ブロッコリー・カリフラワー 栄養効果は!違いは!
ブロッコリーは、雑誌やテレビ番組などでもよくとり挙げられ、栄養効果満点の野菜って感じがします。
形が似ていて、色違いのものにカリフラワーがあります。
ブロッコリーのことは、あれこれ栄養豊富と聞きますけど、カリフラワーってどうなんでしょう?
店頭ではよく見かけますけど、よく知らないんですよね〜
ブロッコリーが注目を浴びている中で、カリフラワーだってこれだけ外見が似ているってことは、栄養効果は高いはず!
ブロッコリーを食べることは多いけど、カリフラワーの方は・・・って人も多いのではないでしょうか。
白っぽいきれいなカリフラワーのことも知って、ブロッコリー同様、食卓に出す回数を増やしていきたいですね。
目次
ブロッコリー
地中海沿岸原産
アブラナ科アブラナ属の植物で花芽を食べる野菜です。
同じアブラナ科のキャベツの仲間で野生のキャベツを改良したものです。
栄養効果
・ビタミンC
キャベツの4倍といわれています。
・カロテン
・カリウム
血圧を下げる働きがある。
・クロム
糖尿病の予防効果がある。
・カルシウム
カルシウムの摂取を助けるビタミンKも含まれています。
・鉄
貧血を予防する
・スルフォラファン
抗酸化作用と解毒作用の効果があります。
スルフォラファンの濃度がもっとも高いのは発芽3日目のものです。
・ブロッコリーには、生活習慣病を予防する栄養成分がたくさん含まれています。
旬
11月から3月
見分け方
・濃い緑色、色が黄色っぽいものは、古くなっている可能性があります。
・こんもりとつぼみが密集していてかたくしまっているもの。
・茎はつやつやしていて変色や傷がなく、みずみずしいもの。
・切り口がみずみずしく、変色もなく、茎に空洞がないもの。
保存法
・すぐに鮮度が落ちてしまいます。
・そのままの状態のものならビニール袋にいれるかラップして冷蔵庫の野菜室に入れます。
・かために茹でます。冷蔵庫なら保存用パックか保存用袋に入れて、2日から3日持ちます。
・かために茹でたブロッコリーなら冷凍庫で、冷凍用袋に入れて1ヶ月ほど持ちます。
ブロッコリーの品種
最近、違う種類のブロッコリーもよく見かけますよね。
●茎ブロッコリー
・スティックセニョール
茎の部分が長く、見た目も味もアスパラガスに似ています。
小分けにする必要がなくそのまま使えます。
紫ブロッコリー
花蕾のきれいな紫色は、アントシアニンによるものです。
でも茹でてしまうと、普通の緑色のブロッコリーになってしまいます。
ブロッコリーの茹で方
・ビタミンCが流れでてしまわないように、なるべく少なめの水で蒸し茹でにする。
なべにブロッコリーが半分つかるぐらいの水をいれて、強火にかけ、ふたをして3分ほどで大丈夫です。
こちらも参考になります。
・茎のほうに栄養があるので、革をむいてうすくスライスして茹でましょう。
茎は捨てないで、いただきましょう。
カリフラワー
地中海沿岸原産
栄養効果
・ビタミンC
疲労回復や美肌作りに役立ちます。
加熱してもビタミンCの流失は少ないのが特徴です。
茎にも多く含まれています。
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・カリウム
・糖質
・たんぱく質
・食物繊維
・イソチオシアネート
アブラナ科の野菜に含まれます。
免疫機能を高めてくれます。
旬
11月から3月
見分け方
・持った時にずっしりと重みがあるもの。
・白いつぼみがぎっしりつまって盛り上がっているもの。
・まわりの葉の切り口が変色していないもの。
・軸の切り口がみずみずしいもの、変色していないもの、空洞ができていないもの。
保存法
あまり日持ちしません。
生ならビニール袋やラップにつつんで冷蔵庫の野菜室で1日から2日。
時間がたつと白い部分が汚くなってくるので、かためにゆでて冷凍庫で保存。
カリフラワーの品種
バイオレットクイーン
花蕾(からい)部分が紫色、アントシアニンによるものです。
オレンジブーケ
花蕾(からい)部分がオレンジ色、カロテンを含んでいます。
茹でるともっと濃い色になります。
ロマネスコ
別名「うずまき」「さんごしょう」
イタリアの伝統野菜。
見た目は黄緑色でゴツゴツした感じ、オブジェのような存在感もあります。
茹でるとヒスイ色に変わります。
カリフラワーの茹で方
・茹でるときに小麦粉を水で溶いたものを茹で湯にくわえるとふっくらしあがる。
表面がコーテングされうまみをのがさない。
アクもとってくれる
・茹で湯に酢やレモンをいれる。
より白く美しく仕上がる。
こちらも参考になります。
ブロッコリーとカリフラワーの違い
・茹でたときにブロッコリーはビタミンCが流失しやすいといった特徴があり、カリフラワーはビタミンの成分がこわれないことから「畑のレモン」ともいわれます。
・ブロッコリーはカリフラワーの8倍流通しています。
・ブロッコリーは茹でて調理しますが、カリフラワーは鮮度がよければ生のまま食べられます。
カリフラワーもブロッコリーに負けないくらい高い栄養価がありますね。
カリフラワーのレシピも増やしていきたいです。
「マリネ」にしたり「グラタン」にしたり、生のままたべられるものであれば、「サラダ」にしたり「酢味噌」で食べるのは、どうでしょうか?
ブロッコリーより流通量が少ないですが、もっともっとカリフラワーの良さを知り、流通量が増えていけばいいですね。