風邪の新原因! 鼻の乾燥 ドライノーズの徹底解明!
2015/05/01
風邪を冬に引きやすいのは
寒さ等によって、体が冷え、免疫力が下がり、
感染したウィルスが、体内で大増殖されるからなんですよね~
知ってました?
体温が1度下がると、免疫力は30%も低下するそうです!
さらに感染したウィルスが、
人から人へと感染を広げていくので
私達は冬に風邪を引きやすくなるんです。
冬になっても風邪とは無縁の平気な人もたくさんいる
一方、反対に必ず風邪を引いてしまう人もいます。
この違いはどこから来るのでしょうか?
ドライノーズ
風邪をひきやすい人達に
ある新しい原因が潜んでいることが、わかってきました。
風邪をひく新原因は、
鼻の中の乾燥にあったんです。
この鼻の乾燥はドライノーズとも呼ばれます。
ドライマウス、ドライアイに続く
第3の乾燥症”ドライノーズ!”
それでは、
なぜ鼻の乾燥が風邪の発症に関わってくるのでしょうか?
空気が乾燥したこの冬の季節・・・
粘膜がカサカサになり、
水分がどんどん失われることによって、
バリア機能が落ちて
色々な病気を引き起こすと考えられています。
私達の鼻の内部にはウィルスなどから
体を守るバリア機能が備わっているんですね。
中でも大きな役割を担っているのが、
鼻の粘膜の細胞に備わっている
繊毛(鼻の内側から肺に至るまでの気道を覆っている
毛のような組織)です。
この繊毛が活発に動くことで、
鼻に侵入したウィルスなどの異物を
速やかに胃の中へと運び
強力な胃酸で殲滅、ウィルスの繁殖を防いでいるのです。
この繊毛の動きこそが、鼻のバリア機能なのです。
ところが鼻の中が乾燥してしまうと
粘膜から潤いが失われ
繊毛の動きも大きく低下してしまいます。
こうなると繊毛の細胞からも水分が失われ
鼻の中の乾燥が一気に進みます。
更に乾燥が進むと粘膜がひび割れて
出血さえ招くこともあるのです。
ここまで鼻の中の状態が悪化したら
繊毛の動きは、ほぼストップします。
そうして鼻の中にとどまったウィルスは
細胞の隙間から体内に侵入
急激に増殖し風邪などの症状を
ひき起こしてしまいます。
ドライノーズの症状
・乾燥感
・鼻くそがよくたまる
・ムズムズ感や異物感
・鼻水がでないのに鼻をかみたい
・鼻をかむと血が混じる
ドライノーズの予防
何が原因で鼻の中が乾燥してしまうのか?
1日にでる鼻水の量って知ってますか?
1~2リットルです。
大量の鼻水はどこにでているのでしょうか?
鼻の外に出ているわけではないのです。
鼻水はたえまなく作られていますが、
繊毛を使って
鼻からのどへ、そして胃へと流れていきます。
通常は鼻から外へ流れ出ないようになっています。
鼻から水分が蒸発しやすい人が
ドライノーズになりやすいといえます。
鼻水で粘膜を潤していても
蒸発量が多いと
ドライノーズになってしまいます。
ちょっとした生活習慣で鼻の乾燥を防げます。
1.家の中を加湿する。
2.外出するときは、マスクする。
3.湯船につかる。
湯船につかるだけでも蒸気が鼻に入り
粘膜が潤います。
さらに潤すために
①41℃のお湯に10分~15分つかる。
②塩入りミストを吹きかける。
100ccの水に食塩1gを霧吹きスプレーに入れ
よく振って、湯船につかっているとき
鼻の前で吹きかけ、ミストを鼻で吸い取る。
③お風呂で歌う
以上のことを続けるだけで、鼻に潤いを与えることができます。
簡単なことなので続けていき、風邪とは無縁でいたいですね!