大葉の保存方法は?なるべく長く持たせるには!栄養効果などは!
大葉はなんといっても日本のハーブの代表って印象がしますよね〜
大葉は香りがいいので、いろいろな料理の香味野菜として使え、刻んで薬味として入れるだけで食欲もわいてきます。
刻んで入れると、きれいな緑色で彩りもよくなるので欠かせない食材です。
冷蔵庫に入っていると何かと便利ですから、切らすことのないように常に準備しておきたいものですが、どのくらいの期間、保存が効くものなんでしょうか?
いろいろと調べてみました。
目次
大葉の名前の由来は
「大葉」のことを「青じそ」ともいいますよね。
どうして「青じそ」のことを「大葉」っていうのかな?と思ってました。
「青じそ」は確かに「大きな葉っぱ」だけど・・・
大葉は、中国原産の一年草です。
日本では、平安時代以前から栽培されてきたとされています。
「大葉」はもともと「しそ」といわれ、漢字で書く場合「紫蘇(しそ)」と書きます。
本来「紫蘇」とは「赤じそ」のことを言っていました。
「青じそ(大葉)」は「赤じそ」の変種といわれています。
「青じそ」を「大葉」と呼ぶようになったのは「青じそ」を芽と葉を区別して販売するために、葉の部分の商品名として「大葉」という名前で流通されるようになったからだといわれています。
青じそ(大葉)の保存方法は
大葉を保存する方法は、冷蔵庫で保存する場合と冷凍する場合があります。
大葉は乾燥にとても弱く、鮮度を保つために空気にふれさせないようにすることが大切です。
冷蔵庫で保存する方法
冷蔵庫での保存する方法を2つほどご紹介します。
それぞれの方法によって、手間も変わり、保存期間も変わってきます。
①キッチンペーパーを湿らせて包み、冷蔵用の保存袋などに入れて空気をしっかり抜いて冷蔵庫の野菜室で保存します。
<保存期間の目安>5日から1週間
②まず最初にボールなどに水をはり茎の部分を、その中でハサミで少し斜めに切り水を吸いやすくしておきます。
ビン(大葉が入るぐらいの)やコップなどに、大葉をたてに入れ、茎が少し浸かるくらいに水を入れます。
フタをするか、ラップなどできちんと密封して冷蔵庫に入れ、できたら毎日か3日おきぐらいには水をかえます。
<保存期間の目安>2週間から3週間
冷凍する場合
みじん切りや細めの千切りなどよく使う大きさに切っておきます。
切った大葉をそのまま冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫に入れます。
<保存期間の目安>1ヶ月から3ヶ月
<解凍方法>
・凍ったまま調理できます。
凍ったまま砕いて、薬味や彩りに使えます。
青じそ(大葉)の栄養効果
「青じそ」は栄養素を他の野菜と比べてもとても多く含んだ香辛野菜です。
「青じそ」と「赤じそ」では「青じそ」のほうが栄養素を多く含みますが、カロテンの量の違いでほかの栄養成分はほとんどかわりはありません。
青じそ(大葉)の栄養成分
・カロテン
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンC
・ビタミンE
・ビタミンK
・カルシウム
・カリウム
・鉄
・マグネシウム
・亜鉛
・食物繊維
など
青じそ(大葉)の栄養効果
・カロテン
野菜の中で群を抜いてもっとも多く含まれていて、緑黄色野菜の代表です。
動脈硬化予防や抗酸化作用があります。
・カルシウム
際立って豊富に含まれています。
骨や歯を丈夫にします。
・ペリルアルデヒド
しその特徴である香り成分のこと、刻むことで香りが引き立ち、薬効もアップします。
強い殺菌力があり、防腐作用があるので刺身のよこに添えられていたりします。
香りの刺激が胃液の分泌を促し食欲増進の効果があります。
青じそ(大葉)の選び方
・葉がピンとしていて、全体にみずみずしくハリとツヤがあるもの。
・葉の緑色が鮮やかで、葉の大きさが7~8cmのもの。
・茎の切り口が黒ずんでいないもの。
・香りが強いもの。
・葉に斑点がないもの。
・葉はギザギザの切れ込みがふかいもの。
などの基準で選びます。
青じそ(大葉)の仲間
赤じそ
酢や塩につけると鮮やかな色がでます。
梅干しの色つけようとして、6月から8月まで出回ることが多くなります。
他にも漬け物の色づけやふりかけなどにも使われます。
赤色色素の「アントシアニン」が含まれているので、抗酸化作用があり、老化抑制効果が期待されています。
赤じその葉に多く含まれている「ポリフェノール」成分には、アレルギーをやわらげる成分があります。
穂じそ
青じそのつぼみ。
刺身のツマや薬味などに利用され、しょう油に添えて、香りしょう油にしていただきます。
花穂じそ
青じそのつぼみが開いたもの。
魚の生臭さとる香辛料として知られています。
主にツマや飾りに使われます。
白身の魚などにおすすめです。
エゴマ
しその変種で葉が厚くハリがあります。
独特の香りで、焼き肉と一緒に食べると合います。
種は「えごま油」になります。
かためんじそ
葉の表面は緑色、裏が赤色の品種。
香りや味は、赤じそに近いものです。
青じそや赤じそより重量は1.2倍から1.8倍あります。
また大葉は食欲がわくうえに、刺身に添えられているのは理にかなったことで、殺菌作用があり、食中毒の予防になったりもするのですね。
カロテンの含有量がとても多く、栄養価も高い野菜だということは意外だったのでびっくりしました。
こんなにも栄養素を多く含んだ野菜だと知り、これから益々活躍してくれそうです。