にんにくの効能は?料理に使いやすく工夫して!
にんにくって聞くだけで、元気がでてそうな気がします。
臭いは気になりますが、イタリアンレストランの前を通るとき,、オリーブ油でにんにくを炒めているにおいがしてくると、食欲がモリモリとわいてきます。
にんにくをおろしたり、炒めたり、いろいろな料理法がありますが、にんにくが入ると美味しくなりますよね。
この「元気」、「おいしい」印のにんにくですが、その効能を知り、いろいろな料理に活用できるようになりたいです。
目次
にんにくの栄養成分
●ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、アリシン(硫化アリル)など
にんにくの旬
●5月から7月
にんにくの保存方法
●一番いいのは、風通しのよい場所につるしておくと長持ちします。
●そのまままるごと、もしくは一個一個ばらばらにして新聞紙に包んで、冷蔵庫の野菜室に入れて保存しても、長持ちします。
にんにくの選び方
●粒が大きくてかたくて締りのあるものがいい。
軽いものは乾燥しすぎています。
●にんにく片の芽は料理するとき焦げ付きやすいので、とり除いたほうが風味がよくなります。
にんにくの効能
●にんにくは、中央アジア原産で、古い時代に日本に伝わってきました。
強い強壮効果を持つ薬用植物として利用されてきました。
香辛料として使われるようになったのは、戦後になってからです。
●にんにくはネギ類の中で、もっとも多くアリシンを含みます。
アリシンには、殺菌・抗菌作用があります。
アリシンは、体内でビタミンB1と結合するとアリチアミンという物質になり、疲れにくい体を作る、疲労回復効果があります。
刻んで油で炒めるとその効果は一層アップし、血栓予防、脂肪分解促進といったさまざまな働きをします。
●そのほかにも、臭いに無関係な成分、スコルジニンは、新陳代謝をさかんにして、強壮、冷え症改善、食欲増進、肝臓の細胞活性化により、解毒作用の効果も期待できます。
国産品の7割は青森産で、中国産も多く流通しています。
にんにくを活用
にんにくを使っていろいろな料理に使ったり、にんにくを常用しやすいように工夫して摂り入れていきたいです。
オイル漬け
皮をむいたにんにくを、オリーブオイル、赤とうがらしを入れたビンに入れます。
漬ける期間は、3週間から1ヶ月ぐらいが目安です。
にんにくは刻んで炒めても、そのまま食べてもいいです。
しょうゆ漬け
皮をむいたにんにくをビンに入れて、浸るくらいにしょう油を入れます。
漬けはじめて2ヶ月から3ケ月頃からが食べごろになります。
香りが移ったしょう油は、調味料として、にんにくは刻んで薬味風にも使えます。
酢漬け
米酢やりんご酢などに約1ヶ月漬けこみます。
刻んでドレッシングとして使っても、そのまま食べてもいいです。
みそ漬け
皮をむいたにんにくを、密閉容器にみそ150グラム程度入れた中に漬けこみます。
表面にガーゼを貼り付けて冷暗所で保存します。
2週間程度で食べられますが、半年以上おくとさらにまろやかになり、お酒のつまみにも最適です。
にんにく酒
材料
●ホワイトリカー
・・・1リットル
●氷砂糖
・・・200グラム
●皮をむいたにんにく
・・・6株から7株程度
冷暗所で半年から1年たつと飲みごろになります。
寝る前におちょこで1杯くらい飲むと、疲労回復、冷え防止に効果があります。
風邪の予防にもなります。
フルーティーにんにくとは
●真っ黒な色が特徴で、にんにくを熟成発酵させたものです。
生にんにくと比べると
・ポリフェノールは10倍
・アミノ酸は2.5倍
・抗酸化作用は10倍
といわれています。
にんにく臭は消えて、甘酸っぱい味がします。
にんにくは、いろいろな効能がありますね。
臭いのことが気になるときはなるべく食べないようにしますが、気にしなくていいときは遠慮なく食べています。
栄養豊富なので工夫していろいろな料理に活用していきたいです。
フルーティーにんにくといわれる真っ黒なにんにくは、熟成された分栄養価も高くなっていて、臭いも気にしなくてすむのがいいですね。