桜の種類と名前を知って花見をさらに味わい深く!
2015/05/01
桜の種類って、あまり考えたこともなくて、せいぜい多くても数十種類だと、思っていました。
花見の時期というと、染井吉野を一番多く見聞きしますよね。
あと早い時期に、伊豆の方で見られる河津桜とかが有名です。
桜って、見ているだけで幸せな気持ちになれるし、一年中咲いていてほしいけど、一年に一回、短い期間しか楽しめないからこそ、みんなから愛されているんでしょうね。
この花見と言えば桜ですが、桜の種類を調べてみると・・・こんなにあるとは!
代表的な桜の種類
日本では、固有種、分配種を含めて、600種以上の桜があるそうです。
600種類も桜の種類が、あるというのは、驚きですね。
その中で、日本の桜の8割を占める代表的な桜は、染井吉野です。
桜と言えばイコール染井吉野というイメージがありますからね。
なので、桜の8割が染井吉野というのは、納得です!
次に有名な桜の特徴をいくつか挙げますね!
染井吉野
この染井吉野って、どのようにして生まれたのか?というと、江戸時代に、江戸染井村という(現在の豊島区)ところの植木屋さんが、品種改良し広めたそうです。
”大島桜”と”江戸彼岸桜”を交配し、観賞用にしたとのことです。
毎年気象庁から発表される、桜前線はこの染井吉野の開花時期のことを差しています。
色 :淡紅色
開花期:4月上旬
大島桜
染井吉野の元となった桜で伊豆諸島の野生種。
この桜の葉が、桜餅などに使う桜の葉の塩漬けに用いられます。
色 :白色
開花期:3月下旬
江戸彼岸桜
長寿の品種で、彼岸の頃に開花します。
”日本三大桜”は江戸彼岸桜なんですね。
●山高神代桜(山梨県武川村)
●根尾谷薄墨桜(岐阜県本巣市)
●三春滝桜(福島県三春町)
などは、千年以上の年月を経ているといわれています。
色 :淡紅色
開花期:3月中旬
寒桜
温暖な土地なら1月から開花する寒桜
寒緋桜と山桜の雑種と推定されます。
色 :淡紅色
開花期:3月上旬
山桜
野生の桜は山桜といい、花と葉が同時に開き、山の景観を美しく彩ります。
昔のお花見は、山桜を見ることでした。
奈良の吉野山の満開となる山桜が有名です。
色 :白~淡紅色
開花期:4月中旬
枝垂れ桜
江戸彼岸の枝が、枝垂れたものでそれ以外は、江戸彼岸と同じです。
江戸彼岸と同じく花の色やはなの大きさに、個体差があります。
色 :淡紅色
開花期:3月下旬
関山
元は東京の荒川堤で栽培されていた、八重桜の代表的品種です。
濃紅色で、美しく欧米でも広く植えられています。
また、お祝いの席で出される桜茶は、この桜の花を塩漬けしたものです。
色 :濃紅色
開花期:4月下旬
お花見の頃になると、いろいろな桜を見て、楽しませてもらっていますが、正直あまり詳しくなかったので、やっぱり少しでも桜のことを知るとまた楽しみ方も違ってきます。
お花見が、庶民の行楽になったのは、江戸時代からで、園芸が盛んで、桜の品種改良もたくさん行われたそうです。
現在まで私達もお花見を楽しめるのは、品種改良が盛んに行われたおかげなんですね。