季節

寒露とは?どんな意味があるの!だんだん秋も深くなっていきます~

2015/08/21

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「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、秋分の日を過ぎると、秋もだんだん深まってきているなぁ〜って感じますよね。

散歩しているとき「甘い、いい香りがするっ!」って感じたら、金木犀(きんもくせい)の香りだったりします。

秋は空が高く、澄んできますよね。

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空気も湿気を含んだものからカラッとしたものに変わってきます。

10月初旬から下旬頃までを「寒露(かんろ)」っていうそうですけど聞いたことありますか?

漢字だけを見たら「露もだんだん冷たく感じる季節になってきた・・・」という意味でしょうか?

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寒露とは

「寒露」二十四節気の一つで、10月8日頃です。

「二十四節気(にじゅうしせっき)」とは
1年の太陽の動きをもとに季節を知る目安として作られました。

1年を約15日ずつ、24に分けたものです。

①日照時間がもっとも長い「夏至」ともっとも短い「冬至」で二分します。

②太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の時間が同じになる「春分」と「秋分」で二分します。

③そしてその間に「立春」「立夏」「立秋」「立冬」が入り、全体が8等分されます。

④さらに3等分して季節を表す名前がつけられています。

春⇒立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨 

夏⇒立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑

秋⇒立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降

冬⇒立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒

「七十二候とは」
「二十四節気」をさらに、3等分し5日ごとの期間をいいます。

「寒露」を3等分して

初侯・・・鴻雁来(こうがんきたる)雁が飛来し始める

次候・・・菊花開(きくのはなひらく)菊の花が咲く

末候・・・きりぎりす在戸(きりぎりすとにあり)きりぎりすが戸のあたりで鳴く

「気候」という言葉は「節気」と「候」から生まれました。

「寒露」とは、秋も深まり冷たい露が野草に結ぶ頃。長い秋の雨も終わり、秋が深まり始める頃です。

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「季節の言葉」「初雁(はつかり)」という言葉があります。

この時期、北から渡ってくるのが雁などの渡り鳥です。

「初雁(はつかり)」とは、秋になり、最初に北方から渡ってきた雁のことです。

雁は日本で冬を過ごし温かい春になるとシベリアの方へ帰っていきます。

「雁渡し(かりわたし)」とは、初秋から仲秋にかけて雁が海を渡ってくる頃に吹く北風。

この風が吹くと急に秋らしくなり空も青く澄みわたります。

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三香木とは

散歩のとき、「金木犀(きんもくせい)」の香りに癒されます。

この香りで、季節を感じることができますよね。

三香木とは次の香りのよい三大植物のことをいいます。

●沈丁花(じんちょうげ)

●梔子(くちなし)

●金木犀(きんもくせい)

沈丁花(じんちょうげ)

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沈丁花(じんちょうげ)

開花時期・・・2月から4月。小さな花のかたまりを枝先につけます。

花の期間・・・10日から20日程度。

花言葉・・・・「永遠」「栄光」「不滅」

梔子(くちなし)

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梔子(くちなし)

開花時期・・・6月から7月の頃。肉厚の白い花びらをつけ、冬には黄赤の実をつけます。

花の期間・・・2日から4日程度。

花言葉・・・・「洗練」「優雅」「喜びを運ぶ」「とても幸せです」

金木犀(きんもくせい)

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金木犀(きんもくせい)

開花時期・・・9月中旬から10月下旬頃「寒露」の頃です。小さいオレンジ色の花をたくさんつけます。

花の期間・・・10日から2週間程度。

花言葉・・・・「気高い人」「真実」「謙虚」「謙遜」「初恋」「陶酔」

「三香木」と「香木」は違います。

「香木」は木自体が香る、芳香を放つ木です。

沈香(じんこう)や白檀(びゃくだん)のことをいいます。

秋が深まり、「読書の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」「実りの秋」とそれぞれの楽しみがありますよね。

いろんなことに挑戦もしたくなります。

冬を前に体に脂肪を溜めこみやすい時期なので、美味しいものの食べ過ぎには、気をつけたいですね。

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