フランス料理のマナー?スープの飲み方!パンを食べるときのマナーは!
2016/02/01
フランス料理を食べるとき、ちょっと緊張します。
まわりの雰囲気もあるのでしょうが・・・。
気のおけない人と一緒なら緊張も緩和しますね。
メニューを選ぶとき、ナイフとフォークの使い方、料理が運ばれてきたら食べ方にもマナーがありますので、美味しく快適に食べるためにもマナーは身につけておきたいですね。
目次
食べ方のマナー
コースにしたがって料理が運ばれてきます。
食べるときに気をつけたいことがあります。
スープ
スープは、食べる器によって食べ方が異なります。
スープ皿の場合(持ち手のない)
イギリス式
片手を軽く器に添えて、スプーンで手前から向こうにすくいます。
スープが少なくなってきたら左手で器の手前を少し持ち上げ、すくいます。
フランス式
片手を軽く器に添えて、スプーンで向うから手前にすくいます。
スープが少なくなってきたら左手で器の向う側を少し持ち上げ、すくいます。
・スプーンで皿をこすり、音をたてないようにします。
・スープを食べるときに気をつけなければならないことは、音をたてないようにすることです。
日本人は、おそばを食べる時などすするときに、つい音をたててしまいがちです。
スープは「飲む」ではなく、「食べる」つもりの感覚でいるといいですね。
・スープは最後に少し残ることがよくあります。
最後の一滴まで飲みたい気持ちはわかりますが、あまり固執せず、その場合は残します。
持ち手のあるカップの場合
・片手で持ち手を持ち、スプーンですくって飲みます。
・熱いときは、絶対に「フーフー」と吹きかけてはいけません。
その場合はスプーンを入れて2回から3回ぐらいかき混ぜてから飲みます。
・持ち手を持ち直接口をつけて飲んでもかまわないので、スプーンで中身がすくえなくなったら持ち手を両手で持ち飲みます。
スプーンの置き方
食べ終わったあとのスプーンの置き方です。
スープ皿の場合
・ボウルの中にスプーンを上向きにして皿の中に置きます。
持ち手のあるカップの場合
・カップの場合、お皿の中にスプーンを置くのは不安定なので、下皿の上に置きます。
その場合手前でも奥でもどちらでもかまいません。
パン
パンを食べ始めるタイミング
・パンは一般的には、数種類用意されているので好みのパンを選びます。
自分で取りパン皿に置く場合と、係の人が取ってくれる場合もあります。
パン皿がない場合は、左側のテーブルクロスの上に置きます。
・パンは、前菜からスープにかけて、わりと早くでてきますが、スープが終わってから食べ始めます。
パンでお腹をふくらませることのないようにあとの料理のことを考えましょう。
「パンとワインは料理とともに始まり、料理とともに終わる」と言われています。
前菜とスープは、メイン料理の前の位置づけなので、まだ料理は始まっていないということです。
スープにパンを浸して食べるのがイメージとしてあるかもしれませんが、パンはスープを食べ終わってから食べるものなので、浸して食べることは、ありません。
パンを食べるとき
・パンを食べるときは、ひと口大に両手でちぎります。
パンをちぎらず丸かじりしたりしません。
・バターをつける場合は、バター入れから適量をパン皿にとり、その都度バターをつけて食べます。
パン皿がない場合は、食事中の皿の隅に取り分けます。
最初からパン全体にバーターをつけたりしません。
・パンは、おかわりできます。
係の人に頼んでもいいし、気づいて持ってきてくれることもあります。
パンは、残さないほうがいいので、ひかえめにとります。
・パンは、メインディッシュが終わるまでに食べたほうがいいです。
・パンくずがでるので気になり、手で集めたり、テーブルの下に落としたくなります。
自分できれいにしたくなりますが、係の人がデザートに入る前までに必ずきれいにしてくれるので、そのままにしておくことです。
※他のフランス料理のマナーについてはこちらをごらんください!
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フランス料理のマナー、これだけ知っておけば安心!
パンを食べるタイミングは、スープを食べ終えたあとなんですね。
カジュアルなレストランなら許してもらえそうなことも、正式なテーブルマナーを必要とされるところでは守らないといけないですね。
パンもよくばってたくさん取らないようにしないと・・・。