菌活の効果は?どんなものを食べるといい?
発酵食品を積極的に食べること!
菌活の言葉を知らなくても体にいいと言われてきた発酵食品を日々取ることを心がけている人もいると思います。
でも「菌」って何を食べればいいの?
とちょっと疑問になる人もいるでしょう。
「ヨーグルトの乳酸菌とか?」
それももちろんですが、和食にも沢山の「菌」が存在しています。
改めて、今回は「菌」はどんな食材にいるのか?
「菌」が体に与えてくれる影響はどんなものか?
などを知っていただけたらと思います。
きのこ菌
真菌の一種です。
きのこは野菜、植物ではなくそのものが「菌」です。
「菌を食べている」ということを知っている人は少ないと思います。
きのこは木などの苗床のようなものに住みつき増殖していく生き物なのです。
意外や意外!ビタミンB郡、Dが豊富な食材でもあります。免疫力の向上に繋がります。
食物繊維も多く、カロリーも低い、美容にもいいことで有名です。
種類も多いので日替わりで楽しめるのもきのこも魅力だと思います。
乳酸菌
おもにヨーグルトに含まれている菌ということで有名ですが、和食でも欠かせない菌です。
乳酸菌はごく普通の食材にくっついている菌なのです。
米、野菜にも多くはなくとも普通に付いていて、野菜を使う糠漬けにはその何十倍、何百倍もの乳酸菌が発酵により増殖して付着しています。
同じようなもので韓国のキムチも漬物の一種でこれも乳酸菌が多いです。
ヨーグルトで有名なブルガリアでは菌のもとのなんて買わずにそこらへんに落ちている木や草を牛乳に入れとけば翌朝にはヨーグルトになってしまうほど地域に強く生きた菌が豊富だと聞きます。
ブルガリアの家庭では、毎日の食卓での定番なので大量のヨーグルトをいつも作ります。
牛乳に前日に作ったヨーグルトを少し入れて翌朝食べる。
そんなサイクルが当たり前というお国です。
日本の漬け物も糠漬けを代々受け継ぎ、野菜を漬けて食卓に。
おばあちゃんがやっていた姿が目に浮かぶようですよね。
納豆菌
納豆菌はそのまま、納豆に必要な菌です。
なかなか独特な菌で、繁殖力も旺盛で他の発酵食品を作る工場(乳酸菌関係など)は作業員の前日の食事に納豆を禁止しているところもあります。
納豆菌のほうが強いので他の菌が負けてしまうのです。
納豆菌の体への影響も他の菌にはなかなかない力があります。
何かと言えばビタミンKが多いのです。
ビタミンKは血管の中の血栓を溶かす作用があり、動脈硬化の予防になると言われていますし、血圧の低下にも関わるものです。
ただ、注意なのが血液の病気の人は摂取を控えられているという点です。
そういった方は医師から言われていると思います。もしもの時のために覚えておくといいでしょう。
麹菌
味噌、醤油、塩麹に必要な麹菌。
日本の伝統的な食事に欠かせないものです。
日本の調味料は麹菌が支えていると言ってもいいかもしれません。
麹菌はアミノ酸、ビタミン、食物繊維が豊富です。
甘酒は「飲む点滴」と言われるぐらいアミノ酸が多く、夏バテにも強力な助けにもなります。
冬場の温かい甘酒も体を芯から温めてくれます。
塩麹は今人気の食材ですが、効能は整腸作用、デトックスが注目されています。
便秘の予防に効果的、肌の調子も整えてくれます。
発酵食品は毎日食べる、出来たら毎食食べることをオススメします。主なものとして
味噌、糠漬け、キムチ、ヨーグルト、チーズ、甘酒、納豆、きのこ
ですね。
菌活の大切な点は続けること。
もっと欲を言えば菌の種類もできるだけ一品でも多く食べることで体への出方は変わります。
また、腸内の環境は毎日の食事で左右されます。
「継続は力なり」の言葉のように毎日続けること。
当たり前の食事は生きる力に直結します。
まさに食事は活力です。
一年先、十年先の自分のためにも体を思い日々の食事に向き合って見てください。