AGEとは?糖とともに老化の原因に!
AGEって、最近テレビで初めて知りました。
このAGEが老化の原因になるのだとか・・・
”AGE防止が若さの秘訣!”ってことですので、AGEについてしっかり理解しなければ・・・ですね!
AGEとは?
AGEとは「Advanced Glycation End Products」の略で「糖化最終産物」という老化物質の代表のことです。
このAGEが肌、目、骨、血管などにたまってくると、肌の弾力や視力が低下したり、骨や血管がもろくなります。
ですから老化を防ぐには、AGEを増やさないことが大切なんです。
AGEって、どうやってできる?
では、AGEって、そもそもどうやって、できてくるのでしょうか?
お肉やパンを焼くと、きつね色に焦げますよね。
これは糖とタンパク質や脂質を一緒に加熱したときに起こる褐色物質を生み出す反応でメイラード反応といいます。
このメイラード反応は加熱によって短時間でおこりますが、加熱しなくても常温でも長時間かけておこる現象です。
人の体の成分であるタンパク質に食べ物として摂取する糖が長時間かけて、糖化という反応を起こし、この糖化によりできるのがAGEなわけです。
特に糖化の影響を受けやすいのが、タンパク質のひとつであるコラーゲンです。
コラーゲンは体のタンパク質のうち約30%を占め、このコラーゲンが体内の細胞と細胞をつなぐ接着剤の役割を担っています。
このコラーゲンが糖化し、褐色に劣化してしまうと、すなわち老化することになるわけです。
この糖化をおこす糖ですが、糖というと砂糖など甘いものをイメージしがちで、甘いものはあまり食べないから大丈夫と思うかもしれません。
しかし、糖とは一般的には炭水化物のことをいいます。
厳密には糖は炭水化物より狭い概念で、栄養学においては炭水化物のうち「食物繊維」を除いたものを「糖質」と呼ぶようです。
炭水化物を含む食品といえばお米、パン、麺類、いも類などで、わたしたちの主食ですから、誰しもが無縁ではすみませんよね。
だからといって、この糖化反応を起こさないために炭水化物を摂らないというわけにもいきません。
では、どうすれば糖化を予防できるのでしょうか?
糖化の予防には?
糖化は高血糖や糖尿病により、加速されますので、高血糖や糖尿病を防ぐことが大切です。
糖化=老化をまねくことですから、老化防止には高血糖や糖尿病を防ぐことが不可欠です。
ところで糖尿病ってよく耳にする病ですが、どんな病気なのか?意外に知らない方も多いのでは?と思います。
糖尿病とは
食べ物に含まれるブドウ糖は、エネルギーとして利用されますが、インスリンの作用が弱いとブドウ糖をうまく利用できずに血糖値が高くなります。このような状態を糖尿病といい、高血糖が続くと様々な症状を生じてきます。
糖尿病の症状
●のどが渇き、尿の量、回数が多い。
●尿に糖が出る。
●体重が急激に減る。
●体がだるく、疲れやすい。
●立ちくらみがする。
●手足のしびれる。
●目がかすむ。
●月経異常が生じる。
●神経障害
●網膜症
●腎症
●足壊疽
●動脈硬化
●白内障
●認知症
●脳梗塞
高血糖とは
血糖とは血液に含まれるブドウ糖のことであり、高血糖とは血液中のブドウ糖濃度が過剰である状態をいいます。
糖化の予防には
糖化の予防には高血糖にならないようにすることが重要ですが、空腹時に高血糖でなくても、食後に高血糖になる方が増えているようです。
この食後の高血糖を防ぎ、糖化を予防する食事のコツは、「先に野菜を食べること!」です。
ごはんを先に食べると、血糖値は一気に上がりやすくなるのに対し、野菜などの食物繊維を先に食べると、腸での糖の吸収がゆっくりになり、高血糖を防ぐことができます。
野菜を先に食べることによって、野菜を食べる習慣がついたり、ごはん(糖質)の量が控えめになり、その結果、糖化予防につながり、AGEを防ぐことになるんですね。