疲労回復に効く食べ物とは!肉体的疲労と精神的疲労では?
2015/06/02
疲れたとき、元気になりたくて焼肉、うなぎの蒲焼、にんにく料理など食べれば元気になれそうな気がしますが、実際、疲労回復に効く食べ物って、どんなものがあるんでしょうか?
疲れといっても、肉体的疲労と精神的疲労の場合がありますけど、それぞれに効く食べ物って違うのか?
意外に知らないものです。
ストレス社会で忙しいなか、食事で疲労回復できれば手っ取り早いですから、うまく食べ物を摂りいれて、早目早目に疲労回復に対処してあまり持ち越さないようにしたいですね。
疲れの原因は乳酸?
疲れの原因=乳酸と思っている人多いんじゃないですかね?
私もそうだと思い込んでいて、運動した後など、なるべく乳酸がたまらないようにしないといけないものだと思ってました。
ですから乳酸には良いイメージがなかったんですね。ところが、よく調べてみると乳酸っていいんですよ~
乳酸の働き
乳酸の働きには次のようなものがあります。
①疲れた時に筋肉の細胞を保護する。
②脳の栄養源になる。
など、乳酸は、人間にとってとてもいい物質だということがわかってきたんですね。
乳酸は運動をするとグリコーゲンやブドウ糖という物質が分解され、エネルギーに変わる過程で生まれます。
この仕組みのため、これまでは、乳酸が疲労の原因物質だと思われていました。
しかし研究が進んでいくと、乳酸には、①②のような働きがあることがわかってきたんです。
以前は「身体にいいもの」だったものが研究が進むと「身体によくないもの」になったり、その逆もあったり・・・と時代によって変わるものって、よくありますからね~
疲労の原因物質
それでは疲労の原因となる物質は何なんでしょうか?
肉体的、精神的な疲労に分けてみてみましょう!
肉体的疲労
運動、仕事、日常生活で大量の酸素を必要とする時、同時に活性酸素も発生させます。こうして体内に活性酸素が増えます。
この活性酸素が細胞を傷つけ、老廃物が刺激となって「ファティーグ・ファクター(FF)」というというたんぱく質が発生します。
これが疲労をおこす直接的な原因となっていることがわかってきました。
活性酸素によって細胞が酸化する時にFFが発生するんですね。すなわち細胞が錆ることによって発生するということです。
精神的疲労
精神的な疲労は「脳」を使っていることにより起こります。
やはり細胞が酸化することが原因でFFが発生するんです。
疲労解消法
肉体的疲労も精神的疲労でも一番の疲労解消法はズバリ睡眠です!
●お風呂もリラックスできて疲労回復によさそうですが、お風呂の熱刺激は身体に負荷をかけ、FFが発生する原因にもなるようです。
●マッサージも疲れたときよさそうですよね~
確かにマッサージはも血行が良くなり老廃物が排出されFFが減少されますが、一方でマッサージを受けることで筋肉に負荷がかかりFFが増加する傾向もあるんですよ。
疲労回復に効く食べ物
疲労回復には”睡眠が一番!”ですが、食べ物で効くものは「鶏の胸肉」です!
「イミダゾールジペプチド」というアミノ酸が関係しているんです。
「イミダゾールジペプチド」には活性酸素の攻撃から細胞を守ってくれる抗酸化作用があり、疲労回復に働く抗疲労物質として期待されています。
渡り鳥が休みなく飛び続けられるのも羽の付け根部分に含まれる「イミダゾールジペプチド」が筋肉疲労を防ぐ働きがあるからといわれています。
鶏の胸肉を1日に100g1週間摂り続けると疲労回復に効果があるようです。
「イミダゾールジペプチド」を摂り続けることで細胞が錆びにくくなり疲れが早く回復します。
また「イミダゾールジペプチド」は揚げても煮ても焼いても蒸しても壊れないので調理法は自由で、いろんな味で楽しめますね。
例えば
●チキン南蛮
●ハンバーグ
●棒棒鶏
●から揚げ など
他にも「イミダゾールジペプチド」を含む食べ物として、「まぐろ・かつお・ぶり」などがあります。
鶏の胸肉って、家計的にも求めやすい価格で、調理法も自由にできるのでいいですよね。
疲れがたまっているときは、いろいろ考えて料理するといいです。
少しでも疲れを感じたら、「バランスのよい鶏の胸肉を使った食事」と「睡眠」をこころがけることですね!