豆の種類いろいろ!完全栄養食!畑のお肉!
豆の種類って思っている以上にあります。
けれど普段から食べているものって、だいたい決まってますよね。
知らない豆、食べたことのない豆って、どのくらいあるものでしょうか?
なんと豆には約18,000種類もあるのだとか・・・
豆って世界中で、食べられていてその国その国の食べ方があります。
豆は日本人が昔からいろいろな方法で食してきたなじみの深い食べ物です。
目次
豆の力
豆は古くから日本人の食生活にかかせないものでした。
特に大豆は、しょう油・みそ・納豆・豆腐などに使われ日本の食文化をささえてきました。
豆はいろいろな種類が世界中で食べられていますが、それはたんぱく質と炭水化物に富み、エネルギー源として欠かせない食品だからです。
豆の栄養成分
豆には次のような栄養をバランスよく含んでいるので「完全栄養食」と呼ばれます。
・たんぱく質
・炭水化物
・ビタミンB1
・カリウム
・カルシウム
・脂質
・食物繊維
保存法
・そのままの状態のものは、清潔にした缶やビンに移し、乾燥剤を入れて冷暗所に置く。
・茹でた場合、茹でた豆は汁ごと、密閉容器や袋に入れて冷凍保存し、使うときは自然解凍します。
豆類のエネルギー
豆のエネルギーですが、すべてゆでたもので次のとおりです。
小豆が一番大きいんですね。
・大豆・・・・・100グラム:143kcal
・小豆・・・・・100グラム:180kcal
・えんどう豆・・100グラム:148kcal
・いんげん豆・・100グラム:143kcal
・ささげ・・・・100グラム:145kcal
豆の種類
豆はマメ科に属し、マメ科には昔からよく使われているダイズ属、インゲンマメ属、ササゲ属、エンドウ属などに分けられます。
●ダイズ属には
大豆(黄大豆)、黒大豆、青大豆などがあります。
●インゲンマメ属には
白金時豆、金時豆、うずら豆、虎豆、白花豆などがあります。
●ササゲ属には
小豆、大納言、白小豆、ささげ、緑豆などがあります。
●エンドウ属には
青えんどう、赤えんどう、白えんどうなどがあります。
わたしが一番好きなのは、普段、和スィーツでお世話になる「小豆(あずき)」ですね。
小豆(あずき)
・小粒のものを小豆といいます。
・特に粒が大粒で煮ても皮が破れにくいものを「大納言」といいます。
大粒でも煮崩れしにくいという特性のない品種は「大納言」とは呼ばれません。
大豆(だいず)
「畑のお肉」と大豆は昔から呼ばれるように、良質の植物性たんぱく質の宝庫です。
大豆は、色や形の大小でたくさんの種類があります。
黄大豆(きだいず)
最も一般的な大豆です。
・大粒種・・・煮豆などそのまま料理によく使われます。
・中粒種・・・しょう油、味噌、豆腐などの加工品によく使われます。
・小粒種・・・主に納豆に使われます。
青大豆(あおだいず)
枝豆用の品種でうぐいすきな粉の原料になります。
黄大豆より火の通りが早いといった特徴があります。
黒大豆(くろだいず)
お正月に食べる黒豆、有名なのは兵庫県の「丹波黒」。
煮るときに釘をいれると色が鮮やかにしあがります。
黒豆には「アントシアニン」が多く含まれています。
金時豆(きんときまめ)
いんげん豆の中でも代表的な品種です。
なかでもよく知られている品種が「大正金時」といいます。
鮮やかなきれいな赤紫色をしていることから「赤いんげん豆」と呼ばれることもあります。
洋名は「キドニービーンズ」です。
虎豆(とらまめ)
いんげん豆の中でも高級な豆です。
半分が白、半分が茶色のまだら模様が虎の模様に似ていることから名前がつきました。
もっちりとした美味しさがあります。
煮豆といえば「虎豆」といわれるぐらい煮豆に適してます。
うずら豆
種皮の模様がうずらの卵に似ていることからこう呼ばれるようになりました。
皮が厚めで煮豆や甘納豆に良く使われます。
青えんどう
成長していく過程で名前が変わっていきます。
・「さやえんどう」:若いときに摘んだもの
・「グリーンピース」:完熟前に摘んだもの
・「青えんどう豆」:完熟後乾燥させたもの
うぐいすあんや煮豆、甘納豆として使われます。
紫花豆(むらさきはなまめ)
いんげん属の中の「べにばないんげん」のことをいいます。
大粒で紫のまだら模様が特徴です。
煮るとふっくらほくほくになります。
煮豆や甘納豆に適しています。
白花豆(しろはなまめ)
いんげん豆の1種です。
大粒で、白く、見栄えがします。
高級品の煮豆やおせち料理のきんとんに使われます。
ささげ
「大角豆」ともいいます。
平安時代にはもう「大角豆」と名前が呼ばれていたと記録されています。
ささげは大粒種、小粒種がありますが通常ささげといわれるのは小粒種のほうです。
赤飯に多く使われます。
ひよこ豆
形がひよこに似て栗のような甘みがあります。
「ガルバンゾ」ともいいます。
インド、ヨーロッパ、メキシコで常食されています。
豆類は栄養豊富で、ヘルシーなので肉や魚を食べなくても良質のたんぱく質が摂れます。
食事にも積極的に使っていきたいものです。
「ハンバーグ」など大豆からできている豆腐をひき肉の変わりに使うと、ヘルシーでカロリーも抑えられ、食感も肉とほぼ同じです。
「これ肉じゃなくて豆腐なんだ!」と不思議に思えます。
健康のためにも上手に豆を使ったレシピを増やしていきたいですね。