酒粕で甘酒が作れる!栄養価や効能は!パックや化粧水も!
酒粕を、スーパーなどで見かけます。
特にテレビなどで「酒粕」の特集があったときなどは、売り場に山積みにされていたりします。
でもこの酒粕って、どうなふうに利用するのか?料理以外の利用法ってイマイチわからないんですよね。
なんとなく「使ってみたい」「買ってみようかなぁ」などと思うのですが、なかなか決心がつかず、使いこなせずに余ってしまったらもったいないことにもなってしまうので・・・。
昔からある「酒粕」をうまく使いこなせるようになりたいです。
目次
酒粕の栄養や効能
酒粕の栄養成分
酒粕の栄養成分は次のようなものがあり、とても栄養価の高い食品なんです。
・たんぱく質
・炭水化物
・ビタミンB1、B2、B6
・葉酸
・食物繊維
・ペプチド
・ミネラル
酒粕の効能
酒粕の効能としては
・酒粕の酵母が血管を柔軟にする働きがあり、脳梗塞・心筋梗塞を予防する効果。
・血圧を降下させる働きのペプチドが含まれており、高血圧の予防に効果。
・食物繊維が豊富に含まれているので、ダイエットや便秘にも効果。
・美白効果
などさまざまの効果が期待されています。
甘酒の作りかた
だんだん寒さが、本格的になってくると、体があったまるものを飲みたくなってきますよね。
酒粕からも意外と簡単に「甘酒」が作れるんです。
栄養的にも美容にもいい酒粕を摂りいれやすい方法です。
【材料】
酒粕・・・100グラム
水・・・・500CC
砂糖・・・大さじ3
塩・・・・少々
生姜・・・適量、すりおろしたものか、しぼり汁(お好みで)
【作りかた】
1.鍋やボールに酒粕と水を入れておく。
寝る前に一晩つけたり、半日から丸一日置いておくとかき混ぜやすくなる。
時間がないときは少なくても2時間以上つけて置くとかき混ぜやすくなるので、混ぜて置く。
2.鍋に混ぜた酒粕と水を入れ、砂糖と塩を入れ加熱する。
3.出来上がりに好みで生姜(すりおろしたものか、しぼり汁)を入れる。
酒粕パックの作りかた
酒造メーカーから、いろいろな種類のパックや化粧水などが販売されているのをよく見かけます。
酒造メーカーで働いている方々の手がきれいだったりしますよね。
きっと使うとお肌にいいんだろうなぁとは思っていました。
酒粕には、ビタミン類、酵母、アミノ酸など栄養が豊富に含まれています。
酒粕パックには、美肌効果、美白、シミ改善、くすみなどたくさんの美容効果があります。
【材料】
約1週間分ほど
・酒粕
・・・100グラム
・精製水または水
・・・120ml~150ml
・ジップロックやビニール袋
※敏感肌の人やお酒に弱い方は、最初に肌にあうかあわないかパッチテストを試してみるといいと思います。
【作りかた】
・すり鉢ですりこぎを使って作る方法もありますが、ジップロックやビニール袋などに入れてやわらかくすると、使った分の残りをそのまま袋ごと冷蔵庫に保存できて便利で、洗い物も少なくてすみます。
1.酒粕をちぎって精製水または水を分量の2分の1(60ml~75mlくらい)加えて柔らかくなるまで10分くらい待つ。
2.酒粕がやわらかくなったらよく混ぜる。
3.残りの精製水または水を入れ、なめらかになるまで混ぜる。
(ダマがなくなり均一なペースト状になるまで)
【使い方】
1.洗顔した後、顔全体にのばす。
2.乾く前にガビガビする前に、ぬるま湯で洗い流す。
時間に余裕があるときなどは、ラップをして15分ほどパックしたらますます効果がアップします。
化粧水の作りかた
【材料】
酒粕・・・・・20グラム
精製水・・・・180ml
グリセリン・・5CC
※敏感肌の人やお酒に弱い方は、最初に肌にあうかあわないかパッチテストを試してみるといいと思います。
【作りかた】
1.酒粕、精製水、グリセリンを容器に入れて一晩寝かせます。
2.一晩たったら茶こしにガーゼを一枚敷いて、濾していきます。
(コーヒーフィルターは、目が細かすぎるので、目の粗いガーゼのほうが向いています。)
保存方法
酒粕を買ってきたとき、賞味期限が書かれていればそれを守りましょう。
表示されていなければ、酒粕は基本的に冷蔵庫で保存し、3ケ月から6か月ほどはもちます。
酒粕にはアルコールが含まれているため、保存期間は長めです。
冷凍すれば1年ほどはもちます。
酒粕は、前から気になっていた食品です、食べてもいいし、美肌にもいい。
栄養価が高いので、他にも「粕漬け」や「石狩鍋」「クリームシチュー」などいろいろアレンジして使うこともできます。
意外といろいろな料理に少しづつ使ってみたら、意外な発見があるかもしれません。
「糟床」みたいに「粕床」を作ってみたいですね。