温泉の正しい入り方、マナーってどんなもの?
日本で旅行といったら温泉旅行は欠かせませんよね~
個室の露天風呂もいいし、野趣豊かな大自然の中の露天風呂、檜風呂、眺めが素晴らしい温泉など日本にはいろんなタイプの温泉があって楽しめます。
せっかく遠出して温泉に入りに来たのだから長く入らないともったいないとか思って、長く入り湯あたりしたりとか経験ないですか?
疲れを取りに温泉に行ったのに湯あたりして気持ち悪くなってしまったら 本末転倒ですよね。
そこで温泉の入り方、マナーを調べてみました。
温泉の入り方
温泉に入る前は
入浴って意外にカロリーを消費します。
疲れていたりお腹がすいていると、低血糖で立ちくらみを起こしたりしますので、旅館などにある茶菓子やお茶を飲むことによって湯あたり防止になります。お腹がすきすぎでは入らないように要注意ですね!
だからといって、温泉に入るのは食後がいいのかというと、そうでなく食前の方が望ましいようです。
食後すぐに温泉に入ると、血液が胃腸でなく、全身に回ってしまい、消化不良を起こしやすくなるからなんです。水分に関しては温泉に入る15分前にたっぷり取っておくと、血液がサラサラになり、脳卒中などの予防になります。
ですので温泉に入る前はお腹が空いていない状態で水分はしっかりとっておくことがいいんですね。
温泉に入る直前
湯船に入る前に体の汚れを落とすためにかけ湯をしてから、タオルを湯船に入れずに裸で入ります。
最初に石鹸で体を洗ってから温泉に入る人も多いですが、温泉によっては肌に負担が強くかかりますので、あまりおすすめできるものではないようです。
髪の長い女性の場合、髪の毛が湯船に入らないように、髪をまとめて入るのがいいですね。
温泉の入り方
温泉に入るときは半身浴してから肩まで浸かった方が疲れにくいようです。
いきなり肩まで浸かるとお湯の圧力で肺が収縮したり体に負担をかけて、疲れやすくなるんですね~
また熱いお湯よりもぬるめのお湯の方が体に負担をかけないので、最初入るときは湯口から遠いところから入るといいですよ。
露天風呂に入るときは、特に冬場は気温が低いので最初にいきなり入ると血圧が急上昇しやすくなります。ですから、まず内風呂に入って体を温めてから、露天風呂に入った方がいいようです。
入浴時間
温泉も熱めのもの、ぬるめのものなど温度が異なるので、一概には言えませんが目安として熱めのお湯で10分以内、ぬるめのお湯で30分以内となります。ただ最初は5~10分ほどで体をならしてから、短時間の入浴を繰り返す形が心臓など体に負担をかけないのでいいようですね。
体の洗い方
温泉の成分には肌の角質や汚れをとる洗浄効果があるので、石鹸などで洗わなくても大丈夫ですが、石鹸を使う場合にも手でソフトに洗う程度にしておきます。
温泉から上がるときは、シャワーを浴びると、せっかくの温泉成分が流れてしまいます。温泉成分はお肌にもよく、保温効果もあるのでそのまま出るか、上がり湯を浴びるとしても、さっとかける程度で温泉成分が完全に流れないようにします。
そうすることによって、湯冷めがしにくく、血行がよくなり、冷え症の改善につながります。
ただし、強い硫黄泉や酸性泉に入浴した時は、肌の弱い人には刺激が強く、シャワーで洗い流した方がいい場合もあるので注意が必要です。
入浴後
脱衣場を濡らさないように軽く体を拭いてから脱衣場に行くのがマナーです。
入浴は体力を使うので入浴後は30分~1時間くらいゆっくり体を休めます。
1日の入浴回数ですが何度も入りすぎると湯あたりしますので、1日2回くらいが適当ですね。
熊本の黒岩温泉の入湯手形のような何か所も温泉巡りをするときは、1ヶ所の温泉に入る時間を短くするなど工夫が必要です。
温泉にも外国人がかなり増えてきましたが、日本人がまず模範を示したいですね。温泉の入り方について最低限のマナーを知って、また健康にいい正しい入り方を知ったうえで温泉をより楽しみたいですね。