お茶にまつわる言葉と茶の種類を知ってより美味しく!
2015/05/01
もうすぐ新茶の季節ですね。
お茶好きにとってうれしい季節です!
わたしはコーヒーより、必ず朝はお茶を飲むお茶派ですので、新茶が楽しみです。
いつごろからこんなにお茶好きになったのかなぁ?
1日何杯も飲みますので、けっこう茶葉はすぐなくなってしまいますね・・・
夏は麦茶とかも飲みますが、なるべく冷たいものより温かいもののほうが体にもいい思うので、やはりお茶をよく飲みます~
大好きなお茶ですが、お茶にまつわる言葉を集めてみました。
知ることによってまた一段とお茶が美味しく感じられるんじゃないかな・・・と思います。
お茶のはじまり
平安時代、中国に留学した最澄などの留学僧がお茶の種を持ち帰ってきました。
このことがお茶のはじまりといわれています。
このころは、お茶は高級品だったので貴族など限られた人にしか口にできませんでした。
鎌倉時代にはいり禅僧の栄西が「喫茶養生記」という本を出し、だんだんとお茶の文化が広まっていきました。
お茶の種類
お茶の種類は、製法などによって、さまざまな味わいがあります。
玉露・・・最高級の日本茶。遮光栽培された柔らかい若葉。
煎茶・・・一般的な日本茶。生葉を蒸したり炒ったりしたもの。
抹茶・・・蒸した後「揉まずに」乾燥させ、粉末にしたもの。
茎茶・・・煎茶などをつくるとき、茶葉の茎を集めたもの。
芽茶・・・煎茶などをつくるとき、茶葉の芽を集めたもの。
粉茶・・・煎茶などをつくるとき、出た粉を集めたもの。
番茶・・・二番茶や三番茶など強火で乾燥させたもの。
ほうじ茶・煎茶や番茶を強火で炒ったもの。
玄米茶・・強火で炒った煎茶や番茶と蒸してから炒った玄米とを混ぜあわせたもの。
お茶にまつわる言葉
●お茶を濁す・・・・・・表面だけ取り繕ってその場を切り抜ける。取り繕ってごまかす。
●朝茶は福が増す・・・・朝、お茶を飲めば、その日1日のさまざまな災難を逃れることができる。
●お茶の子さいさい・・・「お茶の子」とは、お茶に添えて出されるお菓子のこと。「さいさい」は、はやし言葉です。お茶の子がお腹にたまらないものであることからお手軽な簡単な様子を表します。
●余り茶に福あり・・・・「残りものには福がある」と同じように、他の人がとったあとに残されたお茶は、案外良いという意味。
●日常茶飯事・・・・・・ありふれたこと、平凡なこと。
●へそで茶をわかす・・・おかしくてたまらないこと
●茶腹も一時・・・・・・お茶を飲むだけでも一時的に空腹をしのげることから、転じてわずかなものでもないよりはあるほうがましということの例え。
●無茶・・・・・・・・・筋道がたたない様子、道理がたたない様子。
●二番煎じ・・・・・・・新鮮味のない焼き直しのこと。
●鬼も十八、番茶も出花・安い番茶も淹れたては美味しいように、たとえ鬼でも若い時はそれなりにかわいい、どんな娘でも年頃になれば、魅力が出てくるという意味。
●茶は水が詮・・・・・・良いお茶を上手にたてるには、良い水を選ぶことが大事。詮は道理を明らかにすることをいいます。
●茶かす・・・・・・・・まじめな話を冗談めかしてしまう。他人の話を真面目に効かず馬鹿にしたり脇道にそらすことをいいます。
●茶々をいれる・・・・・茶々には妨害の意味があり、他にも文句をつける、邪魔をする、妨げる等の意味があります。話の本筋から離れた冷やかしを入れて妨げることをいういます。
●宵越しの茶は飲むな・・一夜おいたお茶は毒だから飲まないように。
●よい茶の飲みおき・・・高級で美味しいお茶を飲んだ後に、いつまでもそのいい香りが口の中に残っていること。
毎日飲んでいるお茶で言葉を連想したことは、ぜんぜんなかったのですが、案外普通に使っている言葉もありますよね。
やはり古くから飲まれて、私たちの生活と結びつきの深いお茶は、「日常茶飯事」なんて言葉にもよく表れていますね・・・
きってもきれない私達とお茶の関係、これからますます味わい深くいただけそうです。