十五夜月見はいつ?十三夜には何をお供えするの?
2016/10/08
十五夜のお月見というと、子供の頃はお団子が楽しみでした~
あの頃は”月の美しさ”なんてよくわからずにただ「きれいだな〜」って思うぐらいでしたね。
十五夜は1年の中で一番美しいとされる月が見られる時期ですから”神秘的な月”をじっくり鑑賞したいですよね。
ところで十五夜って、わたしのなかでは15日というイメージがあります。
でも十五夜って実際、日付はまちまちなんですね〜
なんとなくラジオから聞こえてきたり、テレビで見たりして「今日は十五夜か〜お月様を見れるといいなぁ」ぐらいに思ってました。
ススキを買いに行って、お団子を作ってお月様が見える位置にお供えしていました。
でもそもそも「なぜお月様にお団子をお供えするの?」か、よくわからずに行っていました。
きちんと心を込めてお供えするためにも、「十五夜の月見」のこと知りたくなりました。
十五夜っていつ?
十五夜のお月見は美しい月を鑑賞をしながらお供えをし、作物の収穫、実りに感謝する行事です。
十五夜は、旧暦の8月15日に見える月のことをいいます。
旧暦のころは、1ヶ月を月の満ち欠けのサイクルで数えていましたので現在の暦とはだいぶ「ずれ」がでてしまいます。
現在の暦では、9月7日から10月8日のあいだにでる月のことを「十五夜」といいます。
旧暦では
1月から3月までを「春」
4月から6月までを「夏」
7月から9月までを「秋」
10月から12月までを「冬」
といいました。
十五夜は「中秋の名月」とも呼ばれますがそれは8月がちょうど秋の真ん中「中秋」にあたるからです。(7月は初秋・9月は晩秋となります。)
旧暦の8月を表す時に「仲秋」と書きます。
「仲秋」とは8月の1か月間をさします。
ということは「中秋の名月」(1日)は、「仲秋の名月」(1ヶ月)のひとつになるんです。
これからの十五夜(中秋の名月)の日付
2015年(平成27年)
・・・ 9月27日
2016年(平成28年)
・・・ 9月15日
2017年(平成29年)
・・・10月 4日
2018年(平成30年)
・・・ 9月24日
2019年(平成31年)
・・・ 9月13日
2020年(平成32年)
・・・10月01日
2021年(平成33年)
・・・ 9月21日
2022年(平成34年)
・・・ 9月10日
となります。
十五夜と月見団子
月が見える場所(窓辺・縁側)にお供えするものとして次のものがあります。
●満月に見立てた月見団子
月見団子は1年間に見える満月の数である12個(うるう年は13個)、もしくは十五夜にちなんで15個お供えします。
●ススキ
ススキは切り口がするどいことから魔除けになるといわれています。
本数は、5本です。(地域によっては15本といわれています。)
●さといも
イモ類の収穫を感謝するという意味合いから「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれます。
お供えして拝んだあとは、美しい月を眺めながらいただきましょう。
どうして十五夜のころの月は美しい?
①満月の位置は季節ごとに変化します。満月の高さが観察しやすい高さになるから美しく見えます。
②夏よりも気温が下がり、空気中の水蒸気が少なくなり、澄んでいるから、きれいに見えます。
十三夜っていつ?
●十三夜とは十五夜のあとにめぐってくる旧暦の9月13日のお月見のことです。
十三夜は「後(のち)の月」とも呼ばれ十五夜についで美しい月だといわれています。
十五夜・「中秋の名月」から約1か月後にめぐってきます。
「十五夜」か「十三夜」のどちらか一方の月見しかしないことを「片見月」と呼び縁起が悪いことだとされていました。
●お供えするもの
栗や枝豆
「栗名月」や「豆名月」ともいわれています。
「小麦の名月」と呼ぶ地方もあり、十三夜の夜のお天気で小麦の翌年の豊作・凶作を占います。
十五夜の月見の日はスッキリしない天気が多いのに比べて、十三夜の月見はきれいに見えることが多く、「十三夜に曇りなし」という言葉もあります。
これからの十三夜の日付
2015年(平成27年)
・・・10月25日
2016年(平成28年)
・・・10月13日
2017年(平成29年)
・・・11月 1日
2018年(平成30年)
・・・10月21日
2019年(平成31年)
・・・10月11日
2020年(平成32年)
・・・10月29日
2021年(平成33年)
・・・10月18日
2022年(平成34年)
・・・10月 8日
となります。
古くから日本人は自然のうつろいに心を動かされてきました。
夜空を見上げると美しい月。
月明かりだけで過ごすのも風情がありますよね。
今年は、よりいっそう感謝の心を込めて、月見団子もお供えしたいと思います。