梅雨の時期の過ごし方は~楽しみを見つける!
2015/05/02
梅雨と聞いただけで、ちょっと憂鬱な気分になりませんか?
まず、「洗濯物が乾かない」と思ってしまいます。
あと「湿気だらけで、カビが生えそう」とか「雨ばかりで、ジメジメして不快だなぁ」とか想像してしまい、マイナスイメージばかりです。
でも、この時期雨が降ることは、大切なことで、植物にとっては、「恵みの雨」なんですよね。
夏に水不足にならないためにも、やはり、適度に雨は必要ですよね。
梅雨に楽しみを見つけられたらいいですね。
マイナスばかりではない、プラスのことを!
「梅雨入り」と「入梅」
実際に梅雨の期間に入ることを気象用語で「梅雨入り」といいます。
地域によって、気候に差があるため、気象庁が出す「梅雨入り宣言」が、実際の梅雨入りの目安になっていますね。
晴れた日が続き、もうそろそろ梅雨も終わりそうな頃「梅雨明け宣言」も発表されます。
「入梅」は、節分や彼岸などとともに雑節のひとつです。
農業の目安として、「入梅」の日付は、決まっています。
以前は、立春から数えて、135日目とされていて、梅雨が明ける「出梅」の日も決まってました。
現在では、太陽の横経が80度に達した日を入梅としています。
梅雨の由来
どうして「梅雨」というようになったのか、いくつか説があります。
「梅雨」というのは、中国から日本に伝わった言葉だそうです。
1.梅の実が熟する頃に降る雨が由来だとする説。
2.この時期は湿度が高く黴(かび)が、はえやすいため「黴雨(ばいう)」が転じて、「梅雨(ばいう)」となった説。
3.日本では、雨の「露(つゆ)」と結びつけて、「梅雨(つゆ)」と呼ぶようになったという説。
あじさいの色
梅雨の頃の楽しみに「あじさい」がありますよね。
きれいに咲いたあじさいが、あちらこちらで見られます。
あじさいを見ながらだと、歩くのが楽しいですよね。
でも、疑問に思ったことありませんか。
あじさいって、隣同士に咲いている花でも、色が違ったりします。
このあじさいの色の違いは、土壌の酸性度によるものなんですね。
<一般的に>
●酸性・・・・・青系
●アルカリ性・・赤系になるんだそうです。
それで、日本は土壌が弱酸性なので、青っぽいあじさいが多く、ヨーロッパなどでは、アルカリ性の土壌が多いので、ピンク系が多いそうです。
そして、近所を散歩していると、同じ道端のあじさいの色が、日に日に変わっていきますね。
咲いている場所や時期によっても、花の色が変わっていきます。
それで、あじさいの花言葉は、「移り気」「浮気」というのだそうです。
あとは、なんといっても「梅」の季節なので、「青梅」を用意して、梅酒や梅ジュースを作ってもいいですよね。
「梅干し」の自家製も手間はかかるけど上手にできあがったら、喜びもひとしおです。
こうして考えてみると、雨って大事ですね。
梅雨時は、あじさいを見て楽しんだり、梅干しを漬けるとか、この季節にしか出合えないものに楽しみを見出すことも楽しく過ごす秘訣ですね。