味を比べると、七味のほうが辛い唐辛子を使用していれば七味のほうが辛い場合もあるのです。

『七味』の栄養と効能は?

七味唐辛子の栄養と効能に関しては、上記でお伝えした唐辛子の栄養と効能 +「六つの栄養と効能」という事になります。

ほか六つの成分に関してもとっても体に嬉しい成分ばかりですので、一つずつ確認をして行きましょう。

七味唐辛子に主に使用される事が多い9種類の原料をみていきたいと思います。

芥子(ケシの実)

 
ビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく含まれていて、中でもカルシウムには骨粗鬆症の予防に効果的です。

麻の実(あさのみ)

 
たんぱく質、脂質、亜鉛が含まれていて、皮膚炎予防、食欲増進などに効果があります。

青海苔(あおのり)

海藻の中でも豊富にカロチンが含く入っていて、カルシウム、ビタミン、鉄などが豊富に摂取できます。細胞の老化防止効果などがあります。

紫蘇(しそ) 

ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、カロテンなどが含まれていて、発汗作用、食欲増進、血行促進、神経痛やリウマチの改善にも効果的です。

陳皮(ちんぴ)

 
みかんの皮を乾燥させたものであり、フラボノイド、ペクチンが含まれます。漢方薬として咳止めなどにも使用される原料となっています。

生姜(しょうが)

 
生姜3代成分といわれる、ジンゲロール、ジンゲロン、ショウガオールには疲労回復、食欲増進、血行促進、老化防止、冷え症改善などの効果があります。

胡麻(ごま)

 
ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、鉄分、セサミンが含まれていて、セサミンには動脈硬化や老化を抑える効果があります。良質な脂質を含みます。

菜種(なたね)

 
ビタミンK、オレイン酸が多く含まれていて、動脈硬化、心疾患の予防にも効果的です。日本人の体に適した油を含みます。

山椒(さんしょう)

 
山椒の香り成分であるシトロネラールは、消化促進、消炎作用といった効果があります。

体にいい効能をもったものが多いように思われるかもしれませんが、それもその筈。七味唐辛子は体に良い漢方薬を食用にしたいということから生まれたものなのです。

その為、昔から体に良い成分が多く含まれた七味唐辛子は健康の面からも重宝されてきました。

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2つをどのように使い分けるか!?

ではこの2つはどのように使い分けをするのが良いのか?

一味は唐辛子を粉末にしたもので、日本だけではなくて各国共通で使用されている辛味調味料であります。

カレーや中華料理によく使われていますよね。

七味に関しても辛味調味料という所は一味と一緒なのですが、日本人が生み出した七味には唐辛子の他に六つの日本人の舌や味覚にあった原料が入っていて言ってみれば日本人向けのブレンドです。

なので、七味唐辛子は、日本料理などの和食やお蕎麦、漬物、お味噌、焼き鳥、天ぷら、牛丼、豚汁などにもっとも相性がいいのでそれを基準に使ってみてください。

一味唐辛子は、世界共通の辛味調味料という事もあって、麻婆豆腐、カレー、ピザなど和洋中すべての料理をシンプルに辛くする際に重宝できます。

使い分けは料理との相性の他にも個人の好き嫌いもあると思いますので、必ずしも「一味にはコレ!七味にはコレ!」といったような特別な分け方はありません。

・一味はシンプルに辛味を増したい時

・七味は辛味に加え風味豊かにしたい時

とってもシンプルな考え方で上手な使い方でもあります。

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今回は一味、七味についてでした。

一度知っていればこれから迷うことは少なくなってくる知識だと思います。

是非有効活用していってください。

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