イースターとは~卵とうさぎがなぜ関係あるの?
2015/02/18
イースターって、聞いたことがある人は多いと思いますが、日本では、あまり浸透していないですよね~
イースターエッグといわれるきれいに装飾されたたまご・・・イースターバニー・・・など、たまに見かけますが、イースターって実際にどんな日なのか?、知らないことだらけです。
イースターとは
イースターとは、別名「復活祭」と呼ばれています。
キリスト教では、イエスの復活をお祝いするお祭りで、キリスト教最古の儀式です。
十字架に架けられて金曜日に処刑されたキリストが、3日後、日曜日に復活した日ということです。
キリスト教の信者にとっては、クリスマスと同様にとても重要な日です。
同時に、春になり、枯れていた植物たちがよみがえり、草木も新しい命が芽吹き、冬眠していた動物たちも動き始めたことを祝う、春らしいお祭りなんですね。
イースターの日は
イースターの日は、カトリック教会がキリスト教最大の祝日を全世界で一緒にお祝いできるようにと、独自の計算によって定めています。
ですのでイースターの日は、毎年違う日になり、イースター関連の祝日もすべて毎年変わってきます。
春分の日のあとの、最初の満月の日の翌日曜日がイースターの日となるんですね。
ちなみに最近のイースターの日は次のとおりになります。
2015年 4月 5日
2016年 3月27日
2017年 4月16日
2018年 4月 1日
2019年 4月21日
イースターと卵
新しい命が生まれ出てくる卵は、復活の象徴とされています。
卵をカラフルにペイントして飾ったりします。このペイントした卵を「イースターエッグ」と呼びます。
また、イースターの日は、卵料理を食べます。
イースターの日に必ず出されるほど有名な料理として「デビルドエッグ」があります。この「デビルドエッグ」の作り方を
紹介しますと・・・
1.ゆで卵をつくります。
2.半分に切り、黄身をボールに取り出します。マヨネーズ・ピクルス・マスタード・パプリカパウダーなどを加え味付けします。
3.半分に切った白身に詰めます。
イースターとうさぎ
イースターの象徴となるうさぎを「イースター・バニー」と呼びます。この「イースター・バニー」が「イースターエッグ」を運んでくるとされています。
なぜうさぎかというと、うさぎは子だくさんで、生命の象徴であり[繁栄・多産]のシンボルとされているからなんですね。
イースター・リリー
イースター・リリーの起源は、日本の沖縄の「テッポウユリ」だとされています。
19世紀にシーボルトによって、欧米にもたらされ、日本のユリが圧倒的な人気を得るようになったそうです。
その前までは、「マドンナ・リリー」と呼ばれるユリが、教会の祭壇を飾っていました。
白ユリは、「純潔」・「貞操」のシンボルとされていて、聖母マリアを象徴する花として伝統的に親しまれているものです。
イースター・リリーの起源が日本だと聞くと、イースターが少し身近に感じられますね!
イースターの休暇は、旅行に出かける人が多いそうですが、本来はクリスマス同様、家族や親族などが集まって、食事することが、もともとの風習だそうです。
日本から、イースターの季節に旅行に行くときは、お店、劇場やレストランなどいろいろ行きたい先が、休みになっているところも多そうですので、事前によく調べてから行った方がよさそうですね。
ハロウィンが最近、日本で流行り出したように、イースターもそろそろ日本でも広がっていくかもしれませんね!