ベジブロスって?作り方は? どんな効果がある?こんなものまで使える!

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どんどん野菜の新しい利用方法が広まってきています。

栄養価をより効率よく体に取り入れる方法、美味しく食べる方法、できるだけ廃棄部分を少なくする方法など…

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今回はまた新しく野菜の活用方法として知られてきている「ベジブロス」についてみていきたいと思います。

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ベジブロスって?

ベジブロスとは、にんじん、玉ねぎ、大根などの野菜の硬いところ、ヘタ・皮・タネなど普段なら廃棄してしまうような切れ端の部分を利用します。

使い道がなさそうですが、もちろん同じ野菜なのでその一部にもちゃんと栄養素が詰まっています。

捨ててしまうと勿体無い!

でもそのまま食べるのはなかなか難しい部分だから廃棄するのだし…

ベジブロスは野菜くずそのものを食べるのではなく、その野菜の栄養素、旨みを煮出すことで抽出する野菜のだしのことです。

ゆっくりと煮出していくと野菜の甘みや旨みたっぷりのだしが出来ます。

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ベジブロスの効果

ベジブロスはただ美味しいだけではありません。

ベジブロスには驚くべき効果があるのです。

もともと野菜の皮は外の刺激から体を守り、ヘタは成長の要にあたる部分になります。

そんな重要な役割を持っているため、様々な栄養分が含まれているのです。

それをフィトケミカルと言います。

フィトケミカルは野菜の皮やヘタなど、捨ててしまいがちな部位に多く含まれています。

フィトケミカルは加熱することで細胞壁が壊れ体に吸収できる状態になりますので、切れ端野菜を弱火で煮こむことで、フィトケミカルをスープにしっかりと抽出していきます。

ベジブロスは効率良くフィトケミカルを摂るための良い方法なのです。

豊富なフィトケミカルは野菜の抗酸化成分が強く、体の調子を整えてくれる効果も絶大。

抗酸化力は人の体を老化させる最大の要因、活性酸素の働きを抑えてくれます。

アンチエイジングにも期待が高まります。

植物由来のファイトケミカルには、免疫細胞の働きを高める作用もあり、免疫力アップにも繋がります。

体にも吸収しやすいのが特徴です。

また、最近は細胞のがん化を防ぎ、増殖を抑える効果も見込まれていて、抗ガン作用も期待できると言われています。

できあがったベジブロスはまろやかな甘みとうまみがあります。

魚や肉から煮出す強いだしではなく、野菜ならではの甘みや風味が染み出した、まろやかな味です。

なので、ベジブロスで作るレシピは全て優しい味わいに仕上がります。

和食はもちろん、洋食にも使えます。

まずはスープや味噌汁などの汁物にしてみてください。

とても優しい味わいにびっくりします。

その他、カレーなどの煮こみ料理、お浸しなどの和食、漬け物やピクルスなどの漬け液にも使えます。

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ベジブロスの作り方

ベジブロスの材料は、野菜の皮やヘタ、根元といったいつもは捨てている野菜の「くず」。

ベジブロスによって野菜をほぼ丸ごと活用できるため、無駄をなくすことができます。

両手程の野菜の切れ端などが集まったら早速ベジブロスを作ってみましょう。

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1:材料の野菜を用意する

野菜の切れ端を両手いっぱい分用意します。

たまねぎのヘタと皮、ねぎの青い部分、大根の皮、にんじんのへたや皮、トマトのヘタ、なすのヘタ、りんごの皮などなど。

全容量は250gほどを目安に。

お鍋いっぱいに入り切る量がいいでしょう。

2:野菜を煮こむ

大きい鍋に野菜が浸るぐらいの水と野菜の切れ端を入れ、火にかける前に小さじ1のお酒を入れます。

お酒はうまみを引き出し、臭みを消してくれます。

火にかけたら弱火で20~30分煮こみます。

強火にすると野菜が煮崩れてしまうので、野菜が踊るくらいの弱火にしましょう。

3:野菜を濾す

火を止めたら、ボウルにザルをのせて野菜を濾します。

4:できあがり

しっかりと濾せたらできあがり。冷蔵庫で3日ほど保存できます。

作り方はとても簡単!

野菜くず、水とお酒があれば十分です。

弱火でじっくり煮出す、これだけですベジブロスに利用出来ない野菜はほとんどありません。

たまねぎの皮・へた、ねぎの青い部分、セロリ、パセリの軸、にんじんのヘタ。これらに旬の野菜をプラスしましょう。

トマトのヘタやとうもろこしの芯、枝豆の莢、じゃがいもの皮、りんごの芯も材料になります。

普段から袋に野菜の切れ端や皮を貯めるようにしておけば、2、3日で必要量が揃うと思います。

香りが良くなるセロリやパセリ、味・色共に良くなる玉ネギの皮はぜひ入れてみてください。

多くの種類の野菜を入れるほどおいしくなります。

野菜のくずが足りない時には、和風だしの材料や、ローリエ、黒コショウなど香りの出る材料を1品加えると良いです。

風味がよくなります。

ただ注意なのがあまり古すぎる切れ端や腐りかけ、泥が多いのは使用しないほうがいいです。

味や口当たりに影響してしまいます。

夏場は腐敗が進みやすのので野菜クズの保存には気をつけてください。

多く作りすぎた場合には冷凍庫などで凍らせておくのも良い方法です。

しかし解凍したらすぐに使い切るようにしてください。

ベジブロス活用例

だし

野菜のだしなので、普段使っているだしの代わりに使ってみてください。

味噌汁、お鍋、だし巻きたまご、ご飯を炊くときの水の代わりにも使えます。

スープ

ミネストローネはもともと栄養満点のスープですがベジブロスを加えることで最強のスープにグレードアップします。

コンソメ、ミネストローネ、ポタージュ

カレー

カレーの水の替わりにベジブロスを使用できます。

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カレールーの表示レシピ通り作ります。

その際、カレーのルーは味を見ながら足していってください。

野菜の味がしっかりとあるので少なめでも大丈夫です。

シチュー、ハヤシライスなども

せっかくの命を余すことなく使える方法。

レシピを調べれば他にもたくさん出てきます。

是非とも一度活用してみてください。

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