夏の魚!旬の魚の種類は!料理法を知っておいしくいただく!
季節、季節ごとの旬の魚って、おいしいですよね~
一年中見かける魚でも、「この季節のものが一番おいしい」、「今が一番脂がのっている」などあるので、そのときを逃さずに一番おいしい食べ方を知っていると食生活も充実します!
夏が旬の魚の種類と料理法と栄養成分
夏が旬の魚といえば、どんなものがあり、おいしく食べるためにどんな料理法がいいのでしょうか?
またどんな栄養素が含まれているのでしょうか?
ちょっと調べてみました!
鱸(すずき)
スズキは出世魚で成長するにつれ名前が変わっていきます。
コッパ→ セイゴ→ フッコ→ スズキ
60cm以上の体長に成長したものが「スズキ」です。
すずきの旬
6月から8月頃
夏は脂がのっておいしいですが、お盆を過ぎるとだんだん味が落ちていきます。
料理法
ムニエルや焼き魚などにします。
島根県松江市の郷土料理「スズキの奉書焼き」はスズキを丸のまま奉書に包んで蒸し焼きにしたものです。
栄養成分
・ビタミンA
・ビタミンB群
・ビタミンD
・ビタミンE
・マグネシウム
・カリウム
鯵(あじ)
味が良いので「あじ」といわれていて、日本で獲れる9割が「マアジ」です。
ほぼ一年を通して漁獲されます。
暖流に乗って日本各地を回遊する「マアジ」と回遊しない沿岸に住みつく「黄鯵」があります。
「黄鯵」は、大分県の豊後水道のブランド魚として「関アジ」が有名です。
沿岸に住みつく「黄鯵」のほうが、回遊しないので脂がのっておいしいといわれています。
アジの旬
アジの旬は晩春から秋にかけてといわれています。
回遊魚の旬は各地で異なります。
九州・・・3月
駿河湾沖・・・4月
房総沖・・・5月
三陸沖・・・9月
(脂がのっておいしいといわれています。)
料理法
・刺身
・たたき
・塩焼き
・揚げ物
・煮魚
栄養成分
・たんぱく質
含有量が多く、しかも質の良さを決めるアミノ酸のバランスも良いです。
・EPA(エイコサペンタエン酸)
血液の流れをスムーズにします。
・DHA(ドコサヘキサエン酸)
脳の活性化に有効です。
鰹(かつお)
「目には青葉 山ほととぎす 初がつお」の句で有名ですね。
初かつおは初夏が旬ですが、まだ脂が少なくさっぱりした味わいです。
戻りかつおは秋口に脂肪をたっぷりと蓄えて南下してきますのでおいしさも格別です。
かつおの旬
かつおには年に2回旬があります。
●上りかつお
南から北に黒潮にのって北上するかつおのこと
6月から7月頃
●戻りかつお
北から南に南下していくかつおのこと
9月から10月頃
料理法
初かつおはさっぱりとした味わいなので、たたきにするのが一番おいしいです。
戻りかつおは脂がのっているので刺身で食べるのが一番おいしいです。
鮮度が落ちたかつおはしょうがと一緒に角煮にするといいですよ。
栄養成分
・たんぱく質
・ビタミンB群
・ビタミンD
戻りかつおには
EPA(エイコサペンタエン酸)
・・・血液の流れをスムーズにします。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
・・・脳の活性化に有効です。
鉄
・・・血合いにたっぷりはいっています。
穴子(あなご)
形はうなぎとよく似ていますが、あなごの方が口が大きく、鋭い歯をもっています。
「はかりめ」の別名もあります。
体の側面に白い斑点が規則正しく並んでいることが由来です。
関東では昔から羽田沖で獲れた江戸前の穴子が好まれています。
あっさりとした味わいで、栄養価も高いです。
あなごの旬
6月から8月頃
料理法
・白焼き
・蒲焼
・天ぷら
・柳川鍋(ごぼうと一緒に)
・蒸し物
・すし種
栄養成分
・ビタミンAが豊富
・オレイン酸
・脂肪がうなぎの半分程度
伊佐木・伊左幾(いさき)
「鶏魚」と漢字で書かれることもありますが、それは背びれのトゲが鶏のトサカに似ていることからきています。
若魚のときには猪の子どもに似た黄褐色の縞があるので「うりんぼう」とも呼ばれます。
あっさりとした上品な味の白身魚です。
イサキの旬
5月から8月頃
料理法
・刺身
・塩焼き
・ムニエル
・煮付け
骨やひれがかたいので、食べるときには注意します。
栄養成分
・たんぱく質
・ビタミンA
・ビタミンB群
・ビタミンE
・ミネラル
・消化がよく低エネルギー
旬の魚はやはり生で食べられるものは、新鮮なうちに刺身で食べたいですね。
いつも同じような料理法になってしまっているので、切り身などを買ってきて、魚料理のレパートリーを増やしていきたいです。
そのためにも自分で、きれいにおろせるように腕をみがいていかなければ・・・です。