おおきに!の意味とその語源はどこから?
おおきに!って昔から関西弁のありがとう!の意味でよく聞きますけど、最近、NHK朝ドラのマッサンでもよく聞くので、ふと気になりました。この言葉の語源とか元々の意味とか・・・
そこで、ちょっと調べてみました!
おおきにの語源
語源は「大きに有り難し」らしいです。「大きに」は「たいへん・非常に・大いに」の意味で、「有り難し」は「あってはならないほどすぐれている→感謝」の意味ですね。
簡単に言えば「たいへんありがとう!」の「たいへん」を言ったものだったんですね!
まいどの語源
そういう意味では、「おーきに!」と同じような言葉に「まいど!」がありますね。
関西の男性がよくあいさつのとき使いますよね。
この「まいど」も、ちょっと調べてみると、「毎度ありがとうございます」「毎度お世話になってます」などの毎度の部分を取って、簡単な挨拶として使われているようです。
標準語でいう「どうも」に相当しそうですね。
関西:「まいどっ、まいどっ!」
標準語:「どうも、どうも!」
ってとこですか・・・
時代によって環境によって変わる言葉
言葉って、時代時代で進化していきますね。
明治元年って西暦1868年ですから、今から約150年前ですけど、そのころの文章や言葉ってわかりづらいと思いませんか?
たった150年前でもわかりづらくて、さらに1000年前とか、ほとんどわからない言葉ですよね? たぶん〜
よく女子高生が発明する省略したギャル語など、正しい日本語から遠ざかり「けしからん!」って声も聞きますけど、その時々の時代観や情景を端的に表した優れた言葉なのかもしれませんね。
また言葉は同じ時代でも関西、関東、九州、東北など方言があるように、場所や環境によっても違ってくるという不思議な側面を持ってますね。
言霊って言われるように、言葉って想像以上にいろんな力があり、奥が非常に深いのかもしれません。時間がかかるでしょうが、今後深く調べてみたい分野です。
話は戻って、「おーきに!」、「まいどっ!」ですが、関西人でないので、よくわかりませんが、商売人の景気のよさにつながる心意気なようなものを感じます。
「毎度、大変お世話になりまして誠にありがとうございます」と丁寧にお礼を言われるのもいいですが、景気のいいテンポで「まいどっ!」「おーきに!」の方も活気があって、こちらも元気をもらうようでいいですよね。
気は移るといいますから、活気のある言葉を無意識に商売人が使って、景気よくしょうというのもあるような気がします。
とにかく、会話の中に「おーきに!」と言えば、ものごとがスムースに運ぶ感じで、英語でいう「サンキュー」「プリーズ」にも似ていますね!