枝豆の栄養や効果は?おいしいゆで方は?
夏と言えば「枝豆」!
「枝豆」を食べることは私にとって夏の楽しみの一つです。
夏に枝豆をスーパーなどで見かけると、ついつい手が伸び買ってしまいます。
この夏の期間しか店頭で見かけられないので、ここぞとばかりに毎日のように買ってしまいます。
何といっても「おいしい」ですからね・・・
「枝豆」って豆類なので「大豆」や「小豆」などのように栄養価は高いだろうなぁ~と思いながら食べていますが、実際のところはどんな栄養素が含まれているのでしょうか?
おいしいうえに栄養価も高いとなると、ますます「枝豆」を食べることが多くなりそうです。
枝豆とは
「枝豆」は「大豆」になる前の未成熟のままで収穫されたものです。
ですので「枝豆」が成熟すると「大豆」になります。
「枝豆」と「大豆」は同じ植物の種類ということなんですね。
同じ植物でも分類は違ってきます。
「大豆」
・・・豆類
「枝豆」
・・・緑黄色野菜
に分けられます。
冒頭部分で「枝豆」のことを見た目から「豆類」と呼んでいましたが、正式には「緑黄色野菜」なんですね。
「枝豆」として日本人が食べるようになったのは、江戸時代の17世紀末頃からといわれています。
現在では枝豆専用の品種も数多くあります。
枝豆の栄養
●「畑の肉」といわれるほど良質のたんぱく質を含んだ大豆同様に枝豆もたんぱく質はもちろんその他の栄養素も豊富に含んだ緑黄色野菜です。
●しかも大豆には含まれていないビタミンCもうれしいことに枝豆には含まれています。
●野菜には少ないビタミンB1、ビタミンB2を多く含みむことも特徴として挙げられます。
●夏の楽しみとして「枝豆とアルコール」の組み合わせがあります。
この組み合わせは体にとっても、とてもいい組み合わせなのです。
それは枝豆に含まれるビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCなどの豊富なビタミン類とたんぱく質に含まれるアミノ酸メチオニンがアルコールの分解を促し、肝臓への負担を軽くして、二日酔いなどを防止してくれる働きがあるからです。
●葉酸も多く含まれているので体の成長や貧血の予防などに効果があります。
●たっぷり含まれている食物繊維は、腸をきれいにし便秘の改善や体内のコレステロールを排出し、高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防などにも効果があるといわれています。
他にも
●糖質
●脂質
●カルシウム
●カリウム
なども含まれています。
枝豆の効果
枝豆に含まれている栄養の効果をまとめてみました。
●美肌効果
●二日酔い、飲みすぎを予防する
●夏バテ防止、疲労回復効果
●貧血を解消したり予防する効果
●便秘解消
●むくみの解消
などたくさんの効果があります。
一方栄養価の高い枝豆ですが、次のような気をつけなければならない点もあります。
●枝豆は消化が悪い方なので胃腸の調子が悪いときなど食べ過ぎに注意が必要です。
●塩味を強調しすぎないように塩分の摂り過ぎに注意します。
●枝豆はプリン体が多めなので尿酸値を高め痛風などの原因にならないように注意します。
何ごともほどほどが肝心で、栄養価があり「おいしい」からといって食べ過ぎには気をつけたいですね。
枝豆のカロリー
枝豆のカロリーは100g中135㎉です。
これは「さや」が含まれたカロリーになります。
枝豆25個ぐらいで100グラムになり、「さや」を除くと半分の50gで67Calになります。
見た目は小皿に山盛り、これぐらいの量を食べるのが「おいしい」と感じ食べ過ぎないですみそうです。
枝豆の選び方
●枝つきを選ぶ
枝つきが売っていたら枝つきのほうを選ぶことをおすすめします。
それは枝豆は枝から切り離してしまうと一気に味が落ちてしまうからです。
枝から切り離す手間がかかるので時間があまりないときなどしかたないですが、なるべく枝つきののほうを選びます。
切り離したら時間をおかずにすぐにゆでます。
●さやの色は緑色が鮮やかでつやがあり、豆がふっくらとしてみえるもの。
●枝つきのものは枝の間隔が狭くさやが密集してみえるもの
●うぶ毛がきれいについているものは新鮮なものです。
枝豆のおいしいゆで方
せっかく食べるならおいしくいただきたいですよね。
少し手間がかかりますが、おいしくするために手間を惜しみなくかけたいですね。
<材料>
●枝豆
●塩
・・・水に対して約4%
水・・・1リットルなら塩40g、1.5リットルなら塩60g
<ゆで時間4分から5分>
1.手間をかけてはさみでさやのはしをカットします。
この手間で塩味が染み込みやすくなるのです。
2.枝豆を多めの塩でもむようにして産毛も一緒におとします。
しばらくそのまま置きます。
その間にたっぷりのお湯を沸かします。
沸騰してきたら、お湯に塩を入れて枝豆を洗わずにそのまま入れます。
3.沸騰してきたら4分から5分ほどでザルにとり必ず自然にそのまま冷やします。
冷水をかけて冷まさないようにします。
もし枝豆を食べてみて塩分が足りなかったら塩をたします。
ゆですぎたり、冷水で冷ましたりするとうまみがどんどん流れ出てしまうので注意します。
枝豆は日本だけではなく海外でも「EDAMAME」で通じるほど人気があります。
シンプルな味付けで栄養豊富な枝豆はこれからますます世界中で人気が出そうですね。
枝豆は栄養価の高い野菜で、気軽に食べられるのでついつい量を食べてしまいがちになるのでそのへんは注意が必要ですね。