かぼちゃの種類は!冬至にかぼちゃを食べるのはなぜ!
かぼちゃの種類は意外と多いんです~
「ズッキーニ」もかぼちゃの一種なんですよね。
「ズッキーニ」は、どちらかというと「きゅうり」の一種だと思ってました・・・
ズッキーニ以外にも、一見してこれが「かぼちゃ?」ってものが結構あるんです。
こんなに形や色が実にさまざまな野菜って他にもあるのかな?って思います。
普通かぼちゃというと、カットされたものが店頭で売られてるというイメージで、まるごと売っているものを最近はあまり見かけません。
店頭では、かぼちゃは秋ぐらいから特によく目につくようになり、寒くなってくると、食べたくなってきます。
冬至にかぼちゃを食べるって、だいぶ広まってますが、ところで、どうして冬至にかぼちゃを食べるのでしょうか?
目次
かぼちゃの種類
かぼちゃは大きく分けると3種類あり、「日本かぼちゃ」、「西洋かぼちゃ」、「ペポかぼちゃ」があります。
人気と栄養価が高いのは、「西洋かぼちゃ」です。
日本かぼちゃの種類
日本にかぼちゃが伝わってきたのは、16世紀ごろ「カンボジニア」から持ち込まれたもので、「かぼちゃ」の名前の由来もここからきているといわれています。
品種は「東洋種」です。
高温を好み、ごつごつとした皮と、水分が多くねっとりとした果肉が特徴です。
日本かぼちゃの種類としては次のものがあります。
黒皮かぼちゃ
日本かぼちゃの代表種。
表面は、ゴツゴツして立てに深い溝がはしっています。
代表的なものに「日向(ひゅうが)かぼちゃ」があります。
甘さは強くありませんが、果肉は粘質で煮崩れしにくいです。
鹿ケ谷かぼちゃ
京都の特産品です。
ひょうたんのような形をしており、表面にたくさんのコブがあります。
果肉は粘質で、水分が多く、昔から煮物に向いているといわれています。
バターナッツかぼちゃ
ツヤのあるクリーム色をしていて、縦長のひょうたんのような形をしています。
ナッツのような風味と実は粘質で甘みが強いです。
西洋かぼちゃの種類
一般的に流通しているかぼちゃの9割近くが「西洋かぼちゃ」です。
東洋種に比べ西洋種は甘みが強く、ほくほくとした食感が人気です。
19世紀後半から北海道を中心に広まっていきました。
西洋かぼちゃの種類には次のものがあります。
黒皮栗かぼちゃ
代表的な西洋種。
一般的に広く流通しているのがこの「黒皮栗かぼちゃ」です。
「えびすかぼちゃ」とも呼ばれます。
加熱すると甘みが増し栗のようにほくほくとしたタイプです。
白皮栗かぼちゃ
表面が名前の通り、白っぽい薄緑色をしています。
強い粉質で、糖度も高く、加熱するとほくほく感を強く感じます。
また、日持ちがするといった特徴もあります。
「雪化粧」や「伯爵」といった品種があります。
宿儺(すくな)かぼちゃ
岐阜県飛騨高山の丹生川地域特産。
外見は、へちまに似ています。
40センチ~50センチほどの長細さがあり、珍しい形をしています。
甘みがあり、加熱するとほくほく感があります。
皮が薄くとても扱いやすい品種です。
最近復活した品種でもあります。
赤皮栗かぼちゃ
品種は、「打木赤皮甘栗」があり、「加賀野菜」として人気があります
煮物に向いていて、ややねっとり感があり、甘みが強く果肉は鮮やかなだいだい色をしています。
ペポかぼちゃの種類
ズッキニーもこの品種になります。
「金糸瓜(そうめんかぼちゃ)」や観賞用のかぼちゃなど、見た目の形も味もさまざまです。
ペポかぼちゃ
観賞用としておもに利用され「おもちゃかぼちゃ」とも呼ばれます。
ハロウィンの時期になると店頭で見かけるようになります。
色はオレンジ・黄色・白・緑などがあり、形も細長・ひょうたん・丸形・扁平などさまざまです。
かぼちゃの栄養
かぼちゃは野菜の中でも栄養価の高い野菜です。
・カロテン
・カリウム
・ビタミンB1,B2
・ビタミンC
・ビタミンE
・カルシウム
・鉄
など豊富に含まれています
かぼちゃの見分け方
・形が左右対称でまるくなっているもの。
・表面にツヤがありかたく、持ったとき重みを感じるもの。
・軸が太く切り口がよく乾燥していて、軸の周りがへこんでいるものが完熟しているといわれる。
・皮の部分が、黄色くなっている場合、食べるのに問題はありませんが、ないにこしたことはありません。
皮の黄色の色で中の色を判断したりします。
・カットされたものは、種とわたがつまっていて、果肉の色が濃く、肉厚のものがよい。
かぼちゃの保存法
・丸のままなら新聞紙に包んで、冷暗所で保存します。
保存状態がよければ、1ヶ月から2ヶ月の保存ができます。
・カットされたものは、種やワタをとりラップに包んで冷蔵庫の野菜室でなるべく早めに食べましょう。
かぼちゃはカットされたものでなければ、栄養素を失わずに長期間保存できます。
皮には、実以上にカロテンが含まれており、加熱してもビタミンCの損失が少ないです。
冬至にかぼちゃを食べるのはなぜ
かぼちゃの収穫期は夏から初秋にかけてです。
冬至の頃(12月22日頃)に「かぼちゃ」を食べる風習があります。
このことからもかぼちゃはたいへん貯蔵性の高い野菜なのです。
収穫した後、風通しの良い10℃前後のところに丸ごと置いておくと追熟していき、水分が抜け甘みも増し栄養価も高まります。
冬至の頃、かぼちゃを食べる風習は、抵抗力を高める働きのあるカロテンが豊富に含まれているかぼちゃを食べることで風邪の予防になるということです。
かぼちゃは、黄色の色がきれいで、甘みがあり、ほくほくした食感で、さつまいもや栗に似た美味しさがあります。
蒸すだけで何の味付けをしなくても美味しいです。
でも女性にうれしいビタミンEも含まれているので、血行が促進され体を温め、冷え症の緩和に効果があるのでこの季節とくにうれしいですね。