ハトムギの効果は?美肌にいい?ハトムギ茶で手作り化粧水も作れる!
「ハトムギ」って小さい頃からよく耳にし、馴染みのある言葉なんですが、知っているかというと・・・
ぜんぜんどんなものか?
知らないんですよね〜
なんとなく「健康にいいんだろうな〜」とか「化粧水の成分にもなっているので肌にもいいものなのかな?」と思ってるぐらいでした。
ですが、最近見たテレビ番組で「ハトムギは美肌、美白にすごく効果がある!」というのを見て、どんな効果があるのか知りたくなりました!
体の中からきれいになるためにも手軽に摂り入れやすそうな「ハトムギ茶」とか、美肌によさそうな「ハトムギ入りの化粧水」など、よく理解したうえで、うまく取り入れていきたいですね。
目次
ハトムギとは
ハトムギはイネ科ジュズダマ属の植物です。
見た目は粒が丸く大きく少し色のある白色で、その他の麦の種類と同じように真ん中に溝があります。
ハトムギは「ヨクイニン」という名前で生薬としても知られています。
「ヨクイニン」とはハトムギの外側のからを取り除いたもので白く丸い部分のみを利用したものです。
漢方薬に使われる「ヨクイニン」は漢方薬のランク付けでも一番いい「上薬」とされていて、「どれほど体に摂り入れても害がなく健康を増進するためにすぐれた食品」といわれるほどです。
ハトムギの効果
ハトムギの栄養成分
ハトムギには
たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミンB群、ナイアシン、ミネラル類(カリウム、カルシウム、鉄など)、食物繊維などが含まれており、栄養バランスが非常に良い食品です。
特にたんぱく質に含まれるアミノ酸は穀物の中でもナンバーワンといわれるほどです。
精米と比較すると
・・・たんぱく質が2倍、食物繊維が8倍も多く含まれています。
玄米と比較すると
・・・たんぱく質が2倍、鉄2倍、脂質1.8倍も多く含まれています。
ハトムギの健康効果
ハトムギを摂り入れていくことで得られる効果として次のものがあります。
●美肌効果
肌荒れ、ニキビ予防、ソバカス・シミの改善
●美白効果
●保湿効果
乾燥肌改善
●むくみ解消効果
水分代謝が活発になり、利尿作用効果もあります。
●デトックス効果
体内の老廃物が排出される。
●排膿効果
イボを取る効果があるといわれています。
●滋養強壮・疲労回復効果
<ハトムギの摂取を注意したほうがいい場合>
ハトムギは体内の異物を体外に排出する効果があり、赤ちゃんを異物と勘違いする可能性もあるので、妊婦の方は注意した方がいいと言われています。
妊婦の方がハトムギ茶を飲む場合やヨクイニンを摂取する場合、かかりつけ医の先生などに聞いてみると安心できると思います。
ハトムギで手作り化粧水を作る
ハトムギ入りの化粧水って人気がありますよね!
購入して使っている人も多いと思います。
わたしは興味を持ちつつもまだ購入したことはないのですが、デパートに入っているハトムギ(ヨクイニン)入りのスキンコンディショナーが有名なブランドの試供品をもらって使ったことはあります。
使用回数が少なかったので効果は残念ながらわかりませんでした・・・
でもハトムギ入りの化粧水が自分で作れたらいいですよね~
まさか「自分で作れる!」なんて思ってもみませんでしたけど・・・
材料を揃えるのに難しそうなものもありませんので、トライする価値はありそうです。
そして作り方も1種類ではなく、いろいろ作る方法がありますから、自分ですぐトライできるやり方で試してみてはいかがでしょうか?
殻つきハトムギから化粧水を作る場合
<用意するもの>
●殻つきのハトムギ
・・・30g
●水
・・・500~800ml
●グリセリン(保湿成分、薬局やアマゾンなどで買えます)
・・・10ml
<作り方>
1.殻つきのハトムギ30gを砕いてからフライパンで乾煎りします。
2.鍋に煎ったハトムギと500~800mlの水を入れて弱火で20分くらい煎じます。
3.2にグリセリンを10ml程度加えて出来上がりです。
ハトムギ茶を煮出して化粧水を作る場合
ハトムギ茶は脱穀前のハトムギの種子を焙煎して煮出したものです。
※ハトムギ茶はブレンドしたものではなくできたら100%のものを使う。
<用意するもの>
●ハトムギ茶
・・・1袋(パック入り)
●水
・・・100ml
●焼酎(またはホワイトリカー)
・・・小2
●グリセリン
・・・小2
<作り方>
1.鍋ややかんで水100mlを沸かしハトムギ茶パックを入れハトムギ茶を作ります。
2.1を冷ましたら焼酎グリセリンを加えて混ぜてできあがりです。
ハトムギエキスを使って化粧水を作る場合
2つの作り方を紹介します。
1つ目の方法
<用意するもの>
●ハトムギ茶パック
・・・1袋
●日本酒(または焼酎)
・・・200ml
●精製水
・・・100cc
●グリセリン
・・・50cc
<作り方>
1.鍋にハトムギ茶パックを一袋、日本酒(または焼酎)200mlを入れ、1時間ほど浸しておきます。(これが「ハトムギエキス」になります。)
1時間ほど経ったら弱火にかけ半分ぐらいの量になるまで煮詰めたら冷まします。
2.1でできたハトムギエキスに精製水100cc、グリセリン50ccを入れて混ぜればできあがりです。
※肌が丈夫な人は煮詰めずにハトムギ茶パックを浸けてできたエキスをそのまま使っても大丈夫ですが、肌が弱い人はアルコールを飛ばすために火にかけ煮詰めた方が安心です。
※日本酒はできたら純米酒のほうがいいです。
2つ目の方法
<用意するもの>
●ハトムギ茶パック
・・・作りたい容器に詰められるだけの量
●ホワイトリカー(または40℃以上のウオッカでもOK)
・・・容器にハトムギ茶パックを詰め、被る位の量を注ぎます。
●精製水
・・・80cc
●グルセリン
・・・5cc
<作り方>
1.ハトムギ茶のパックをガラス瓶などの容器に数パック入れ、ホワイトリカー(または40℃以以上のウオッカでもOK)を注ぎます。
2週間ぐらい置いて抽出します、これが「ハトムギエキス」になります。
2.ハトムギエキスができたら、容器にハトムギエキス10ccと精製水、グりセリンを混ぜてできあがりです。
ハトムギ粉とは
ハトムギ粉とは、ハトムギを粉末状にしたもので、とても使いやすく、便利に使えます。
牛乳やお茶などに混ぜたり、きな粉やハチミツと一緒にヨーグルトに混ぜたり、スープにいれたりしても使います。
煎っていないタイプのものは、加熱してから食べます。
小麦粉に一緒に混ぜてクッキーやうどんを作ったり、天ぷらを作るときにも使ったりします。
ハトムギは、これまで興味があっても一歩踏み出せずに使ってこなかったわけですけど、古くから使われているだけあっていろんな効果が証明されています。もちろん効果がでる人、でない人もいるでしょうが、「ハトムギ茶」や「ハトムギ化粧水」を試してみる価値ありますよね〜
「ハトムギ化粧水」の手作りも、意外と簡単にできそうなので挑戦してみたいです。
ハトムギを体の中に摂り入れるときは、いくら体にいいものでも摂り過ぎると毒になることもあるので注意が必要ですね。