夜風は体に悪い!ってなぜ?深部体温との関係
夜風は体に悪いと言われますが、本当に悪いんでしょうか? またその原因は何なんでしょうか?
確かに暑いときなど、窓を開けて夜風に当たって寝た翌朝は体がだるくなったりします。
特に頭から風に当たっていると、頭痛がするなど、なおさらです。
調べてみると、「夜風が体に悪い」原因は
「体温の低下」と「体内の水分蒸発」が関係するようです。
要するに夜風は「体を冷やし」、「乾燥させる」から体に悪いということなんです。
人には自己治癒力が備わっており、特に睡眠中にその力は大いに発揮され、良質な睡眠が回復力、免疫力をアップします。
人の体温は常に一定の温度に保たれることによって、体の様々な器官が正常に働くようになっています。
運動をすると体が温まり、汗をかいたりします。
この汗をかくのは、温まった体を冷やし体温調節する役目があります。
また一般的に日中は体を動かし、夜は体をあまり動かさないので体温は下がる傾向にあります。
こうした日中、体温が高く、夜は低くなる傾向は体だけでなく、頭も同様なんですね。
コンピューターに重い処理など負荷をかけてしまうと、熱をもって熱くなりますからファンなどでクールダウンさせますよね〜
人の頭もコンピューターと同じで一日中使った頭を寝ている間に冷やし、体温を低くするようにできているんです。
このように人の体や頭は、もともと夜冷えるようになっているところに、さらに夜風によって体を冷やしてしまうわけです。
「冷えすぎは万病のもと」と言われるとおり、冷えすぎると体によくありません。
夜風が体に悪いのは体が必要以上に冷えすぎるからよくないんですね。
体が冷えすぎると体になぜ悪い?
では体が冷えると、どうして体に悪いのかというと次のような理由からになります。
①体温36.5〜37度ぐらいの時、もっとも免疫機能が発揮されますが、体が冷えると免疫力が弱まりウイルスや細菌が増殖します。
②体が冷えると、血液の流れが悪くなり、酵素や栄養素が隅々まで行き渡らなくなるため、細胞の働きが低下し、筋肉が衰えたり、新陳代謝が低下したり、肌トラブルが生じたりします。
また血液の流れが悪いと老廃物がたまり、血管が詰まりやすくなり血行不良になります。
とくに寝ている時は起きている時のように体温調節をこまめにできず、体は熱を放出しようとするため、その間に直接身体に風を受けて体温低下を招いたり水分蒸発を促されたりすると、その影響で起きた時に身体がだるい感じになります。
暑い夜に閉め切ればそれはそれで身体によくありませんから、直接身体に風が当たらないようにするなど窓の開け方などを工夫する必要があります。
体が乾燥すると体になぜ悪い?
夜風は体を冷やすとともに体を乾燥させ、この乾燥が次のような理由から体によくありません。
口や鼻の粘膜が乾燥すると、免疫機能が低下し、風邪やインフルエンザなどのウィルスが体内に入りやすくなります。
お肌が乾燥すると、肌荒れ、かゆみの原因となり、髪は乾燥するとパサついてきます。
このように乾燥は健康や美容などによくないんですね。
深部体温と皮膚温
体温と一口にいっても、深部体温と皮膚温に分かれます。
深部体温とは直腸などの体の内部の温度のことで、ほぼ一定の温度に保たれていて、朝から夕方にかけて上がり、夜から朝にかけて下がっていきます。
皮膚温は体の表面的な温度で、気温等の影響を受けやすくなります。
今回、話に出てくる体温は深部体温のことを指しています。
深部体温は、日中の活動時には上がり眠りにくく、夜は低くなり眠りやすくなるようにできているんです。
そういう夜の深部体温が下がる時に夜風にあたると、ますます体が冷えていき、体に悪い影響を与えやすくなるというわけです。
今回、調べてみて、
・何気なく今まで使っていた体温ですが、体温には深部体温と皮膚温があること。
・夜、体の深部体温は下がっていくこと。
・夜風は体を冷やし過ぎにしやすいこと。
・夜風は体を乾燥させること。この乾燥も体によくないということ。
こういうことが、わたし自身には大きな気づきでした。
これら一つ一つのことは、何となくわかっていたことでしたが、複合的に絡み合って「夜風は体に悪い」につながっていくのですね。