アート・カルチャー

インスタなどのモデルの修正ってどこまで許せる?

2016/11/13

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スマホで写真+加工が超カンタンになって、画像のかわいさ、かっこよさの競い合いに拍車がかかってますね〜

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若い子の間では撮った写真を修正してインスタなどにアップするのが当たり前だとか・・・

「なーんだ、スタイルよくきれいに写っているセレブの写真も修正か・・・」

とがっくりくる部分となんか安心する部分があるのは、わたしだけでしょうか?

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映画での修正

インスタやグラビア雑誌だけでなく、ハリウッド映画なんかも、結構修正したりするそうですね。

2016101400

映画って3分のシーンを撮るのに1日ぐらいかけるそうなんです。

1秒のシーンは24枚ほどの静止画像が連続して動画になるようです。

ですから丹念にその1枚1枚を修正していけば映画でもカンタンに修正できるわけですね。

90分の映画ですと

24枚/秒✖️60秒/分✖️90分=129,600枚

129,600枚の静止画像があることになります。

これだけ多くの画像の修正はすごい労力と時間がかかりますが、デジタル撮影だと修正が簡単にできるので便利ですね。

まぁ、そうでなくても映画俳優やセレブなど映画撮影やコンサートなど本番前にトレーニングして魅せる体を作っていきますから、仕事がオフの時をパパラッチが撮影した写真とか結構だらしない体つきやノーメークだと、普通の一般人とあまり変わらない感じがしますけど・・・

ありのまま派が徐々に・・・

インスタ、広告、、雑誌、映画など画像修正が当たり前の世界の中で、一方「ありのまま、ナチュラルな姿が一番美しい!」という動きも出てきています。

最近では雑誌に出てくるモデルなどフォトショップで修正されているのを嫌って、ごまかさずに修正前のものを掲載するようにお願いする人もいるそうですね。

映画「タイタニック」主演女優ケイト・ウィンスレットさんが、化粧品の広告写真でシワの修正を拒否したり、佐田真由美さんや亜希さんがテレビ番組で雑誌の修正を暴露したり・・・

世界で最も高齢のファッションモデルである88歳のダフネ・セルフさんは「人は誰しも老いていくものだから、それを恐れず、歳をとることをしっかり受け止めて、自分を愛することが大切」と言ってます。

ダフネ・セルフさんの著書「人はいくつになっても、美しい」は、ありのままの自分を愛する大切さがよくわかる本です。

画像修正が度を過ぎると、生の人間というより、アニメみたいのもので、そこには表層的な外見のみで、人間の個の生きざまや中身とは、かけ離れたものになってきますよね。

「外見だけでなく、中身も見てほしい」、また「偽った自分を表現したくない」、こんなことから、画像修正せずにありのままの自分を出したいと思うんでしょうね、たぶん・・・

最近は、人にそっくりな精巧な人形やロボットもできてきてますから、もう少し時間が経つと、人間と区別ができいないような精巧なできになり、「外面だけの修正するモデルや俳優」などの必要性もなくなっていくのかもしれません。

でも、そんな完璧にできた人形やロボットを見ても何かつまらない気がします。

そこには人間が発する独特の気や汗が感じられないからでしょうか?

人気のあるセレブなど、完璧でないから、どこか欠けているから・・・何か魅力的に感じるってとこありますよね〜

そう考えると、「完璧でなくてもいいんだ、欠けていてもいいんだ、その方が魅力的だし、自分らしくもあるし・・・」

と思えて、画像修正せずにありのままの自分を出していけそうです。

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モデルの画像修正って、どこまで許せる?

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「ありのままがいい」からと、モデルの修正なしの広告や雑誌になったら、実際どうなんでしょう?

モデルや俳優など”夢を売る商売”とよく言われますが、実際、画像修正なしでシミやシワが見えたら・・・

広告の魅力が失せてしまって、広告効果がなくなるかもしれません。

画像修正しなくても、ベストな一瞬のショットを撮るために、

・髪を引っ張って顔のシワをなくしたり、お肉を見えないところに寄せたり

・直前に運動をして筋肉を引き締めたり

・メイクや照明でシミ、シワを隠したり

・場合によっては整形手術したり

実際は行われているわけですが、これらの行為はOKなのか?

裏事情を知れば知るほど、きれいに写っているものに対して????

ネット社会ですので、これらの裏事情もすぐに筒抜けになります。

だからこそ、ごまかしのないものが、これから魅力的に価値あるものになっていくのかもしれません。

わたしの場合、画像修正については2通りの考え方があるのかな~と思います。

一つ目の考え方は

アートとして、トコトンきれいなもの、美しいものに修正して仕上げて美を追求していくこと。

現在のインスタの修正など、この傾向のものだと思いますが、アートの一環と思えば全く問題ないように感じます。

あるタレントが足の長さを修正して非難されている例もありますね。

”修正することが前提”で分かっていれば「問題なし」と考えますが、足を長く修正して、「これが等身大のわたし!」と表現するのは、NGですね。

二つ目の考え方は

ありのままを画像修正せずに表現していくこと。

これはある意味、人間の個性、中身をアピールしたい時に表現するのだと思います。

ありのままだからといって、必ずしもすっぴんであったり、服を着ないというわけでなく、メイクや着飾ることはもちろんOKです。

同じ人間ですから、ありのままのセレブを見て、一般人が努力して目指していく目標、目安になると思うんですよね。

この場合、インスタでもシワを隠したり、体のラインなども修正、いじらないでほしいですね。

現実にできていない偽りの「肌の質感」や「ボディ」を目指して、一般の人がいろいろ化粧品を試したり、無理なダイエットをしたりすることにつながりますからね。

結局、同じモデルでも目的によっては画像修正もありなのだと思います。

ネット社会ではウソがつきにくい世の中ですから、画像修正している場合は、画像修正しているマークが何かついていれば、いいのかなって気がします。

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