重曹とは?重曹で洗顔もできる!クレンジグもカンタン!
重曹って、すっかり安心素材として定着しつつあります。
重曹は、ナチュラル生活には欠かせないですよね~
今まで知りませんでしたが洗顔にも使えるんです。
重曹って広範囲にいろいろな使い方がありますから、使いこなせるようになると、生活するうえでたいへん重宝します。
重曹にはさまざまな働きがありますが、どんな作用があり効力を発揮するのでしょうか?
重曹のもっている力を十分発揮してもらうためにも、まずは重曹のことをしっかり理解し納得して使いたいものです。
重曹とは
重曹とは、重炭酸曹達(ソーダ)の略称です。
正式には、炭酸水素ナトリウムといいます。
炭酸水素とは、レモンなどの酸を加えると二酸化炭素と水に分解されます。
PHは、8.6以下の弱アルカリ性で、そのまま海に流しても排水基準を満たしていて、環境に害を与えないといわれています。
塩と同じくらいの安全性が、データーでも証明されています。
日本に来たのは明治時代といわれています。
重曹の働き
●軟水作用
水の中にどれくらいカルシウムやマグネシウムなどの金属イオンが含まれているかで「水が硬く感じる」とか「やわらかく感じる」といった表現をしたりします。
ミネラル分が水中に多いほど硬水となり飲む分にはいいですが、石けんカスが多くなったり、出汁の味がよく出ないなどの影響がでたりもします。
重曹は水に溶けるとこれらの金属イオンをはさみ込み水をやわらかくしてくれます。
●研磨作用
やわらかい結晶で、重曹はマイルドな研磨効果をもちます。
鍋の焦げ付きやカビを取るときにも活躍します。
重曹のよさは、水に溶かすと丸みをおび、研磨効果を発揮しながらも、とがった角のあるクレンザーよりは傷がつかないので、肌のお手入れにも使えます。
顔の皮脂の多いTゾーン部分なども重曹で洗うとツルツル肌になります。
発砲・膨張作用
重曹は酸を中和するとき二酸化炭素の細かい泡を発生します。
この性質が「発泡剤」「膨張剤」として「パン」や「ケーキ」を作るとき使われています。
小麦粉で「パン」や「ケーキ」をなど作るとき、「酸」の牛乳、チョコレート、お酢、レモン果汁とであうと二酸化炭素のガスを発生させます。
●中和作用
重曹は「アルカリ性」なので、多くの汚れや脂は脂肪酸という「酸性」の物質でできているので中和する作用があります。
浴槽の汚れやシャツの襟の汚れももともとは「皮脂」なので重曹で中和されます。
キッチンの排水から悪臭がするのをおさえたり、虫に刺されたときの痛みやかゆみの原因となる酸を中和したりもします。
●消臭・吸湿作用
ほとんどの悪臭は「酸性」の性質をもちますので、重曹はそれらの悪臭自体を吸収しにおいそのものがなくなります。
尿のにおいや体臭、口臭、生ごみなどの腐敗臭、魚のくさみなど広範囲のにおいの消臭に対して大きな効果があります。
油となじむ作用
油と水はお互い相容れない間柄。
その仲介役が重曹で、重曹には油と馴染んで汚れを落とす、界面活性剤のような作用があります。
強い油汚れには、重曹をたっぷりかけて、2度洗いするといいです。
重曹で洗顔
クレンジング
毛穴につまったメイク汚れを重曹のツブツブで引き出します。
スクラブ効果でくすみのもとになる老廃物もしっかり落としてくれます。
材料
・オイルクレンジング
・重曹
使い方
・いつも使っているオイルクレンジングを少し多めにとります。
・重曹小さじ2分の1を加えます。
・よく混ぜて、額や小鼻、あごやTゾーンを中心にクルクルと指先で回します。
重曹を使ったスクラブ洗顔をすると肌に負担となるので、週1回から2回を目安にします。
皮ふの薄い目元や口のまわりは避けます。
やさしくなでるようにぬるま湯で洗い流して、普通の洗顔をします。
洗顔
額や小鼻、あごやTゾーンは皮脂がでやすいところです。
重曹洗顔で「黒ずんでいた毛穴が白くなった」と感じる人も。
材料
・泡立てネット
・洗顔料
・重曹
使い方
・泡立てネットで洗顔料をよく泡立てます。
・重曹小さじ2分の1を加え、泡をつぶさないようによく混ぜます。
・額や小鼻、あごを中心にそっと手のひらでなでるように洗います。
皮脂の強くない部分は、重曹の入らない普通の洗顔料を使います。
ぬるま湯でよくすすいで最後に冷たい水をかけて毛穴を引き締めます。
敏感肌など刺激が強い場合もありますので、最初は重曹の量を少なめにするなどします。
また目元や口元など皮膚の薄い部分を避けて洗い、重曹洗顔は週に1回から2回にします。
今までいろんな場面で、化学物質のものばかりを使ってきましたが、重曹にこんなにたくさんの効力があるなら、重曹を上手に使いこなせるようになることで持ち物も少なく、シンプルな生活を送っていけそうです。