立冬の意味とは!木枯らし1号が吹くかな!
色づいたイチョウの葉が舞い落ち、街路一面を敷きつめているのを見ると、秋の深まりを感じますよね。
紅葉もだんだんと終盤を迎えると朝・晩の風が本当に冷たく、日の暮れるのも早く感じるようになってきます。
そしてだんだんと次の季節に移り変わっていき、本格的な冬の訪れを迎えていきますね。
立冬の意味は
「立冬」は冬の始まりを表します。11月7日頃です。
二十四節気の一つです。
「立冬」から「立春」にあたる2月上旬の前日までが暦の上での冬となります。
まだまだ秋の過ごしやすさがありますが、「立冬」を過ぎると、だんだんと空気も冷たく感じるようになり、吹く風も冷たく感じるようになります。
木枯らし1号とは
「木枯らし」とは
この頃に吹く強い北寄りの風のことをいいます。
葉っぱが冷たい風に吹かれて葉を少しずつ落とし、まるで枯らすように吹いているかのように見えることから、そう呼ばれるようになりました。
「木枯らし1号」とは
「木枯らし1号」と呼ばれるには条件があります。
1.期間は10月半ばから11月末(晩秋から初冬の間に吹く)までの間に限る。
2.気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。
3.風向きが西北西~北であること。
4.最大風速が、おおむね8メートル以上である。
(ただし、お知らせには最大瞬間風速を記入する)
1.期間は霜降(10月23日頃)から冬至(12月22日頃)。
2.気圧配置が西高東低となっていること。
3・風向きが北よりであること。
4.最大風速が、おおむね8メートル以上である。
(ただし、お知らせには最大瞬間風速を記入する)
以上の条件を満たすと「木枯らし1号」とされます。
「春一番」に対して「木枯らし1号」が使われるようになりました。
「木枯らし1号」については、東京(関東地方)と大阪(近畿地方)だけで観測され発表されます。
発表されるようになったのは、1979年頃からですが、条件が満たされず「木枯らし1号」が発表されなかった年もあります。
2号、3号もあるのですが、これらは発表されません。
「木枯らし1号」の発表が聞こえてきたら「あーこれから本格的に冬が始まるんだ」って感じますよね。
あまりもの風の強さで歩くのも大変なときもあったりしますね。
初雪とは
「初雪」
気象庁では、寒候期(10月から翌年3月までの間)に初めて降る雪、みぞれも含めていいます。
北の地方では、立冬の頃から雪が降り始めます。
「初雪」の発表と「木枯らし1号」の発表では、どちらが先だと思いますか?
ほとんど毎年「初雪」の方が先に発表されます。
「木枯らし1号」のほうが先に発表されることはめずらしいそうです。
何か意外な感じがします〜
初冠雪とは
「初冠雪」・・1年を通して、雪に覆われる時期と、そうでない時期がある山岳において、夏以降、山頂に雪が白く積もっていること。その状態が麓から初めて観測されたときのことをいいます。
富士山の場合、初冠雪は毎年、9月30日頃です。
小春日和とは
「小春日和」ってこの時期に使う言葉なんですよね。
「小春日和」・・・晩秋から初冬の春のような穏やかで温かい気候のことをいいます。
間違って「春」の季節に使ってしまいそうですが・・・。
「小春」は陰暦10月(現在の11月頃から12月上旬)の異名。
この頃は穏やかで暖かい春のような日が続くことからそう呼ばれています。
「小春」の付く言葉は冬の季語でもあり、「小春凪」「小春空」「小春風」などの言葉があります。
小春日和って「春」とつく字を使っているのに晩秋から初冬の春の日のような日に使うなんて風情がありますよね。
一年の中でも「小春日和」を感じられる季節って過ごしやすくていいですよね。