クラゲが出る時期?刺されたらどう対処?
海水浴やマリンスポーツで遊ぶ時に注意したいのがクラゲですよね〜
わたしは、チクッとさされて赤くただれたぐらいの経験しかありませんけど、小さい子どもがなくなった例もあるぐらいですから、クラゲの種類によっては猛毒をもっているものもあるので、クラゲには注意しなければなりませんね。
クラゲに刺されないようにするためには、そもそもクラゲのいないところで遊ぶのがベストですが、クラゲの出る時期っていつなんでしょう?
目次
クラゲの出る時期
よくお盆明けから、クラゲが出るので海で遊ばない方がいいとか聞きます。
冷静に考えてみて、クラゲって海に生息しているわけですから、お盆明けにしかいないというのは、なぜ???
と思いますよね。
調べてみると、クラゲの寿命って半年から数ヶ月程度と短命のようです。
クラゲが大人に成長するのがお盆明けの水温の高い時期らしいんですね。
ですから、お盆明けぐらいから大量の大人に成長したクラゲが増えて、海で遭遇するわけです。
クラゲ対策
クラゲの対策としては、クラゲが多くなるお盆の頃からウエットスーツを着て、ガードしたり、クラゲのあまり出ない海を選んで遊ぶといいですよね。
クラゲのいない海なんてあるのかというと、潮の流れのあるところはクラゲが潮に流されるので上流の方にはあまりいなくなる傾向があるようです。
逆に下流の方はクラゲがうようよいるってことですね。
ですから上流を選んで遊ぶとぐーんと刺される確率も少なくなるということです。
クラゲに刺された時の対処法
●万が一クラゲに刺された時に、”絶対にやってはならないこと!”があります。
それは「真水で洗うこと!」
これってやってしまいがちですよね〜
真水だと浸透圧の影響によりクラゲの刺胞が刺激され、さらに刺胞から毒針を出すおそれがあるそうなんです。
●では、クラゲに刺された時にどんな処置がいいのか?ですが・・・
拭いたり、擦ったりせずに海水で洗うことです。
拭いたり、擦ったりすると、皮膚に残っている刺胞が擦り込まれ、広がってしまうからなんです。
●それとクラゲの触手が刺さっているときは、素手でなく手袋やピンセットで早急に抜くことですね。
●クラゲの毒は40度以上になると働きが鈍くなり、痛みも引くので応急処置として温かい砂を患部にかけて(砂でこすらないように注意)温めた後に、海水で洗って適切な処置をするという手もあります。
●洗った後は、アルコール、アンモニアなどで消毒した後にステロイド軟膏、抗ヒスタミン薬などを使用するのが一般的なようですが、クラゲの種類によっても処置の仕方は様々なようですので、症状がひどいときは、病院で診てもらいましょう。
クラゲの種類
クラゲの種類によって刺された時の処置方法も全く逆効果になる場合もあるので、予めクラゲの種類を知っておくと、いざというときパニックにならずに済みますね。
ミズクラゲ
日本近海でよく見られるクラゲで、傘に胃腔、生殖腺が4つ透けて見え、ヨツメクラゲとも呼ばれ、刺胞を持つが、刺されてもあまり痛みを感じなません。
アンドウクラゲ
体長約3〜3.5cmの立方型の傘を持ち、その下に長さ20cmほどの触手が4本ある暖海性のクラゲ。
日本近海で発生するのがお盆のころで、行燈にちなんで名前がつけられたとも言われてます。
カツオノエボシとともに電気クラゲと呼ばれ、刺されると激痛があり、患部はミミズ腫れのようになります。
アンドウクラゲは透明で見えにくく、知らぬ間に刺されているというケースも多いようです。
お盆過ぎに海に入らない方がいいというのは、このアンドウクラゲの発生だと考えられてます。
九州地方ではイラと呼ばれるクラゲです。
エチゼンクラゲ
名前をよく聞いたりしますが、傘の直径が2メートル、重さ150kgになるものもある大型のクラゲの1種です。人が刺されたという話はあまりないですが、最近の研究によると、高めの毒性あることがわかってます。
アカクラゲ
直径約9〜15cmの傘と、40〜56本伸びる長さ2m以上の触手を持つクラゲで、触手の刺胞毒は強く、刺されると強い痛みを感じます。
ハブクラゲ
沖縄や奄美にみられるクラゲで、刺されると激痛があり、ミミズ腫れや強いかゆみがあり、呼吸困難をおこすこともあるようです。刺されたときは、食酢をかけ、触手を取り除き、冷水で冷やすといった応急処置がいいようです。
ただし食酢はカツオノエボシにかけると刺胞をかえって発射するようなので、明確にクラゲの種類を捉えておくことが大事です。
カツオノエボシ
約10cmの透き通った藍色の浮き袋に平均10mの長い触手をもつクラゲで普段は沖合を漂ってますが、風によって海岸付近に引き寄せられることもあります。
刺されると強烈な激痛があり、患部は炎症をおこし腫れ上がり、長時間痛みが続きます。2度目に刺されるとアレルギー反応を起こし、ショック死する危険もある要注意のクラゲです。
処置方法は、海水で洗い流し、触手を除去した後、氷や冷水で冷やし、医療機関で治療するのがいいようです。(くれぐれも食酢を使わないように注意です)
クラゲも種類によって刺された時の対処法が異なるとは?
やはり事前にいろいろ知っていると安心して海水浴、マリンスポーツも楽しむことができますね!