口臭の原因は生理的口臭と病的口臭!その対策はどうすればいい?
2015/04/13
口臭って、自分も他人のものも気になるものです!
口臭の原因ってニンニク食べたりとか、口内が汚れていたりとか、胃腸の調子がよくないからとか、何となく原因はわかっているようで、詳しくは知らないものですよね~
そこで口臭がおこる原因とその対策を調べてました!
口臭のおこる原因
口臭の原因として大きく分けて生理的口臭と病的口臭との2つがあります。
生理的口臭
寝起きや空腹時、女性の生理・妊娠時などホルモンバランス変化、老化、ストレス、緊張時に口の中が乾いて生じる口臭など自然な口の臭いのほかに、タバコ、アルコール、食べ物などによって生じる臭いを生理的口臭と言いますが、その原因は口の中の唾液の分泌量によって左右されるようです。
抗菌作用を持つ口内を掃除する役割の唾液が、量が少ないと細菌が繁殖して口臭の原因となるわけですね。
病的口臭
病的口臭は、歯周病、虫歯、口内炎、舌の汚れなどから発生するものと、蓄膿症などの鼻や胃腸の病気、糖尿病、肝臓病などの病気から発生するものがあります。
この中でも最も口臭の原因となるのが歯周病や虫歯と言われています。
歯周病
歯と歯茎の境目の歯周ポケットに歯垢がたまると、歯肉が細菌によって炎症を起こしやすくなり、細菌が増えるとガスが発生し、口臭の原因となります。
歯周病はなかなか気づきにくいので、次のようなことが起きたら、早めに発見して治療した方がいいですね。
●冷たいものが歯にしみる
●歯肉が炎症をおこし、赤黒くなっている
●歯石がついている
●歯磨きや固いものをかじったとき出血する
●歯がぐらつく
●歯肉が弾力がなくブヨブヨする
虫歯
虫歯は、穴があいた歯に食べ物のカスがつまり、細菌が増えて歯垢となって口臭が発生します。
口臭を防ぐ対策
口臭の原因として、生理的口臭と病的口臭があるわけですから、これらの原因となることを防いでいくことが、口臭対策になります。
生理的口臭を防ぐ対策
生理的口臭は唾液の分泌量の減少や口内の細菌を抑えることがポイントになります。
ですのでストレスをためず、睡眠を十分にとり、規則正しく生活することを基本に、食後は歯磨き、舌の掃除をしっかりして、唾液を出やすくするためにガムをかんだり、唾液腺マッサージ(耳下腺、顎下腺、舌下腺)を食前に行うことがおすすめです。
唾液腺マッサージはこちらの動画をごらんください。
あとタバコや飲酒を控えたり、ニンニク、ニラ、ねぎなど口臭が発生しやすいものは牛乳を飲むと臭いが緩和されたりします。
病的口臭を防ぐ対策
病的口臭の大半は虫歯、歯周病が原因ですから、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスなども使って歯間や歯の隙間に食べかすや歯垢を残さないようにきれいにします。
また歯肉マッサージ用の歯ブラシなどで、歯肉をやさしくマッサージすることによって歯肉を引き締め、歯周ポケットを小さくすることができます。歯周病の予防に毎日マッサージしたいですね。
歯石については歯石を削るスケーラーなどで取れますが、こびりついたものは歯医者さんに取ってもらいましょう。
緑茶や番茶に含まれるフッ素やタンニンの殺菌作用が虫歯予防にいいとされてます。
乳酸飲料やヨーグルトなどに含まれる乳酸菌には、虫歯菌や歯周病菌が増えるのを抑える効果があるとされてるので、緑茶やヨーグルトなども意識してとって、虫歯を予防するといいですね。
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最近、口臭に神経過敏な自臭症(自己臭症)の人が増えているようです。
思い込みによるもので、実際、口臭がほとんどないのにもかかわらず、思い悩んでしまうんですね。
口臭って自分で思っているほどには、他人にはわからないものらしいですから、過敏に意識しすぎないように注意が必要です。
まとめますと、口臭対策としては、規則正しく睡眠を十分にとる生活をして、口内を常に清潔に、唾液が十分出るように心がけて、口臭を過敏に気にしないってことですね!