トマトの栄養って?種類ごとにも違ってくる!
トマトの赤色を見ると何だか元気がでてきます。
店頭でも真っ赤な色が目に飛び込んでくると手にとってしまいます。
サラダなどでもトマトが入っている、入っていないで見た目がガラリと変わりますよね。
トマトが入っていると華やかになって食欲も増すような気もします。
最近のトマトは、赤色だけではなく、さまざまな色が目につくようになりました。
オレンジ・グリーン・イエロー・黒っぽいものなど・・・種類が増えています。
形もそれぞれで大きいもの、中ぐらいのもの、プチトマト、プチトマトよりもっと小さなマイクロミニといわれるものなど・・・
知らない名前のものが、たくさん並んでいるのでどれを選んでいいのか迷ってしまいます。
新しいものも食べてみたいのですが、でも結局いつも買っているものを選んでしまいます・・・
種類によって栄養の違いとかあるのでしょうか?
これだけ種類が多いと特に糖度が高い種類とか、栄養価に優れている種類とかいろいろありそうですよね。
目次
トマトの栄養成分
ヨーロッパの方では、「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われています。
それほどトマトは栄養豊富ということを指しているんですね。
トマトの栄養には次のものがあります。
リコピン
トマトにはリコピンという成分が含まれていることをご存知の方も多いと思います。
トマトに含まれる栄養成分の中でも大事な働きをしてくれます。
トマトの赤色のもとは、リコピンという色素です。
リコピンには、活性酸素の働きを抑える強い抗酸化力作用があります。
その働きは、βーカロテンの2倍、ビタミンEの100倍の効果があるといわれています。
リコピンは、熱に強く油に溶けやすいので、油と一緒に調理することで体内への吸収量がアップします。
ビタミンA
皮膚や粘膜を強くします。
ビタミンC
風邪予防・美肌効果があります。
ビタミンE
老化を予防します。
カリウム
塩分の排出を助け、血圧を下げます。
ルチン
血管強化作用があります。
ビタミンB6
脂肪の代謝を助けます。
食物繊維
腸内環境を整えます。
トマトの大きさの違い
大玉トマト
大玉トマトは、果実の重量が200グラムを超える重量級のグループです。
品種は「桃太郎」や「ファーストトマト」などがあります。
中玉トマト
ミディトマトとも呼ばれています。
果実の重量がおよそ50グラムくらいの食べやすい大きさです。
サイズが扱いやすいので、人気が高く、生産量も増えてきています。
ミニトマト
プチトマトとも呼ばれています。
果実の重量が5グラムから30グラムを中心としたひと口サイズのトマトです。
甘み・酸味・香りといったトマト本来の味わいもしっかり供えています。
赤・オレンジ・黄色といった色があります。
トマトの種類
トマトの主だった種類としては次のものがあります。
桃太郎
大玉トマトで果肉がしっかりしていて、熟しても実がくずれない特徴があります。
イタリアン
中玉トマト。
生食用ではなく加熱調理用トマトです。
ゼリー部分が少なく、うま味成分を多く含みます。
水煮のトマト缶もこのトマトがよく使われています。
アイコ
普通のトマトの2倍のリコピンを含みます。
プラム型をしているミニトマトで果肉が厚く、ゼリーが少ないものです。
生で食べても、調理にも適しています。
ピッコラルージュ
高糖度、高濃度が特徴です。
糖度が10前後あるミニトマトです。
濃厚な甘みとコクがあり、とくに生で食べると美味しいです。
ピッコラカナリア
オレンジ色のミニトマト。
高い濃度(9~11)で、βーカロテンを多く含むのが特徴です。
生で食べるととろける食感があります。
グリーン
グリーン色のミニトマト。
完熟しても赤くならない緑色の品種でリコピンを含みません。
ブラック
果皮が黒みを帯びたミニトマトです。
リコピンのほかにアントシアニンも含まれ、どちらも同時にとれる生鮮食品として、海外では人気のスーパーフードといわれています。
マイクロミニ
超小粒のミニトマトです。
果実の大きさは直径8~10ミリ。
サラダや付け合せ、飾り、そのままソースなどに最適ですね。
フルーツトマトの種類
フルーツトマトは、高糖度トマトの呼び名のひとつです。
「パーフェクトトマト」・「シュガートマト」などと呼ばれているものもあります。
フルーツルビー
赤色の中玉トマトで、安定して糖度が高いです。
食べるとフルーツのような甘さが口の中に広がります。
フルーツゴールド
オレンジ色の中玉トマト。
高糖度で酸味が少なく、ビタミンなども豊富です。
フルーツイエロー
黄色いミニトマト。
糖度が高く、酸味も少なく、皮が軟らかいので口の中に皮が残りません。
トマトの種類って品種改良がすすみ、糖度の高いものが次から次へと市場に出回るようになってきています。
特にミニトマト系はいろいろな種類を見かけます。
宝石のようにきれいなミニトマトもあります。
リコピンとアントシアニンが同時に摂れる「ブラック」って、まだ未体験ですので、どんなものか食べてみたいです!
トマトって気がつくと、いろんな品種が生まれてきていて、新しく生まれたものを味わうのが楽しみですね。