温泉pH値って?美肌に関係あるの!
2015/06/26
温泉っていいですよね〜
女性・男性問わず、日本人は温泉好きな人多いですね。
自分の家でも「蛇口をひねれば温泉がでるといいなぁ」と思いませんか?
温泉地とか、結構、一般の住宅で温泉が出たりするところもあるので、いいですよね。
そんな毎日温泉に入っている人を見るとお肌もつるつるって感じがします。
温泉と言っても、いろいろな種類や効能がありますよね。
旅行先を選ぶ時に今まで温泉の泉質とかで、温泉地を選んだことはありませんでした。
わたしの場合の選ぶ基準は、露天風呂がある旅館かホテルなのか、部屋に露天風呂がついているかなど露天風呂が基準になっていることが多かったです。
ある日「pH値が高い温泉に美肌効果がある」って聞きました。
今まで、温泉好きなつもりだったのに「pH値」って聞いたこともなかったので、気になって「pH値」ってなんなのか?調べてみました。
美肌に関係あるのなら、きちんと知ったうえで温泉を選んで行ってみたいですよね。
pH値とは
pH値とは水素イオン濃度のことで、鉱泉分析法指針によって、液性の分類として湧出時のpH値を分けています。
中央値7前後・・中性
大きい数値・・・アルカリ性
pH値による分類
酸性泉
●pH2未満
強酸性温泉
●pH2以上pH3未満
酸性温泉
●pH3以上pH6未満
弱酸性温泉
中性泉
●pH6以上pH7.5未満
中性温泉
アルカリ性泉
●pH7.5以上pH8.5未満
弱アルカリ性泉
●pH8.5以上pH10未満
アルカリ性温泉
●pH10以上
強アルカリ性温泉
自分の身のまわりのいろいろなpH値
pH値って温泉以外に自分の身のまわりのものにどんなものがあるのでしょうか?
自分の身のまわのものを見れば、pH値って、どのくらいのレベルのものなのか?比較できるのでわかりやすいです。
●pH1.5~2.0
胃液
●pH2.5付近
レモン
●pH3.0付近
りんご
●pH4.5~6.0
日本茶
●pH6.2付近
牛乳
●pH6.5
水道水
●pH7.0~8.0
汗
●pH7.0~10.0
石けん
酸性泉の効果は
●殺菌作用があるため皮膚病にも効きます。
●硬くなってしまった角質をやわらかくするピーリング効果があります。
●入浴していると肌にビリビリ・チリチリとした感覚がある場合があります。
●入浴後は肌がツルツルになった感じがします。
●乾燥肌の人・肌が弱い人は気をつけて入浴します。
●強酸性温泉は、刺激もつよいので、肌に負担をかけないためにも1日何回も入ったりしないほうがいいですね。
アルカリ性泉の効果は
●アルカリ性のお湯に入るとヌルヌルした感じがしますが、このヌルヌル感が「美肌」の理由です。
それはお湯がヌルヌルしているわけではなく、溶けた皮脂が乳化してヌルヌルしています。
●入浴後は肌がスベスベになった感じがします。
●「美人湯」といわれているところは、たいてい「アルカリ性泉」で皮膚がヌルヌルとします。pH値の高いものほど「美人湯」といわれています。
●「強アルカリ性泉」の温泉の場合、長く入ったりすると皮膚を傷め、肌の脂分がとられすぎてしまうので湯上り後肌がカサカサになりやすいです。
●「強アルカリ性泉」の温泉の場合、体を洗うときは、石けんを使わないほうが肌が乾燥しないためにもいいですね、お風呂からあがるときは、真湯(沸かし湯)などで洗い流したほうがいいです。
●夏は、汗をかいたり皮膚に汚れがたまりやすいので、皮脂の汚れを落とす効果が高いアルカリ性泉の温泉が良く、アルカリ性泉の温泉はつかることで余分な皮脂や汚れを落とし健康な肌にしてくれます。
こうやって酸性泉、アルカリ性泉の効果を見てみると、pH値が低い温泉ほど殺菌作用が高く、pH値が高い温泉ほどクレンジング作用が高くなります。
温泉の入り方は、こちらをごらんください!
↓ ↓
温泉の正しい入り方、マナーってどんなもの?
肌にいい成分があり、美肌にもなれるんでしたら、長い時間温泉につかって成分を吸収したいと思いますが、何ごとも「過ぎたるはなお及ばざるが如し」ということで、初めて入る場合などは、短い入浴時間で様子をみたほうがよさそうです。
自分の肌質や体質に合う、合わないというのもあるでしょうし、せっかくいい成分の温泉に入っても、かえって自分の肌にダメージを残してしまってはいけませんからね〜
とくにpH値高い「強アルカリ性泉」やpH値の低い「強酸性泉」の温泉に入るときは、成分が流されるのはもったいない気もしますが、最初は短い時間、湯に浸かって、あがるときは、真湯(沸かし湯)できちんと洗い流したほうが無難です。
しかし「美人の湯」と呼ばれる温泉は、ほとんどが「アルカリ性泉」の温泉だったんですね〜
今度、温泉地に行くときは、アルカリ性泉かどうかもチェックして行かねば・・・ですね。
これからは「酸性泉」「アルカリ性泉」のどちらも行って、意識してその違いなど感じたり、それぞれの良さを味わいたいと思います。