暮らし

来客時のマナー お客様を迎えるおもてなしの心

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お客様を自宅に迎えるにあたってどのような準備が必要でしょうか?

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普段から親しくしている友達であっても、初めて家に招くときはいろいろ気遣ってしまいませんか。

学生時代までなら友達が自宅に来る時、迎える準備など考えたこともなかったですが、社会人になって、ある程度年を重ねていくと「お客様を迎える」最低限のマナーなどおさえておきたいですね。

事前に何か用意しておかないといけない決まり事など、失礼のないように、楽しい時間を過ごしていただくためにもマナーをしっかり身につけておけば、いざという時にも安心です。

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お客様を迎えるために直前にしておくこと

掃除

●玄関まわり、お手洗い、お客様を通す部屋、廊下などをきれいに掃除します。

お茶やお菓子を用意する

●お客様の好み・人数・時間帯・年齢などを考えて用意します。

その他にももてなす心得

□和室の場合、座布団を人数分そろえます。

□その日雨が降っていたら、タオルやぞうきんを用意しておきます。

□お通しする部屋の冷暖房をほどよい室温にして、換気をよくしておきます。

などがあります。

玄関でお迎えする

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●お客様が到着したら簡単にあいさつを交わし、コートや傘、手荷物があれば預かり、スリッパをすすめます。

コートは「こちらにお掛けしますね。」と言って、相手にわかる場所に掛け、お帰りの際お渡しします。

●お客様が自分で隅に寄せた靴も、お客様を客間に通した後、中央に移動しておきます。

和室への案内

和室へお通しする場合、ふすまは正座して開けるのが正式ですが、案内したときは立ったまま開けてもいいです。

洋室への案内

押すタイプのドアなら先に入ってドアを押さえ、お客様に入ってもらいます。

手前に引くタイプならドアを引いて押さえ、先にお客様を通します。

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客間へ案内する

お客様は上座

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お客様には上座をすすめるのが原則です。

上座とは、和室なら床の間を背にする奥の席。

入口からもっとも遠い席のことです。

しかし上座にかぎらず眺めのいい席などがあれば、「快適に過ごせます」とその旨を伝え、すすめてもかまいません。

あいさつを交わす

正式なあいさつは部屋でします。

座布団をすすめる

●あらたまった席では、座布団にはカバーのないものを用意します、それは座布団カバーには汚れよけの意味があるからです。

座布団を敷くときは、中央にしめ糸のふさがある表側を上にします。

表にも裏にもふさがあるときは、縫い代がかぶさって見えるほうが表になります。

縫い目のないほうが、前になるように敷きます。

カバーをしたいときは、ファスナーのあるほうが後ろになります。

手土産を受け取る

和室の場合

品物がさし出されたら、両手をついてお辞儀をし、「頂戴します。」などといいます。

両手でいただき自分より上座に置き、部屋を出る前にもう一度お礼を言って持ち出します。

洋室の場合

品物がさし出されたら、立ったままお辞儀をするかたちで、「おそれいります。」などとお礼をいいながら、両手で受け取ります。

お茶とお菓子の置き方

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●お茶とお菓子を出すのがおもてなしの基本です。

飲み物は、「お茶がいいか、コーヒーがいいか」好みを聞いてから出します。

お茶は1,2度入れ替えます。

応対する側にも来客用の食器を使います。

●お客様が持ってきた手土産などを出すことを「お持たせ」といいます。

手土産を出す場合「お持たせで失礼ですが」と一言そえてお出しします。

和室の場合

●お盆は畳の上に置いて正座して、右側から出すときは両手で①お菓子②お茶③おしぼりの順番に出します。

お菓子を先にお客様の左手側へ、お茶はお盆の上で茶托にのせてお茶碗の正面をお客様に向けて右手側へ置きます。
おしぼりを出す場合は、右に置きます。

洋室の場合

●サイドテーブルまたはテーブルのはしにお盆を置き、左側にお菓子、右側にお茶と置きます。

おもてなしの心は昔から日本人にしみついているものですね。

来たお客様に心を込めてもてなすってことです。

一緒に過ごす時間を少しでも楽しくくつろいでもらえるとうれしいですね。

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