空腹時の音を止める~そもそもなぜお腹はなるのか!
2015/05/01
空腹時に「グゥゥゥ」と音がなり、ちょっと恥ずかしい思いをしたことは、ありませんか?
騒音があったり、いろいろな人がおしゃべりしていたり、音楽がかかっていたりしたら、例えお腹の音が鳴ったとしても、気にせずにすますことができます。
そんなふうに、ごまかすことができる環境にいたらいいのですが・・・。
「シーン」と静まりかえった場所で、空腹を感じ「鳴らないで、鳴らないで」と念じていても、コントロールできずに、「グゥゥゥ」と鳴った時、「私だと、まわりの人にバレているのだろうか?」「聞こえないフリをしていてくれるのだろうか?」と思い、恥ずかしい思いをしたことがあります。
空腹とはどういう状態をいうのか?
ご飯を食べると、血液の中の「ブドウ糖」が増えて、それが、脳に伝わり「満腹」を感じます。
しかし、食事が終わり3~4時間経過すると、消化がすすんで血糖値は低下します。
そして、体内の脂肪を分解しはじめます。
この時できるのが、「遊離脂肪酸」です。
「遊離脂肪酸」が増えると、空腹を感じてくるそうです。
どうして空腹時にお腹がなるのか
ところで一体なぜ、空腹時にお腹がなるのでしょうか。
お腹がなるのは、ご飯を食べてから、6時間から8時間後に起こる「満腹期収縮」と呼ばれるときだそうです。
食べ物が、腸に送られて、胃が空っぽになることによって、十二指腸から、「モチリン」というホルモンが分泌されて、胃壁がリングのような状態になり、収縮します。
このリングのようなところが、入口になり出口に向かって大きく波打ちます。
この動きによって、空気が移動して、音が「グゥゥゥ」と鳴ると考えられているそうです。
なので、ブドウ糖を摂れば、空腹時に分泌される「モチリン」を制御できるということです。
お腹がすいたなぁ~と、空腹を少しでも感じたら、「あめ」をなめるとか、「糖分を含むジュース」を飲むことで、空腹感を少しでも和らげることで、お腹が鳴るのも防ぐことができそうです。
そしてこの、胃や腸の動きが、残った食べかすなどを、体の外へと排出させる「胃腸の掃除」をしているそうです。
空腹でうれしい効果
●記憶力アップ・・・・・空腹状態になると、記憶力がアップするということです。
ただし気をつけなければならないのは、適度な空腹状態では、記憶力がアップされますが、過度の空腹により、飢餓状態になると逆効果になってしまうそうです。
なので、試験勉強などするときは、適度な空腹状態ですることが肝心ですね。
●血液がきれいになる
●美肌になる
適度な空腹は、人間にとって必要なことなんですね。
食べ過ぎは、食べたものを、消化するのに身体に負担をかけることになるので、なるべくさけなければなりませんね。
空腹時に、お腹が鳴るのは恥ずかしいので、なるべくなら経験したくないですが、適度な空腹感は、保っていったほうが良さそうですね。