紫外線の目への影響!将来に備えて早くからの予防を!
2015/03/14
紫外線をそろそろ気にしないといけない季節が近づいてきています。紫外線って、目から入って日焼けするっていわれていますよね。
すぐに影響がでてこなくても、日焼けしたことが原因で5年先あるいは、10年先かはわかりませんが、肌には後からシミなどがでてきたり、目にもさまざまな症状になってあらわれてくるといわれています。
紫外線対策や予防は100%完璧にできなくても、影響を減らすために、今からすぐにでもはじめたほうがいいですよね。
目から日焼けする原因
目が紫外線を吸収すると、脳に「メラニンを作れ!」という指令を出します。なので目から紫外線が入ることで「メラニン」の生産が増えます。
ですから紫外線を直接肌に受けた箇所じゃなくても、日焼け止めを塗っていても、日焼けを起こすと考えられているんですね。
すなわち目が日焼けすると肌も日焼けするということです。
紫外線による目への影響
長い時間、日差しを浴びることによって、目が赤くなったり、痛くなったりするのは、紫外線による炎症が起きているのだと考えられます。
角膜炎、白内障、翼状片などの症状や視力の低下などさまざまな影響を紫外線から受けます。紫外線が蓄積されていくことにより目の病気の発症確率が高くなっていきます。
では目を閉じていればいいかというと、紫外線は、まぶたを閉じていても、まぶたを通過して水晶体に悪影響があると考えられているので注意が必要です。
紫外線による目の病気
紫外線は目の病気を発症させますので、なるべく紫外線から目を保護することが大事です。
目の病気にはいろいろなものがありますが、代表的なものを挙げてみますと・・・
<角膜炎>
・光がまぶしい、目の痛みを感じるなどの症状があります。視力障害を引き起こす原因になります。
<翼状片>
・白目の細胞が異常に増殖し、黒目にくいこむことによって起こる目の病気です。乱視や視力低下をひき起こします。
<瞼裂班>
・白目の一部がシミのように黄色く濁って、盛り上がったようになります。ドライアイの原因となる疾患です。
<白内障>
・白内障は水晶体のたんぱく質が変性し、しだいに濁ってくる目の病気ですが、その濁りの原因のひとつに紫外線が影響していると考えられています。
目を紫外線から守る
では大切な目を紫外線から守るためにどんなことをすればいいのか? ですが、次のような対策があります。
●つばのあるUVカットの帽子(7cm以上)で紫外線対策
●UVカットの日傘
●UVカットのサングラスをかける
濃い色のサングラスの場合・・・瞳孔が開き、紫外線をうけやすい
薄い色のサングラスの場合・・・瞳孔が開かず、紫外線が入ってきても、目の奥まで届きにくい
●ビタミンCを摂取する
ビタミンCを多く摂ることによって、白内障の発症リスクが低くなります。
紫外線の長所
こうやってみると紫外線って悪者みたいですが、悪いことばかりではありません。実は人間には必要不可欠なものなんです。浴びすぎたり、蓄積されることによって悪い影響がでてくるんですね〜
紫外線の長所として、ビタミンDを活性化させ、カルシウムの吸収を促す作用があります。ですから日光浴も大事です。
日光浴の目安としては
冬・・・顔や手に太陽を浴びて、1時間ぐらいウォーキングをします。
夏・・・木陰で30分で日光浴終了です。
パソコンから紫外線
紫外線といえば太陽からって思いますけど、液晶モニターからも紫外線がでてるって知ってますか?
すぐに症状がでるわけではありませんが、長時間パソコンを見続けることによって白内障などの遠因になることもあるそうです。
パソコンを扱っているお店などで、液晶モニター用の保護フィルターや液晶保護フィルムがあるので、それを設置すれば紫外線をほとんどカットできるそうです。
紫外線って本当は1年中気にしないといけないということですね。特に冬はおろそかにしがちですけど・・・
それと雨の日も無防備になりやすいですが、晴れた日の20~30%の紫外線量があるそうです。曇りの日では60%・・・
あまりにも気にしすぎもよくないと思いますが、サングラスは持ち歩いてこまめにかけた方がいいですね!