ごま油とオリーブオイルの健康効果は!違いは?
2015/06/24
ごま油とオリーブオイル、どちらが好きですか? 私はどちらも大好きです!
「オリーブオイルの香りが苦手!」って方もよく聞きますが、私はどちらの香りも好きで、特に”エクストラバージンオリーブオイル”のフルーティーな香りが好きです。
ごま油の香りは食欲がわきますしね。
どちらも大好きなオイルなんですが、料理によって使い分けています。(ごま油は中華系、オリーブオイルはパスタを作る時・・・など)
ドレッシングを作る時もどちらかのオイルを、サラダの種類に合わせて使い分けています。
でも全般的には、オリーブオイルの方が、だんぜん使うことが多いですね。
ごま油とオリーブオイルどちらも健康によいと言われてますが、より健康効果が高いのはどちらで、ごま油とオリーブオイルで、どんな効果の違いがあるんでしょうか?
どちらも大好きなオイルですから、”効果”や”違い”を知ったうえで使っていくといいですよね。
目次
ごま油の成分
●オレイン酸・・・・・36.58%
●パルミチン酸・・・・8.44%
●ステアリン酸・・・・4.97%
●リノレン酸・・・・・0.56%
ごま油にはリノール酸が多く含まれています。
ごま油の健康効果
リノール酸の働き
●ごま油の主成分であるリノール酸は、体内では作ることができないので、食物から摂らなければならず「必須脂肪酸」と呼ばれています。
リノール酸は、からだの組織が正常に機能するうえで欠かせないもので、不足すると皮膚障害や成長阻害が生じたりすることもあります。
1日の摂取量は9g前後といわれていますが、普通に食べる食物から十分に摂れますので、むしろ「普通の食生活で必要量以上のリノール酸を摂っている」ことが害になっていると問題視されているので注意が必要です。
ごま油の良い点
・血中コレステロールを減らします。
ごま油の悪い点
・酸化しやすく発がん性のある過酸化脂質を作ります。
・リノール酸から作られるアラキドン酸は、アトピー性皮膚炎や花粉症の原因になったり、アレルギーの症状を進めたり、老化の促進につながります。
ゴマリグナンの効果
ごま油に含まれるゴマリグナンという微量成分は、次のような効果があります。
●脂肪酸の代謝を促進する。
●肝機能を改善する。
●免疫力を高める。
オリーブオイルの成分
●パルミチン酸・・・・9.31%
●リノール酸・・・・・9.78%
●ステアリン酸・・・・3.01%
●リノレン酸・・・・・0.75%
オリーブオイルにはオレイン酸が多く含まれています。
オリーブオイルの健康効果
オレイン酸の働き
●オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は脂肪酸の一つです。
このオレイン酸は体内で作りだすこともできるんですね。
1日の必要摂取量とその上限に特に規定はありません。
オリーブオイルの良い点
・悪玉コレステロール値だけを下げ、善玉コレステロール値は下げない。
・動脈硬化や心疾患を予防する。
・便秘を解消する。
・胃酸の分泌を調整して、胃の健康を守る。
・肌の健康を維持する。
オリーブオイルの悪い点
ごま油とオリーブオイルの違い
●「ごま油」に多く含まれる「リノール酸」は他の植物油や植物油以外の多くの食品に含まれているものです。
一方、「オリーブオイル」に多く含まれる「オレイン酸」は、他の植物油にも含まれてはいますが、「オリーブオイル」にのみ大量に含まれています。
この成分量の違いが決定的に違う点になります。
しかし雑誌やテレビ番組などでも「油」の特集はホント多いですよね〜
最近はいろんな油が市販されています。
わたしの場合、自分なりにふるいをかけ判断して、特によく使うのは「オリーブオイル」になっていました。
買う頻度としては「オリーブオイル」の方が圧倒的に多いです。
「オリーブオイル」は、炒め物、ドレッシング、あとフランスパンに「オリーブオイル」と「バルサミコ酢」につけて食べることが多いです。
「ごま油」は中華系の炒め物、ドレッシング、きゅうりの浅漬けにからませたりすると風味がよくなり、いいですよね〜
「えごま油」や「亜麻仁油」は、酸化が早く炒め物には向きませんから、サラダや納豆にかけて食べてます。
いろんなオイルがある中で、やはり量的に多く取り入れるのは健康効果的にも「オリーブオイル」がよさそうですね!
もちろん「ごま油」も「ゴマリグナン」の効果は摂り入れたいですから、いろんなバランスを考えて、使い分けが必要です。
でも何ごとも体にいくらよくても、「摂り過ぎには注意!」ですよね。