なすが変色していたら食べられるの?種が黒くなっているなすは?
「なす」を買ってきて袋に入ったままの状態で冷蔵庫に入れ、5日目ぐらい経ってから、料理に使ってみました。
外からの見た目には変わったところはなかったのですが・・・
切ってみたら白い部分に茶色のすじみたいな線が薄く何本かできているじゃないですか・・・
「この状態のものを食べてもいいものなのか?」不安になると同時にこんな状態に放置してしまって「なす」に対して申し訳ない気持ちになりました。
「買ってきてすぐに調理してしまえばよかったのに・・・」
「せっかく買ってきたものを無駄にしたくない・・・」
結局、炒め物に使うので、少々の傷みはいいかなぁと思い、茶色いすじが気になりつつも、料理しておいしくいただきました。
「なすはどうして茶色く変色してしまったんだろう?」
そういえば他にも種(タネ)が黒くなった状態の「なす」を見たとき、「食べられるかな?」と気になったこともありました。
「なす」のことを、もっとよく知っていればそんな状態になる前に食べたり、変色したものでも不安なくおいしく食べることができますので、ちょっと調べてみました!
目次
なすが変色してしまうのは
買ってきたなすが切ってみたら中の白い部分が茶色くなっていた場合
わたしのように「なす」を買ってきて数日たって、いざ料理に使おうと思って切ってみたら「中の白い部分が茶色くなっているなぁ」って、よくありがちではないでしょうか?
切った瞬間、「どうしよう・・・ 食べられるの? 食べられないの?」と不安な気持ちになったりしますよね。
「中の白い部分が茶色くなっている」のはそれは「なす」が低温障害をおこしているからなのです。
「なす」は寒さに弱いのです。
原産地がインドってことも関係しているのかもしれませんね。
冷蔵庫の中で冷やし過ぎるとこのような状態(切ってみたら中の白い部分が全体的に茶色くなっていたり、茶色いすじができている)になってしまうのです。
「なす」は10℃前後の温度がいごこちよく、冷蔵庫の中だとどうしても冷えすぎてしまうのですね。
でも夏はやはり冷蔵庫に入れて保存したいですよね。
そんなときは、ちょっと手間をかけて1本ずつラップなどでつつみ、冷蔵庫に入れて保存します。期間は3日から4日ぐらいです。
あまりに冷え過ぎていると感じたら新聞紙などで、さらにつつむといいです。
なすの種が黒くなってしまった場合
育ち過ぎた「なす」は種が黒くなってしまいます。
鮮度が落ちてくると種の色が薄い色からだんだん濃くなり黒くなっていきます。
種が黒くなった「なす」を見て「食べていいのか?」不安になったことがありますが、結果は食べても大丈夫でした。
でもやはり鮮度がだんだん落ちていって種が黒くなるので、味はだんだんと落ちていきそうです。
なすを切ったら変色してしまう場合
●「なす」の皮に含まれているクロロゲン酸などのポリフェノールにカットした切断面が空気と振れ反応して変色してしまいます。
なので水にさらして「アク」をとったりします。
でも皮に「ナスニン」というすばらしい成分が含まれているので、水に溶けやすい性質の「ナスニン」を残すために浸す時間を短くしたほうがいいですね。
●なすを料理してしていてきれいな紫色が茶色に変わってしまったことはありませんか。
きれいな紫色のままの料理を食卓に出したいのに、茶色くなってしまう・・・
そんなときは、油でコーティングします。
煮物を作るときにも、一度油で揚げてから煮れば紫色を保てますが、煮込み過ぎると茶色くなってしまいます。
おいしいなすの見分け方
・皮の色がきれいな濃い紫色をしているもの。
・切り口がみずみずしいもの。
・あまり下膨れになっていないもの。
・太さは関係なく持ったとき重めのものを選びます。太くても軽いものは中はスカスカだったりします。
・ヘタがしっかりしていて、トゲが鋭くとがっているものほど新鮮です。
なすが腐っている場合の見分け方
・カビが生えている。
・ぬめりがある。
・古くなってくると全体が軽く感じ感触がフカフカしてくる。
・臭いがする。
・表面がでこぼこした感じで実がぼこぼこしている。
・皮にハリがなくなりシワができはじめたもの。
「なす」がこんなにも寒さに弱いなんて今まで知りませんでした。
夏が旬の野菜なので、寒さには弱いんでしょうね〜
かといって冷蔵庫に入れないと暑すぎてすぐに傷んでしまいますから、夏の期間の野菜類は冷蔵庫に入れてしまったほうが安心できます。
冬だったら冷蔵庫に入れずに保管できるんですけどね〜
これからは買ってきたものはなるべく早く調理することをこころがけ、「なす」に限らず、その野菜に合った保存方法を知って、鮮度を保つようにしていきたいですね。