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旅先で便秘になりやすい原因はなぜ?その対策は?

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楽しい旅のはずが、イマイチすっきりしない・・・

って経験ありませんか?

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なぜか旅先では便秘になりがちになるんですよね。

ひどいときには1週間近くも。

よくもまぁ、お腹の中でねばってくれるものだと思いますが、旅先で便秘になりやすい原因は何なのか?その対策はどうすればよいのか?調べてみました。

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便秘になる原因

便秘になるのは、大きく6つの原因があるようです。

①水分不足によるもの

水分が不足すると、当然、便の水分も少なくなり、固くなり、排便しにくくなります。

便秘が続くと、腸内に残された便は水分を奪われ、さらに排便されにくくなる悪循環に陥っていきます。

②ストレスによるもの

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、大腸のぜんどう運動は副交感神経によってコントロールされています。

ストレスが高まると交感神経が活発化して副交感神経の働きが低下し、大腸のぜんどう運動が弱まってしまい、便秘がおこってしまうわけです。

③食物繊維不足によるもの

食物繊維不足が便秘の原因になると聞いたことがあると思います。

食物繊維には

•便のカサが増える。

•大腸のぜんどう運動を促す。

•腸内の有害物質を吸着し、善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす。

働きがありますから、食物繊維が不足すると、これらの働きが弱まり、便秘を引き起こしてしまいます。

④腸内環境の悪化によるもの

腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌があります。

善玉菌は腸の働きを活発化し、排便を促しますが、悪玉菌が多くなると腸の働きが鈍って便秘になりやすくなります。

食生活の変化等で腸内環境が悪玉菌が多くなると便秘になるんですね。

⑤運動不足によるもの

腹筋を使うことによって、大腸が刺激され、ぜんどう運動がおこり、便が腸から肛門へと出ていきます。

運動不足で腹筋が衰えたり、使わないでいると、腸の働きが鈍り、便秘になりやすくなります

⑥病気や薬の副作用によるもの

便秘は病気や薬の副作用によってもおこります。

病気によるものとして
腸閉塞、潰瘍性大腸炎、大腸がん、腹膜炎、腸捻転、糖尿病、子宮筋腫などにより、器質性便秘になりやすくなります。

薬の副作用としては
咳止め薬、抗がん剤、不整脈用剤、血圧降下剤、カルシウム拮抗薬、抗うつ薬などが、腸のぜんどう運動を抑制したり、消化管の運動を低下させたりして、便秘になりやすくなります。

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旅先で便秘になる理由

先に挙げた原因によって便秘は起こるわけですが、旅先ではこれらの中のいくつかが重なって便秘になりやすくなります。

特に女性の場合、腹筋が弱い(大腸が便を送り出す力が弱い)、黄体ホルモンの関係、食物繊維不足などで便秘になりやすいですよね。

ストレス

旅先など日常と異なる生活環境になると、体はいつもより緊張して副交感神経より交感神経が活発に働きます。

便を出すには、ぜんどう運動を促す副交感神経の働きが大切で、交感神経は逆にぜんどう運動を抑制してしまいます。

副交感神経の働きを活発にするには、リラックスした状態が必要です。

旅先では、どうしても食生活、生活のリズム、慣れない土地などで緊張しがちでストレスがかかってしまいますから。

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睡眠不足

ストレスがかかる状態が続くと交感神経が高まり、便秘になりやすくなりますので、交感神経を鎮め、副交感神経を高めるために睡眠は大事です。

睡眠中は副交感神経が支配してぜんどう運動を促してくれますから、睡眠時間を削って観光などを頑張ってしまうと十分な腸のぜんどう運動がなされずに便秘になりやすくなるんですね。

水分不足

旅先で忙しく動いていると、ついつい水分を摂り忘れたりして便が硬くなり便秘になりやすくなります。

食べ物の変化

旅先では、ご当地ものをいただくので食生活がガラリと変わり、ついつい欲張って食べ過ぎてしまいがちです。

特に海外ともなると、なおさらですよね。

いつもと違う食べ物やお酒や食事を摂る時間、量が変化すると胃腸に負担を与えしまったり、腸内に悪玉菌が増え、便秘になりやすくなります。

トイレに行くタイミング、頻度

旅先ではトイレが近くになかったり、汚いトイレでついつい便意をもよおしても我慢しがちになります。

我慢を繰り返すと便意を感じなくなってしまい悪循環に陥ってしまいます。

旅先での便秘対策

旅先での便秘の原因が先に挙げたものですから、これらを意識して原因を作らないようにすることが対策になります。

●旅先での緊張、ストレスですが、これは見知らぬ旅先でワクワクドキドキすることは、旅の醍醐味でもあるのでなくすことは難しいですよね。

けれど計画的に余裕を持ったスケジュールにて、ゆったりした休憩を入れたり、十分な睡眠をとるようにしてリラックスタイムを十分に作ることは可能です。

緊張することは致し方ないですけど、リラックスできる時間をきちんと取ることが大切です。

ホテルのバスにお湯を張ってお気に入りの入浴剤でリラックスするのもいいですよ。

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●水分不足に対しては、意識してミネラルウォーターのペットボトルを携帯し、意識してこまめに水分を摂るようにするといいですね。

●朝食をしっかり摂り、その時に善玉菌を含むヨーグルト、乳酸飲料を摂ると腸内環境を整えて便秘対策になります。

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●海外などの旅先では肉食が増えがちですが、食事の際に食物繊維を多く含む野菜をバランスよく食べるようにすることにより腸内の毒素や老廃物を出してくれます。

●トイレは我慢せずにいきたいものです。

外出してしまうとなかなか近くにトイレがなかったりしますから、理想は朝食を十分摂って腸のぜんどう運動を活発化させて外出前に便が出るように癖づけたいものです。

●オリゴ糖は便秘解消に効くようですから、ティータイム時などにコーヒーやお茶など入れて飲むのもいいです。

●腸のマッサージ法

腸をマッサージすることによって副交感神経が活性化し、腸がぜんどう運動し、便の排出につながります。

腸のマッサージ法、体操法を紹介しますね。

・仰向けに寝て腰の下に枕などを入れてお腹を伸ばしてやります。
 両手の親指以外を合わせてお腹を軽く圧迫しながら時計回りに「の」の字を書くように動かします。
 これを30回ほど繰り返してみましょう。

・ねじれ腸マッサージ

・便秘解消体操


以上の対策を行っても便秘が解消しない場合、薬を飲用する手もありますが、薬の場合、場合によっては副作用や癖になってしまうので極力避けたいものです。

自力で常に快腸状態にする体づくりができれば、どこに行っても快適ですからね。

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