炭の作り方!割り箸で簡単に作れ、こんな活用におすすめ!
炭にはいろいろな活用法がありますよね~
今まで炭は買うもので、「自分で作る!」という選択肢が自分にはありませんでした。
炭の元になる木材もないし、
炭の作り方も知らないし・・・・
でも調べてみると、自分でも意外と簡単に作れる方法があるんです。
それが「割り箸」で炭を作る方法です。
使い終わった「割り箸」はどうしてますか?
また家にそのまま、引き出しの奥にしまったまま見るからに古くなっている「割り箸」はありませんか?
わたしも「いつか使う、いつか使う」と思いつつ、いつの間にか割り箸がたんまりたまってしまっています。
使った「割り箸」などを炭に有効活用できればエコ的にもいいですよね。
「割り箸」は小さい木なので手軽に炭を作れますし、「自分で作ったんだ」という喜びにもつながり愛着がわきます。
目次
割り箸で炭を作る
<用意するもの>
●割り箸
●アルミ箔
●ガスコンロ
●金網
●水を入れたバケツか洗面器
<作り方>
●まずアルミ箔を約10cmの長さに切ったものを、割り箸の本数分だけ用意します。
●割り箸を一膳ずつアルミ箔で包むと両端が2㎝ぐらいずつ余ります。
余った部分の両端部分は空気孔になります。
空気孔の口の半分は開けたまま、残り半分はつぶしてしまいます。
●ガスコンロの上に金網をのせて、アルミ箔の両端部分を上に向け並べて、弱火で焼きます。
●煙がでなくなったら火を止めます。
巻いたまま水に浸けて急速に冷やします。
●取りだしたら出来上がりです。
家の中でも、外でもできますが、火の取扱いにはくれぐれも注意してください。
炭の効果
出来上がった割り箸の炭ですが、いろんな活用方法が考えられます。
そもそも炭にはどんな効果があるのでしょうか?
一般的に炭は燃料目的に使用されますが、それ以外にも、健康や環境にもよい様々な効果があります。
調湿効果
●炭には無数の穴があいており、湿度が高いときには水分を吸収して、湿度が低くなると水分を放出し空気中の湿度を調整してくれます。
炭には吸着性などもあり、炭が持つ様々な効果があるのは、無数の穴がある炭の構造のおかげなんです。
遠赤外線効果
炭が放出している遠赤外線には、人体に吸収されやすいということがわかっています。
遠赤外線は人間の体を温めるのにも効果があるといわれており、体が温まると血行がよくなるので「冷え」も改善されていくと言われています。
水の浄化効果
炭の原料は樹木です。
樹木は、土からミネラルをたっぷり吸収しながら大きくなっていきます。
ミネラルは私たち人間と一緒で樹木にとっても大切な養分です。
このミネラルは炭を焼く過程でも失われることはなく、高温で焼いた炭のミネラルは水に溶けやすくなるので、飲料水に入れて置くと、簡単にミネラル水ができます。
マイナスイオン効果
炭はマイナスイオンも発生させることがわかっています。
マイナスイオンとは空気中に含まれるマイナスの電気を帯びた物質のことで、体内の酸化を防いでストレスを解消する効果もあるといわれています。
電磁波防止効果
炭は通電性にすぐれており電磁波を吸収する働きもあります。
炭に吸収された電磁波は穴の表面に何回もぶつかることによって威力が弱まり、やがて消滅するといわれています。
消臭効果
臭いのもとになっている空気中の汚れや有害物質が炭の穴の表面に吸着されることで、臭いが解消されます。
土壌の活性効果
炭はアルカリ性なので酸性に傾いた土を中和する働きがあります。
また土の中の微生物の繁殖を促す作用もあります。
炭の使い方
飲料水を浄化してミネラル水を作る
●飲料水をポットなどに入れ炭を入れると有害物質をとり除き、料理に使うと料理の味がよくなります。
使い始めはよく水洗いして、煮沸してから使います。
水の浄化用には1週間に1回煮沸すると3ケ月から6か月は利用できます。
部屋の空気を浄化する
部屋の空気を浄化する効果を得るには、一畳につき2Kg必要といわれています。
部屋のあちらこちらに分散させておきます。
1ヶ月から2ヶ月に1回煮沸してよく乾燥させます。
効果は6か月ほどです。
トイレの消臭
トイレには2kgほどの炭をトイレ内の隅などに置きます。
1ヶ月から2ヶ月に1回煮沸してよく乾燥させます。
消臭効果は6か月ほど持続します。
押し入れやタンスの防カビ・防虫
押し入れやタンスに入れて置くと、湿度を調整してカビの菌を吸着してカビの発生を防ぐ働きがあります。
イヤな臭いも吸着してくれます。
押入れには一畳の広さにつき1kgから2kg必要で、タンスのほうは200gから300gが目安です。
やはり多ければ多いほど効果は増します。
1ヶ月に1回煮沸してよく乾燥させます。
効果は6か月ほど持続します。
靴箱の消臭・除湿
靴箱の靴の臭いや湿気を取り除いてくれます。
靴箱には500gぐらいをカゴなどに入れて置きます。
1ヶ月から2ヶ月に1回煮沸してよく乾燥させます。
効果は6か月ほど持続します。
少量の割り箸・炭の使い方
ある程度まとまった量の炭が作れれば上記のような使い方ができますが、少量しかない場合
・お菓子の乾燥剤
・冷蔵庫の消臭剤
・鉢植えの底石の代わりに(植物が長持ちする)
・花瓶や水槽の中に(水がにごらず、花が長持ちする)
などに使うといいですよ!