2018年,土用の丑の日はいつ?そもそも土用の意味は?
土用の丑の日といえば「うなぎ」って、いつからなんでしょうね~
暑い季節、うなぎを食べることによって元気になれる気がします。
7月の「土用の丑の日」にうなぎを食べることは今ではすっかり当たり前のことになっているので、その意味とか、わざわざ考えないですもんね。
「土用の丑の日」に「うなぎ」を食べるようになったのは、「平賀源内」が考えたんだとか、何となく知ってはいますが・・・
そもそも「土用の丑の日」って、どんな意味なんでしょう?
目次
土用の意味
土用とは「万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなる」という五行に由来する暦の雑節で、そもそも土用って、年4回訪れるんです。
●春の土用
4月17日頃~5月4日頃
立夏(5月5日頃)の前の18日間のことをいいます。
●夏の土用
7月19日頃~8月6日頃
立秋(8月7日頃)の前の18日間のことをいいます。
●秋の土用
10月20日頃~11月7日頃
立冬(11月7日頃)の前の18日間のことをいいます。
●冬の土用
1月17日頃~2月3日頃
立春(2月4日頃)の前の18日間のことをいいます。
この18日間の間にやってくる「丑の日」が「土用の丑の日」です。土用の期間中に「丑の日」が2回あるときは「一の丑」「二の丑」といいます。
丑の日とは
「丑の日」の「丑」は十二支の「丑」です。
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
干支というのは年だけでなく日付にも適用されています。12日に一度は「丑の日」がやってきます。
2018年の「土用の丑の日」はいつ
7月20日(金)が一の丑
8月1日(水)が二の丑
になります。
うなぎの栄養価
うなぎはビタミン類が非常に豊富です。ビタミン以外にも次の栄養があるんですね。
・ビタミンA
視覚の主要な部分、目の働きを良くする
・ビタミンB1
疲労回復効果
・ビタミンB2
成長促進作用
・ビタミンD
カルシウムやリンの吸収を助け骨を強くする
・ビタミンE
老化防止・抗酸化力
・DHA
(ドコサヘキサエン酸)
頭の働きをよくする作用
・EPA
(エイコサペンタエン酸)
コレステロールや中性脂肪を減らす働きがある
うなぎって万能食品て感じですね。夏バテには、もってこいです。
そういえば以前テレビの番組で、80歳をこえているおばあさんが、あまりにもお肌がきれいなので、どんな食生活をしているのか、聞きに行く場面がありました。
おばあさんは「毎日うなぎを食べています。」と答えてました。そんなに量は多くなくても毎日欠かさず食べているとのことでした。納得です~ ビタミンEには、美肌作用もありますからね。
うなぎのカロリーって?
100g・・・293Kcal(蒲焼)、331Kcal(白焼き)
・和牛のサーロインステーキの場合
100g・・・498Kcalですのでうなぎのほうが断然カロリーは低いですね。
土用の丑の日にうなぎを食べる由来
土用の丑の日にうなぎを食べるようになった由来は、諸説あります。
■江戸時代の狂歌師太田蜀山人
「土用うなぎは食あたりせず薬になる」という狂歌を読んだ
■江戸時代の発明家平賀源内
夏に売り上げが伸びないうなぎ屋さんから頼まれて「本日土用丑の日」と書いた紙を貼りだし大繁盛になった
■万葉集に大伴家持の歌
「石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり召せ」と読んだ
■文政年間 鰻屋 春木屋善兵衛
「子の日」「丑の日」「寅の日」に3日かけて蒲焼を作り、「丑の日」だけ変質しなかった
土用の食い養生
土用には、うなぎの他にも、次のようなからだにいいものを食べる風習があります。
・土用しじみ
・土用餅
・土用卵
これらを食べて夏バテを予防するんですね。
「う」の付く食べ物
夏の土用には「う」の付く食べ物を食べて夏を乗り切る風習もあります。
・うなぎ
・梅干し
・うどん
・瓜科の胡瓜、苦瓜、冬瓜、西瓜など
うなぎと梅の食べ合わせ
夏に気をつけたいのが食べ合わせです。「うなぎ」と「梅」は、気をつけたほうがいいと言われています。
どちらも食欲のすすむ食べ物ですが、食べ過ぎることによりお腹をこわすのではないか?とか、胃腸が弱っている夏に 油分と水分や酸味を一緒にとると胃がもたれやすくなるなど、注意した方がいいですね。
栄養満点のうなぎを食べるのは、昔からの知恵で、暑い夏に夏バテ予防に食べるものというイメージです。
しかしながら天然もののうなぎの旬というと、実は冬(10月~12月)なんです。夏、冬ともにいつでもうなぎはおいしいので、お手ごろなお気に入りのうなぎ屋さんを見つけて、ちょこちょこ自分へのご褒美に食べたいですね。