麦茶の効能、血液サラサラ以外にもこんな効果も!
夏が近づき暑くなると、飲みたくなるものといったら、わたしの場合、断然、麦茶です。
普段は白湯や緑茶をよく飲みますが、夏にはなぜか麦茶が合うんですよね〜
もちろん冷えた麦茶が暑い夏には飲みやすいということもあるでしょうが、「冷たい飲料」という意味では水でも緑茶でもよさそうですが、イマイチしっくりこなくて、やはり夏は麦茶です。
暑い夏には体が自然に麦茶を欲している感じです。
そこで麦茶の効能などを調べてみました!
麦茶はいつから?
麦茶は大麦の種子を煎じて作りますが、カフェインが含まれてませんから、子供やお年寄りも安心して飲めます。
大麦には、二条大麦と六条大麦とがあり、二条大麦はビール用に、六条大麦は食用に使われ、麦茶には六条大麦が使われます。
この麦茶の元となる大麦は初夏が収穫期ですので、夏の麦茶は新鮮でおいしいんですね。
ある意味、麦茶は夏の旬の飲み物といえます。
旬のものは、体にもよく、おいしいですからね。
さて麦茶は、いつから飲まれるようになったのか?その歴史ですが・・・
時代はさかのぼり、平安時代の貴族が麦湯を飲用していたそうです。
江戸時代には屋台の麦湯売りが流行し、明治時代になって、一般家庭でも炒り麦を買って飲むようになりました。
麦茶を冷やして飲むようになったのは、昭和30年代に冷蔵庫が普及してから習慣化していったようです。
麦茶の効能
血液サラサラ
麦茶の効能として、血液をサラサラにするということで知られてますが、なぜ麦茶が血液サラサラに効くのかというと、麦茶に含まれるアルキルピラジンという成分があるからなんです。
麦茶の香ばしい匂いのもとであるアルキルピラジンは、大麦をローストするときに作られ、血液の流れをよくします。
また麦茶に含まれるGABA(ギャバ)は、腎臓の働きをよくし、塩分を排出しますから、高血圧を予防し、中性脂肪やコレステロール値を下げる働きがあります。
偏った食生活など生活習慣によって、血液がドロドロになり血栓(血の塊)ができると、脳卒中や心筋梗塞の原因になります。
こうした脳卒中や心筋梗塞の予防に血液をサラサラにし、血行を促進する麦茶は最適ですね。
抗酸化作用
体を酸化させる活性酸素は糖尿病・高血圧・脳卒中・がんなどの生活習慣病、老化などの原因になります。
麦茶には、活性酸素を撃退する成分「Pクマル酸」が含まれてますから生活習慣病の予防につながります。
胃を守る
麦茶には胃の粘膜を守る成分が含まれており、胃潰瘍を予防する働きがあります。
火照った身体を冷やす
麦茶の原料である大麦は身体を冷やす効果があり、暑い夏に、冷たい麦茶を飲むと体温を下げてくれます。
特に熱中症を予防するためにも麦茶はおすすめですね。
虫歯予防
虫歯は、ミュータンス菌が、歯に残った糖類に付着して起きますが、麦茶にはこのミュータンス菌の生成を妨げる働きがあり、虫歯を予防する働きがあります。
万人向け飲料
コーヒー、ウーロン茶などカフェインが含まれている飲料は、利尿作用によりお年寄りの水分不足につながったり、覚醒作用により子供の睡眠不足を引き起こしたり、妊婦さんには赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があったりしますから、万人向けの飲み物ではありません。
その点、麦茶はカフェインが含まれてませんから、子供からお年寄りまで万人向けの飲み物といえます。
夏には夏野菜、冬には冬野菜を食べると体にいいと言われますが、初夏に獲れる大麦からできる麦茶は、まさしく夏の飲み物として、健康に欠かせないです。
夏場に何気なく飲んでいる麦茶ですが、思っていた以上に様々な効能があり、暑いと自然に体が麦茶を欲するというのは、理にかなっているんですね。
麦茶は麦茶パックで簡単に作ることができ、しかも経済的ですので、水分補給を大量に必要な夏にはお財布にもやさしいのでありがたい存在です。
ただし、麦茶の原料である大麦は雑菌が繁殖しやすく、傷みやすいそうですから、家庭で作った麦茶は、2日くらいで飲み切るようにした方が無難なようですのでご注意です!