りんごの変色を防止するには?~ビタミンCが有効!
2015/05/01
りんごが変色しなければいいのになぁ〜って、いつも思います。
どうして、すこし時間がたつと茶色になってしまうのか?
朝、りんごをむいてから、すぐに食べられずに、いろいろなことを済ませて、
「あ~やっと食べられる〜」と思ってりんごを見てみると・・・茶色に変色!
まぁ〜家ではすぐに食べればいいことですが、お弁当とかに入れて持って行く時には・・・困りますよね。
りんごの変色の原因
変色の原因はりんごに含まれる「ポリフェノール」という成分なんですね。
りんごを切った時に細胞に含まれている酵素が働き始めて、酵素とポリフェノールが結合して、茶色になってしまうそうです。
りんごの変色を防止するには
このりんごの変色を防止するのに良く知られているのは、塩水につけることです。
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でも、塩水につけると、しょっぱさが気になりませんか?
そこで、一番おすすめの方法は
輪切りにしたりんごをレモン汁に浸すやり方です。
1分間浸すと、取り出してから6時間後も変色しないそうです。
なぜかといいますと、レモンのビタミンCは、酸素がポリフェノールと結びつく前に酸素を奪い取ってしまうので変色を防いでくれるのだとか。
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さらに変色してしまったりんごをレモン汁に浸けて見ますと・・・15分後には、驚くことにりんごの変色が元に戻るそうです。
レモンのビタミンCってすごいですね。
りんごの保存法
りんごの保存法って知ってますか?
りんごはそのまま冷蔵庫に入れてはいけませんよね。
それはりんごは、他の野菜の成熟を促してしまう「エチレン」という物質をたくさん放出するからです。
だからりんごはポリ袋に入れてから冷蔵庫に保存しなければならないのですね。
りんごの蜜
りんごといえば、蜜の入ったものを食べたいですよね〜
私は毎回、買うとき、おまじないのように「蜜が入ってますように!」と心の中でお願いして買ってます。
でも驚いたことに”蜜イコール甘いりんご”ではないんですね。
蜜の部分だけを切り取って作ったジュースと蜜の部分を取り除いたりんごで作ったジュースどちらが甘く感じると思いますか?
なんと!
蜜を取り除いた残りの部分で作ったりんごの方なんです。
りんごの蜜の正体は「ソルビトール」という果糖の半分程度の甘さしかもたない「糖アルコール」なのです。
なので蜜の部分だけ食べてもあまり甘さを感じないのです。
りんごの葉で光合成により作られたデンプンはこのソルビトールヘと変化して果実に運ばれます。
果実の中でさらに分解されることによって、果糖などになります。
ところがりんごが完熟すると果実の中の糖は飽和状態になり、「ソルビトール」は分解されずに蓄積されていきます。
これが「蜜の正体」のようなんです。
なので蜜自体は甘くはないけれど蜜が入っているということは完熟している証なのですね。
りんごの蜜が甘いリンゴの証だと思っていたのですが、意外にも蜜って甘さには関係なかったのですね・・・
でもやっぱり蜜が入っていると、うれしいかな!