ごまのセサミン効果!黒ごま・白ごまに違いはあるの?
2016/08/15
ごまは、身近にある食材で
「体にいい成分が入っているとか、健康のためにも食べるといい!」
ってことはよく聞きますが、いったいどんな効果があるのでしょうか?
また、黒ごま、白ごまで栄養に違いってあるのでしょうか? ちょっと気になりますね〜
ごまってけっこう何にでも合う食材だと思うんですよね。
料理によって「いりごま」「すりごま」を使い分けたりもします。
ごまをタッパーなどにいれて持ち歩いて、外食のときにかけて食べる人もいますよね。
ごまの健康効果を摂りいれるためにも、どんな栄養素があってなにがいいのか調べてみました!
目次
ごまの種類
ごまの品種は約3000種類以上あるといわれています。
色の違いは色素の違いによるものですが、このほかにも熱帯性のもの湿帯性のものといった分けかたもあります。
たくさんある種類の中で大きく分けると、黒ごま・白ごま・金ごまに分けられます。
ごまの栄養成分
ごまの栄養成分としては
●炭水化物
●ビタミン
●食物繊維
●ミネラル(亜鉛、カルシウム、鉄、マグネシウムなど)
●脂質
●セサミン
などがあります。
ゴマリグナンとは
ゴマリグナンとは、ごまにしか含まれていない貴重な栄養成分、抗酸化成分の総称です。
ほとんどの抗酸化物質は肝臓までたどりつくことができませんが、ゴマリグナンの抗酸化成分は、肝臓までたどり着き、肝臓の活性酸素を除去できます。
ゴマリグナンには、セサミン、セサモール、セサモリン、セサミノールなどがあります。
ゴマリグナンはごま一粒に対して、1%しか含まれていません。
よく見聞きする若返りにいいとされるセサミンは、ゴマリグナンの一種なんですね。
ゴマリグナンの効果
1.肝機能の働きを活性化
ゴマリグナンは体内に摂りいれられると肝臓の機能を活発化し、解毒酵素の働きを高めてくれます。
解毒酵素により体の中に溜まった毒素や老廃物が排出されデトックス効果が期待されます。
アルコールの分解機能も高まるので二日酔いの予防にも効果があるといわれています。
2.脂質の酸化を防ぐ
血液中のコレステロールが酸化すると悪玉コレステロールとなり血管を傷つけ動脈硬化の原因になります。
↓
ゴマリグナンはコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病も予防してくれます。
3.活性酸素の働きを抑える
あらゆる病気や老化の原因となる活性酸素
↓
ゴマリグナンは活性酸素をブロックして体内の抗酸化作用を高めてくれます。
人が老化するのは活性酸素が原因とされてますから、だから”活性酸素をブロックする”ゴマはアンチエイジングにいいんですね。
4.その他
・血圧を低下させ、高血圧を改善
・免疫力増強
・老化防止
・ダイエット効果
・更年期障害の症状の緩和
黒ごま・白ごま・金ごまの特徴
ごまの種類によって栄養価の違いはそれほど変わりはないといわれていますが、一番違う特徴は香りが違うということです。
黒ごま
香りはとぼしいが、、一番抗酸化力が高いともいわれています。
タンニン系の色素が含まれている種類です。
また、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを含んでおり、生活習慣病の予防や疲れ目にいいとされてます。
白ごま
ピラジン類(香ばしい香り)で、炒った時の香ばしい香りが特徴。
黒ごまよりも脂質が多く含まれています。
金ごま
フラン類(甘い香り)+香ばしい香り、味覚的に人気がある。
黒ごま、白ごまよりも脂質が多く含まれています。
ゴマの1日の摂取量
1日の摂取量の目安として大さじ1~2杯(10g~20g)
脂質が多いので摂り過ぎるとカロリーオーバーになるので気をつけましょう!
ごまって料理を美味しくしてくれるばかりでなく、すごい抗酸化成分があるのですね。
今まで、納豆にいれたり、ヨーグルトに混ぜたり、いろんなものにかけたりしていましたが、そんなにすごい成分を秘めているとは、知らなかったので、これからはよりいっそうありがたくいただきます。
でも何ごとも摂り過ぎはよくないので、気をつけなければなりませんね!