クエン酸で掃除!お酢でも代用できるの?
「クエン酸」での掃除は、「重曹」の掃除と同様、安心・安全のイメージで環境にも人にもやさしい「掃除法」がいろいろ紹介されたりします。
「クエン酸」は安心感があるので使える素材や使い方を正しく知ったうえで、使ってみたいですね。
また「クエン酸」がないとき、家に常備してある「お酢」も役に立ちそうです。
「お酢」にもいろいろな種類のお酢があるので、家に常備してある「お酢」が向いているものとは、限らないですが・・・
「クエン酸」って家にはない場合が多いので、わざわざ買わなくても、家にある「お酢」が使えれば一番いいですよね。
目次
クエン酸とは
レモンやグレープフルーツなどの柑橘類や梅やお酢などに含まれる酸っぱい成分です。
クエン酸は酸性なので、アルカリ性の汚れ水あか(水道水に含まれているカルシウムなどのミネラルが凝固したもの)や石けんカスなどの汚れが中和され分解されやすくなります。
クエン酸とお酢の違い
クエン酸
揮発性ではないため酸が残る性質があります。
水回りの水あかを落としたり予防するのにジワジワと効果を発揮していきます。
クエン酸は無臭です。
お酢
揮発性があります。お酢にはツンとしたにおいがあります。
お酢がにおうのは蒸発しているからです。
お酢の臭いが気になる人は、アロマオイルやハッカ油をいれると気にならなくなり、アロマオイルやハッカ油を加えることで除菌効果が増す場合もあります。
何より香りに癒され掃除も楽しくなります。
掃除に使うお酢は何の種類がいいの
お酢の種類もたくさんあります。
掃除に向いている種類は?向かない種類は?どんなものがあるのでしょうか。
掃除に向いているお酢
●穀物酢
穀物を原料とした穀物酢
ツーンと臭いがします。
●ホワイトビネガー
醸造用アルコールを発酵して作られている、無色透明のアルコール酢です。
穀物酢に比べて香りがマイルドです。
ピクルスを作ったり、ドレッシングを作ったりするのに向いています。
臭いの気になる方は、酢水の方がいいかもしれません。
酢水はお酢を水で2~5倍にうすめて作ります。
掃除に向いていないお酢
●米酢
米を原料とした、うまみエキス成分が含まれているもの。
●果実酢
りんごやぶどうなどを原料とした、うまみエキス成分が含まれているもの。
●すし酢
料理用などの加工酢、砂糖やみりんなどの調味料が含まれているもの。
クエン酸がない時など、「穀物酢」や「ホワイトビネガー」などで代用できるってことですね。
クエン酸で掃除する時の注意点
クエン酸で掃除する時の素材に気をつける点と注意点として
●人工大理石
大理石を溶かします。
●鉄
鉄を錆びさせます。
●タイルの目地
タイルの目地が酸性に弱いので、床や壁にタイルが貼ってある浴室には使わない方がいいです。
●フローリングの拭き掃除
クエン酸の場合「酸」が残留して木などの材質を傷めてしまう可能性もあるため、フローリングの拭き掃除は「お酢」を水でうすめた「酢水」で拭いたほうがいいです。
●塩素系洗剤と混ぜない
塩素ガスが発生し大変危険です。
クエン酸でお掃除
クエン酸水スプレーを作る。
用意するもの
・スプレーボトル
・クエン酸
・水
作り方
・スプレーボトルに水250ccとクエン酸小さじ1~2を入れしっかり溶かす。
お風呂場の蛇口や洗面ボウルなど
・クエン酸は水あか・石けんカスをよく落とします。
・汚れがひどい時は少し濃いめにクエン酸水を作り、スプレーを吹き付けて30分ほど置く。
・スポンジや歯ブラシでこすり洗い流す。
トイレに
・便器についたガンコな水あかや尿石には、トイレットペーパーを当てて、少し濃いめのクエン酸スプレーを吹きかけて一晩置き、ブラシでこすって落とす。
・壁や床は、クエン酸水を染み込ませた雑巾で拭きます。
・クエン酸での掃除は、クエン酸の酸は残る性質なので、その性質を利用して水あかや雑菌等の防止に役立ちますね。
「クエン酸」と「お酢」はほとんど同じ働きをしてくれますが、「クエン酸」は揮発性がないので「酸」が残ることが、予防にもなっています。
一方「お酢」は「穀物酢」を使うときに、におうけど揮発性があるので後には残らないということですね。
「穀物酢」だと家にもあるので、手軽に使えてうれしいですね。