美容

紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは、肌にやさしいの!?

2015/05/03

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「紫外線吸収剤不使用の日焼け止めの方が、肌にやさしいんだって。」と、友達にいわれたのですが、私が日焼け止めで気にしていたことは、SPFの数字(20とか30とか)だけでした。

SPFの数字にしても、小さい数字の方が肌にやさしく、大きい数字の方が肌に負担になるのかな~ぐらいにしか思ってませんでした。

雑誌の日焼け止め特集の説明を読んだり、テレビの美容特集を見たりして、日焼け止めのことが分かったつもりになっていたのですが・・・きちんと理解してなかったようです。

そこで、SPF、PA、紫外線吸収剤のことを調べてみました!

これから、徐々に紫外線が気になる季節になりますが、特に5月から9月は、紫外線が強いので日焼け止めは欠かせません。しっかり理解したうえで使った方が安心ですからね。

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紫外線には3種類ある

紫外線には3種類あります。

①紫外線A波(UVA、UV-A)

 UV-Aは肌の奥深くの真皮まで届き、しわ、たるみなどお肌の老化の原因になります。
 UV-Aは、ガラスをすり抜けるので、室内でも気をつけなければなりません。

②紫外線B波(UVB、UV-B)

 UV-Bは肌表面が赤くなる炎症をおこし、しみ、そばかすの原因になります。

③紫外線C波(UVC)

 B波より有害で皮膚病の原因になります。

日焼け止めのPAは紫外線A波SPFは紫外線B波の防止効果を表す目安の数値となります。

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SPFとは

SPFは、紫外線B波をカットする力を示したものです。

<SPF20と書いてある日焼け止めはどういう意味を持つのか?>

日焼けするまでの時間は、個人によって差がありますよね。

肌の白い人は、すぐ赤くなって、日焼けするまでの時間が短いのに対し、普通肌の人は、時間が長いように、10分ぐらいで日焼けする人もいれば、30分ぐらいかかる人などまちまちですね。

だいたい一般的には日焼けするまでに20分~25分ぐらいかかるといわれています。

SPF1で20分日焼けするのを遅らせる目安となります。

ですのでSPF20では
計算してみると
SPF20×20分=400分 すなわち日焼け止めの効果が6時間40分持続するわけですね。

SPF30では
SPF30×20分=600分 日焼け止めの効果が10時間持続するので、10時間後には、再び塗りなおさなければならないということです。

ところが同じSPF30を塗っても、先の例のように10分で日焼けする人もいますので、この場合には5時間しか日焼け止めの効果は効かないことになります。

すなわちSPFとは、時間の長さではなく、紫外線から肌を守る強さみたいなものですね。

ですので
・家に居るとき
・近所に出掛けるとき
・散歩をするとき
・海の行くとき
など、紫外線の強さに応じてSPF値を変えた方がいいということになりますね。

なるべくなら、SPF値の小さいものを、使いたいですが、日光を防ぎようがない場所へ行くときなどは、SPF30ぐらいの日焼け止めをこまめに塗り直しした方が、肌への負担が少ないですね。

PAとは

PAは紫外線A波を防止する効果を表すものです。

その効果を次の4段階に分けています。

PA+・・・・・効果があります

PA++・・・・かなり効果があります

PA+++・・・非常に効果があります

PA++++・・きわめて高い効果があります

近所などへの買い物など日常的な外出ぐらいなら、PA+ぐらいで、十分じゃないですかね。

日焼け止めには大きく2種類あります。「紫外線吸収剤」と吸収剤不使用の「紫外線散乱剤」ですが、それぞれの特徴を見ていきましょう。

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紫外線吸収剤を使った日焼け止め

紫外線吸収剤を使用している日焼け止めの良い点としてあげられるのは

●白浮きしない
●紫外線を防止する効果が高くなる
●なめらかな使用感

欠点としてあげられるのは

●肌への刺激を感じる
●肌へのダメージが高い
●一定量の紫外線を浴びることによって、壊れてしまい紫外線を吸収しなくなるため、塗り直しが必要です

<成分>
・オキシベンゾン
・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
・ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
・エチルヘキシルトリアゾンなどあり他にもあります。

紫外線吸収剤の量は、一品につき決められていますが、併用する他の化粧品にも含まれている場合、一定の量を越えてしまいます。

量が決められているほど、毒性もあるということなので、注意が必要です。

特に敏感肌の人は、気をつけた方がいいですね。

紫外線散乱剤を使った日焼け止め

紫外線散乱剤を使用している日焼け止めの良い点としてあげられるのは

●肌への負担が少ない
●紫外線吸収剤のように壊れることなく、効果が持続する

欠点としてあげられるのは

●白浮きしやすい
●使用感がなめらかでない
●紫外線防止効果が低い

成分
・酸化亜鉛
・酸化チタン
無機粉体で体には無害です。

肌への負担を考えれば、友達が言っていたように紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを使ったほうがよさそうですね。

ただし、日差しの強いところに長時間いるようなときは、自分の肌に大きな負担にならなければ、紫外線吸収剤の方が紫外線からお肌を守るのでよいかもしれません。

日焼け止めを買うときは、裏面の成分をみたり、紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)かどうかチェックしたうえで、日差しの強さ、あと自分の肌に合う、合わないを考えて選び、場合によって適宜使い分けることも大切ですね。

そして、大事なのは、使用後のクレンジングをきちんとするということです。

日焼け止めの余計な成分を肌に残さないということですね。

曇っていたり、部屋の中だからといって安心せずに紫外線対策はバッチリ行いたいものです。

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