上から目線の発言者と嫌がる人の心理とは?
2015/05/02
上から目線って、最近よく聞きますよね〜
友達間で、家族間で、学校で、職場で、テレビで・・・
上から目線いつ頃、誰が言い始めた?
いつ頃から、誰が言い出したのでしょうか?
一説によると・・・
2002年ごろに、芸人のだいたひかるさんが「上から目線」という言葉をネタで使ったことから始まったとか?
そういえば、この「上から目線」はテレビのお笑い番組でよく見聞きしますね。
それを見た子供や若者が使い始めて広まったってとこかもしれませんね。
友達間とか、お互いが公平な立場の場合に使うだけでなく
・親子の関係で、子供が親へ
・職場で、部下が上司へ(この場合は面と向かっては言わないでしょうが)
使うケースも多いようで、敏感に反応して、やたら使いすぎるのも考えものですよね〜
この「上から目線」って言葉は昔はなかったのですが、この言葉の代わりに「えらそうに〜」「何様?」って言葉がありましたね。
結局、昔から「上から目線」って言葉はなくてもこの心理は前々から存在していたってことなのかな?
「上から目線」が生まれた背景
ではこの「上から目線」の心理って、どんなとこからきているんでしょうか?
推測するに戦後、個人主義が浸透してきて個人優先、親子の関係も友達感覚に変わって昔のような階級社会も薄まって男女平等になり、公平、平等な社会になってきた背景もありそうです。
とくに最近はインターネットが広まってきて、ますます平等、フラットな世の中になってきましたからなおさら、この「上から目線」って言葉がしっくりはまるんでしょうね。
上から目線の発言者の心理は?
「上から目線」を発言してしまうメカニズムとしては、根っこの部分に
●コンプレックス、被害意識からくる攻撃性
●安定性を欠く自尊心のジレンマ
●過剰な他との比較意識
●無意識による現実からの逃避
などがあるみたいです。
上から目線を嫌がる人の心理は?
一方、”敏感”に「それっ、上から目線!」って、すぐに反応する人の心理は心の安定、不安定さが関係ありそうです。
心が安定している人は「上から目線」と感じる発言に対しても、いちいち反応しないのに対して、心が不安定な人は、ちょっとしたことで切れたり、騒いだりする傾向がありそうです。心が不安定なゆえの臆病さから敏感に反応してしまう・・・
心が安定して自信があれば、このように見えたり聞こえたりはしない、または気にならないですが、その発言者に対して負い目を感じているんでしょうか?
また自分が認めていない人、認めたくない人に言われた時にもこのように感じそうですよね。
もちろん、友達間で使う場合など「あなた、何様のつもり?謙虚になったら?」という戒めの意味でも使うでしょうから、決して悪い言葉というわけではなく、あくまでも”敏感”に反応してしまうケースについての話です。
こうやって総じて考えてみると「上から目線」って言葉は過剰に使ったり、反応したりせずに普通の場面で使用すれば、より平等な社会づくりにも、もしかしたらいきてくるのかな?